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探鳥会レポート<Y湖編>1/2話 2022年10月 湯けむりと鳥

    先日、ゆる支部の探鳥会に参加してきました。
 場所はY湖で、私は初めて足を運びました。

 Y湖には温泉が注いでいます。
 湖の奥に滝があって、温泉なので湯気がもくもくとあがっています。

 ただし、この温泉は強い酸性です。
 生き物の住めない強い酸性のお湯に中和剤を投入して、魚が住めたり、人が飲めるようにしているのです。
 ここの湖は温泉の色と中和剤の色が混ざって、不思議な色をしていました。

 今日の参加者は、遅れて参加した人を合わせても10人未満。
 少人数で行われました。

 いつもなら自己紹介の時間があるのですが、今回は省略でした。

 せっかく遠くまで来たのですが、鳥がほとんどいませんでした。

 「あちらの方に鳥が飛んでいったのを見た」
 そうに言う人がいたので、滝の方に移動しました。

 先導者が
 「これ以上近づくと、鳥が逃げる」
 そう言って足を止めました。

 湖の奥にカモが泳いでいました。

 ただし、繁殖羽根に生え替わる前のエクリプスという(オスが色鮮やかな羽根をまとう前)状態で、茶色いばかりでなんというカモなのか分かりません。

 しばらく意見交換をして、小さいからたぶんコガモだろうということになりました。

湯けむりの向こうに、カモ

 辛抱強く待っていたところ、湖の対岸を飛ぶ小鳥が見えました。
 「セキレイ類がいます」

 セキレイはちょっと特徴のある飛び方をします。
 少し飛んでは休憩(高度が落ちる)、また少し飛ぶ→休憩(高度が落ちる)というのを繰り返すので、飛んだときに波を描くのです。
 私は「省エネ型」と呼んでいます。

 私はセキレイ類を見失ったのですが、近くにいた人が見つけました。
 セキレイは湖に浮かぶブイの上に止まりました。

 「セグロセキレイじゃないですかね」

 こうして、探鳥会の記録は2種類となりました。

 湖から移動することになりました。

2につづく。

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