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鳥と、滑ってきた山 探鳥会レポート<Sジオパーク編>3/3話 2023年11月

 先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 探鳥場所はSジオパークです。

 探鳥会ご一行は川沿いを下流に向かって歩きました。

 川の反対側は斜面になっていて、ネギ畑が広がっていました。

 先頭が足を止めました。

 その理由はすぐに分かりました。
 先頭の樹上を小さい鳥がぴょんぴょんとはねるように枝を渡っていたのでした。

 「エナガ!」
 「シジュウカラもいます」
 「ヤマガラ!」

 たくさんの小鳥が探鳥会ご一行の目の前を飛んでいきました。

エナガ
ヤマガラ

こんな写真ばっかり

 やがて大きな道にぶつかりました。
 道路を渡ったところから河原を見下ろせました。

 河原をハクセキレイが歩いていました。

 この川の少し先に、山が滑ってきた断層があるそうです。
 さっそく向かうことにしました。

 しかし、その山が滑った断層までの橋がなくなっていました。
 かなり残念です。

 ガイドさんが説明をしてくれました。

 このあたりの地下には緑色をした固い岩盤が広がっているそうです。
 その上に地殻変動で柔らかい地層が乗りました。

 今見える山は、柔らかい地層が風雨で浸食した結果、岩盤の上に残った地層なのだそうです。

 柔らかい地層が固い岩盤の上を滑って、摩擦面がザラザラになった跡が見られる場所があるということでした。
 見られなくて残念でした。

 「良かったら資料館を見ていってください」

 こんな感じでジオパーク巡りは終了し、鳥合わせとなりました。
 鳥合わせとは、探鳥会で観察した鳥を確認し合う作業です。

 「エナガ」
 「シジュウカラ」
 「ヤマガラ」

 「他に見た鳥はありますか」
 「カワセミを見ました」
 「おぉ、カワセミがいましたか!それはどの辺りで?」
 「トビがいた橋のところです」

 カワセミを見た証人が複数いたので、カワセミが観察した鳥に加わりました。

 こんな感じで探鳥会は終了し、帰路につきました。

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