探鳥会レポート<O山編>1/2話 2023年1月
先日、ゆる支部主催の探鳥会に参加しました。
集合場所はK町集会場でした。
今回は平日の開催だったのですが、珍しく野菜の配布(いつもは日曜日の探鳥会で野菜を配布)がありました。
だいこんを2本いただいて、ホクホクの私。
時間になったので円陣を作りました。
役員からコースの説明があって、林道を抜けてO山に登るとのことでした。
次に自己紹介をしました。
準備が整ったところで出発です。
車が1台、やっと通れるくらいの幅の道を進みました。
老人福祉施設の脇を進んで林道に入りました。
周囲は杉が多めの林です。
杉林ではキノコ栽培がさかんだったそうですが、放射線が問題視されてから出荷できなくなり、今は林も林道も荒れているそうです。
そんな話を聞きながら急高配の道をひたすら歩きました。
暗い林の中に、時々、真っ赤な実を付けた若木を見つけました。
植物に詳しい人が
「こちらは一両、これは千両」
「万両というのもあるけれど、鳥がよく食べるのは千両」
「似ているのに、よく分かりますね」
「葉っぱが違うから」
なるほどと感心する私。
途中でルリビタキの鳴き声が聞こえました。
みんなで「チッチッ」と鳴きまねをしてみたところ
ヂヂヂヂヂ!
ルリビタキに怒られました。
探鳥会ご一行がさらに進むと丸い実がたくさん落ちていました。
拾ってビックリ、キウイフルーツだったのです。
ゆる支部の会長は自然のことに詳しくて、自分の推理を披露してくれました。
「キウイフルーツの実が小さいので、鳥の糞で運ばれてきて、野生種に戻ったもので間違いないでしょう」
「男木と女木がないと実がならないので、近くにもう一本あると思います」
「ここにキウイフルーツがなっているのは自然界の奇跡です」
なるほどーと感心しながら遠慮なくいただく探鳥会ご一行。
私は食べなかったですけど。
みんながおなかを壊さなかったようなら、来年は一緒にいただこうと思います。
鳥らしい鳥に会えないまま、O山頂につきました。
2につづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?