見出し画像

45分で100メートル 探鳥会レポート<K山編>2/4話 2024年3月


 先日、ニコ支部O分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はK山という里山です。

 探鳥会ご一行はまだ歩き始めたばかりです。

 「上空に猛禽類!」

猛禽類

 この日は暖かくて上昇気流が生まれたのか、猛禽類が上空で円を描くように飛びました。
 「ノスリ?」

 カメラの望遠で見ていたらおなかの腹巻きが見えました。
 「ノスリでいいと思う」
 「うん、こっちも見えました」

ノスリ

 「あっちにも猛禽類、オオタカ!」
 オオタカはどこだろうと探しているうちに上空を横切り、消えていく直前の2秒くらい見られました。
 「早いねぇ」

 今日、初めてO分会の探鳥会に参加したという女性がいました。

 その方は鳥が出るたびに「ありがとう~~」と手を振って見送るのが面白かったです。
 お礼を言う方なので、ブログ用に礼子さんと命名しました。

 「そこにアカゲラ!」

 アカゲラは枝が多くてよく見えない場所にいました。
 背後に回ってわざわざ観察に行った人がいました。

アカゲラ

 「あっ、エナガ!」
 白とにベージュの毛玉が、枝の節をつついて食べ物を探していました。

エナガ
(証拠写真)

 「あっちにアオジが」
 少し戻ったところではアオジが出ていて、地面をつついていました。

 ある枝でカケスが足にエサを挟んで一生懸命つついていました。
 思わず実況中継をしてしまいました。

カケス
足に木の実をつかんでいます。

 「カケスが足にエサを挟んで食べています・・・あ、落とした」

 私が見ているときに茶色いものがポロッと落ちました。

 さぞ残念がっているかと思ったら、カケスはまだ足に挟んだエサをつついていました。

 「今のは落としたんじゃなくて、殻でした」
 「殻を落として、今、中身を食べてます」

 貴重な場面を見たような気がしました。

カケス
両足でご馳走をつかんでます。

 ヒヨドリ、キジバト、ガビチョウなど、次々と鳥が出てきました。

 O地区に初めて参加した人は感心したように言いました。
 「すごいなぁ、O地区」

 役員が慌てて
 「いつもはこうじゃないですよ」
 「たまたまですよ」
 こうに説明していました。

 レギュラーの参加者も感心していました。
 「45分歩いて、まだ100メートルも進んでいないよ」
 「すごいねぇ」

 探鳥会ご一行は少し急ぎ足で先に進みました。

3につづく。


この記事が参加している募集

#最近の学び

182,350件

#学問への愛を語ろう

6,269件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?