探鳥会レポート<K山編>3/4話 2023年6月 はじめまして、コムクドリ
先日、ニコ支部O分会主催の探鳥会に参加しました。
探鳥場所はK山です。
山の麓で二つに分かれた班は合流しました。
キビタキコースはキビタキを見ることができました。
ツバメコースはオオムシクイに会えたそうです。
どちらも珍しい鳥に会えたことを喜んでいました。
合流した探鳥会ご一行は、町中を進みます。
この先にある大きなお寺で休憩をするそうです。
途中、広い側溝で足を止めます。
浅い流れにセキレイ類を見かけることが多いのです。
残念ながらこの日はハクセキレイやセグロセキレイはいませんでした。
側溝の脇宅のご主人が、わざわざ側溝を覗いていく団体さんの出現に目を白黒させていました。
「あ」
スコープ隊の方が足を止めました。
「今、電柱の電圧箱の中にスズメが入った」
電柱を囲む探鳥会ご一行。
下に空いている穴からスズメが出てきて、垂れ下がっている線に止まりました。
「本当だ」
役員が
「今の家は隙間がなくて巣を作れないから、スズメもこういうところに巣を作らざるを得ない」
と教えてくれました。
その先の電線に見慣れない鳥がいました。
分会長のKさんが黙ってスコープを合わせ始めました。
「入りましたよ、コムクドリ」
「えっ、コムクドリ?」
スコープをのぞかせてもらいました。
私が図鑑で知っているコムクドリとは違って、ほっぺが赤くなかったのでメスなのでしょうか。
「言われないと分からなかったかも……」
「珍しい鳥ですからね」
私はこの時コムクドリを初めて見ました。
次はオスを見てみたいです。
(スコープ隊の方に、コムクドリが住んでいるお寺の木を教えてもらったので、帰りに寄ったところ、肝心の木が切られていて、鳥もいませんでした)
探鳥会ご一行はD寺に到着しました。
ここでトイレ休憩となりました。
4につづく。
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