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探鳥会レポート<M公園編>2/3話 2023年6月 キビタキ、手強し
先日、ニコ支部M分会主催の探鳥会に参加しました。
探鳥場所はM公園です。
探鳥会ご一行は森の中を進みました。
貯水池があり、その周りを歩きました。
こちらに鳥の姿はありませんでした。
カアカアと鳴き声を聞いて、メモ帳に「ハシブトガラス」と書き込みました。
貯水池の近くに小鳥が隠れている藪があるのですが、この日はあいにく業者が入って草刈り中でした。
業者の方が気付いて
「ここ、通れますよ」
と、声をかけてくれたのですが、どう考えても鳥はいなそうでした。
役員は「大丈夫です~」と答えて、また森を進みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1688156954439-xjFhYLkYtR.jpg?width=800)
私の少し後ろで、初心者らしい人が、周囲に声をかけていました。
「地元なのにM公園は初めて来たわ」
「秋に入会したばかりなの」
私にも声をかけてくれて、同じ台詞を繰り返しました。
「そうなんですか~」
と相づちをうつ私。
探鳥会ご一行は森が開けた場所に着きました。
「ここは木の上の方に鳥がいるんです」
「森の中は鳥がいても見えないから、ある意味、ここは鳥を見るチャンスです」
そうは言ったものの、この日は気温がだいぶ高くなっていたせいか、鳥の姿はまったくありませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1688157003893-krXdluGpdH.jpg?width=800)
森を抜けて、アスファルトで舗装された道を進みました。
先頭が足を止めてある木を見上げていました。
「あ、これ、山桑なんだ?」
「よく見たら下にもたくさん落ちている」
山桑の木に黒く熟した実がなっていました。
その実をついばみに来ている小鳥の姿が見えました。
「メジロ」
「ヒヨドリ」
目のいい人が鳥の種類を挙げていきました。
桑の葉に隠れて鳥の姿はあまり見えませんでした。
ピロ チチリ チチリ
「この鳴き声、なんですか?」
そうに言った人がいました。
キビタキっぽいと思っていたら、みんな、声の方向に移動していました。
目ざとい人がキビタキの姿をとらえました。
スコープ隊がやってきて、スコープという望遠鏡を設置してくれました。
私もキビタキを頑張って探したのですが見つけられませんでした。
諦めてスコープの列に並びます。
「スコープじゃないと分からなくて」
そう言っている参加者がいて、自分ひとりじゃなかったと心強く思いました。
ここで心強くなってはいけないのですが。
スコープでキビタキの姿を確認しました。
その後に見たら、枝に黄色い背中の小鳥がいるのを見つけることができました。
ついにキビタキを目視!と喜んだのですが、カメラを構える前に飛んで行ってしまいました。
この時間ロスがとてももったいないです。
自分で見つけられれば残りの時間は撮影に当てられるのですから。
「高級な卵みたいな色だった」
背後の方で参加者がキビタキの美しさを絶賛していました。
3につづく。
![](https://assets.st-note.com/img/1688419565456-6UxwsdC7sg.png?width=800)
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