見出し画像

シメさん集合 探鳥会レポート<A公園編>1/3話 2024年4月

 先日、ゆる支部の平日探鳥会に参加してきました。
 場所はA公園です。

 私が着いたときにはすでに10人ほど集まっていました。
 あいさつをして受付に名前を書きました。

 駐車場周辺には桜の木が何本かあってヒヨドリが飛び交っていました。

 集まった人たちは
 「ヒヨドリが宴をしている」
 と言いながら観察していました。

 ゆる支部代表は
 「ホオジロの声がするけどどこだろう」
 そう言ってキョロキョロしていました。

 「そこの木に鳥が」
 そんな声がしたので見てみると、それはホオジロでした。

 「ホオジロの声がすると思ったら、あそこか・・・わかんなかった」
 代表がそんなことをつぶやいていました。

ホオジロ

 定刻になって集まるように声がかかりました。

 「今日はなかなか参加できない方が来ているので自己紹介をお願いします」
 そういうわけで、輪になっている端から自己紹介をしていきました。

 役員のMさんからコースの説明がありました。

 集まった人は駐車場でしばらく話し込んでいましたが
 「先に行った人がいるから行きましょう」

 そうに声をかけられて、探鳥会ご一行はやっと重い腰を上げました。

 A公園は川沿いにあります。
 運動施設や救急搬送用のヘリポートなどがあります。

 運動施設沿いの道を川下方面に向かって歩きました。

 探鳥会は楽しく歩くのがいちばんだと思って、今日は顔見知りと歩きました。

 雪のように肌が白い白雪さんと、私が探鳥会で最初に親しくなった初江さん、初江さんの旦那さんでIさん。
 3人とも、ゆる支部とニコ支部に入っているため、顔を合わせる機会も多いです。

 運動施設沿いの細い道を進みました。

 長い年月、川の流れで崖が削られてできた河岸段丘が立ち塞がります。
 崖の下はほったらかしの藪です。

 崖には木の隙間から滝が見えました。
 藪と水があるなら鳥が期待できそうです。

 小さな鳥が飛んできて、探鳥会メンバーの頭上を通り越して、後ろにある木に止まりました。

 「今、そこに小鳥が」

 役員のMさんがスコープで合わせてくれました。
 「シメだ」

 「まだいるんだ?」
 「珍しい!」
 「くちばしの色が鉛色だね」

 そんなことを言いながら探鳥会ご一行はスコープをのぞかせてもらいました。

シメ

 「いっぱいいるじゃん」

 そういう声がして、改めて見たら、周囲の木はシメだらけでした。
 「1、2、3・・・8羽いる」

 「ここは渡りの集合場所なんじゃないかな?」
 そうベテランSさんが言いました。

シメさん集合

 探鳥会ご一行が少し進むと桜が満開の場所に出ました。

 ベテランSさんから
 「そこで桜シジュウカラが撮れる」

 そうに言われましたがシジュウカラが見つかりませんでした。

 「Sさんは撮れました?」
 見たら、Sさんはカメラを持っていませんでした。

 「車に入れっぱなしで充電してないんだ・・・」

 Sさんは悲しそうに言いました。

 参加者は思い思いに桜と鳥を楽しみました。

シメさん

2につづく。


この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?