見出し画像

探鳥会レポート<S山編>1/2話 2023年5月 ハチクマ通過

    先日、ニコ支部F分会主催の探鳥会に参加しました。
 探鳥場所はS山という山の上にある公園です。

 天気は曇りで、午後から雨の予報でした。
 みんな手に傘を持っていたので、私も持つことにしました。

 受付を済ませて、駐車場で待ちながら、鳥を見ている人の指す方向を眺めていました。

 時間になって集合するよう声がかかりました。
 今日のコースの説明と事務連絡がいくつかありました。

 そして先頭がスタートしました。

 役員さんはいつもS山を散歩しているそうです。

 「いつもキビタキの鳴き声が聞こえるけど、姿が見えない」
 「今日はたくさんの人の目があるから期待しています」

 そんなことを言っていました。

 ツィー ピピー

 「キビタキだね」
 「音は低いんだよね」

 探鳥会ご一行はキビタキを探し始めます。

 キビタキはきれいな黄色をしているのですが、黒い色が影に見えて、なかなか探しにくい鳥です。
 結局、私は自力で見つけ出せませんでした。

 スコープ隊がスコープを合わせてくれたので、スコープで見ることはできました。

 自力で見つけ出せなかったので写真には撮れていません……(とてもガッカリ)

 参加者のひとりが上空を飛ぶ猛禽に気がつきました。
 「あれは何?」

ハチクマの可能性が高い

 尾羽の特徴、羽ばたき方、体の大きさ、今の季節に見られること。
 そういう情報をつなぎ合わせて「あれはハチクマの可能性が高い」という事になりました。

 F分会長が
 「じゃあ、代表、宿題ね」
 そう言って、たまたま参加していたニコ支部代表に確認作業を押しつけました。

 少し歩くと、きれいな鳴き声が聞こえました。

 フィフィー ピーポピー フィーリ ピー

 「イカルだ」

 イカルの鳴き声は「コーヒー一杯プリーズ」と覚えると聞いたことがあります。

 聞きなしのとおりに聞こえることってあまりないのですけど、この時はちゃんとコーヒーいっぱいプリーズと聞こえたので笑ってしまいました。

 (上に書いた鳴き声は、私のメモ帳の書き込みをそのまま転記したものです)

 少し歩いた先は展望広場になっていました。

 ここで目の前を横切った猛禽がいました。
 「さっきの猛禽?」

 先ほどはよく見えなかったのでみんな真剣に特徴などを観察しましたが
 「ノスリです」
 「さっきのとは違うのか」
 ということになりました。

 「ノスリを横から見られるなんて珍しいね」

 そうに誰かが言ったのを聞いて、写真に撮れば良かったと思ったのですが、後の祭りでした。

 ノスリは横に飛んで、見えなくなりました。

2につづく。


こちらの記事がコングラを受賞しました。
スキを押してくださった皆さま
ありがとうこざいました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?