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スコープ隊デビュー 探鳥会レポート<K町編>1/3話 2024年6月

 先日、K町主催の親子バードウォッチング教室が行われました。

 ゆる支部に講師派遣依頼があり、今回、私もスタッフとして参加することになりました。

 集合時間は6時でした。
 スコープを用意する時間が欲しかったので30分前に到着しました。

 準備していたらK町教育委員会の方があいさつにきました。
 Wさんとおっしゃるそうです。

 集合場所である駐車場が国際クラシックコンサートホール的な施設で、トイレもそこだと言われました。

 トイレまで案内してもらいつつ、有名なホールですので、楽屋をチラ見。

 ベージュのカーテンに、よく似た色のふかふかなじゅうたんです。
 やさしい色合いの部屋には朝日が白く差し込んでいて、部屋の中には黒いグランドピアノが弾き手を待っていました。

 ここを世界的有名指揮者やヴァイオリニストが使用したかもしれません。

 トイレを借りて駐車場に戻るとゆる支部代表のYさんが来ていました。

 「おはようございます、さっきまでキビタキが鳴いていたんですよ」
 「今も鳴いているよ」

 耳をすますと遠くから ピピールピー と聞こえてきました。
 「本当ですね」

 その代表、私の双眼鏡・カメラ・スコープという装備を見て
 「本格的だねぇ」
 と、感心していました。

 ホールの屋根の上にキセキレイが居ました。
 ちょうどいいです。

 さっそく鳥に焦点を合わせました。

 人が集まり始めていて、子どもたちに声をかけて、双眼鏡を見てもらいました。

キセキレイ

 今日の参加者は3家族、こどもは男の子ばかり4人。
 過疎山村地域で貴重なこどもが4人も参加だなんてすばらしい。

 中にひとり、鳥好きと思われる子が居ました。
 鳥也くんとします。
 弟くんと、お友達の友くん3人は仲が良さそうに見えました。

 残りのひとりは、低学年なのもあって、おとなしい子。
 黄色い上着が似合っていたのできいろくん。

 定刻になってK町のWさんからあいさつがありました。

 「鳥の姿や鳴き声が聞けたら良いなと思います」
 「途中で動物に会うことがあるかもしれませんが、自然のことなので、慌てず行動して下さい」

 山手の方になると自然に対峙する度量が違うなと感心しました。

 あいさつが終わると代表のYさんは近くにあった白樺の近くに移動しました。

 Yさんはずっとホオジロの声に耳をすませていましたが
 「見つけた」

 「白樺の木の左側」
 「見えないみたい」
 「そう、下からは見えない」

 Yさんに言われて少し離れたところから見ると、白樺の木のてっぺんにホオジロがいました。

 私はさっそくスコープを下ろし、ホオジロに焦点を合わせました。

ホオジロ

2につづく。


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