妊娠中に転職活動した話

※こちらは筆者の備忘メモです。ご認識おきください。


1.妊娠判明

新しい職場に転職したばかりの月末に妊娠が判明した。
いままでのITコンサルトから、外資企業の日本法人で物流担当というチャレンジングな転職をした直後でかなり動揺したのは言うまでもない。

一番体調の変化が激しい妊娠初期のとき、私は毎日朝から晩まで働いていた。扱う商材も業界もはじめてで、毎日のように発生するトラブルに振り回され、少しもおなかの子に気を遣えていなかったと思う。今となってかなり反省している・・・。

2.転職への決意

日本法人のECサイトローンチを目前に心も体も悲鳴を上げていた時、決心した。
「このローンチが無事完了したら辞めよう」と。

ECサイトの立ち上げ後もトラブルは続いたが、辞めると決心してからは転職にすべてのパワーを注いだ。
もともと転職してすぐだったこともあり、履歴書や職務経歴書は割とすぐに書けた。しかし、妊娠中。想像していたより、妊婦の転職は容易ではなかった。そりゃ、採用して数か月後には産休に入るなんて、企業からしたらお断りだろう。

エージェントからも出産後の復帰を勧められたが、現に今働いているし、これから数か月は働けるのになぜここでキャリアを一旦捨てなければならないのかと、このタイミングの転職は私のプライドみたいなものだったのだと思う。なかなか捨てることができなかった。

3.転職成功のために

まず転職成功のために、エージェントと戦略を立てこの3本柱で求人を絞ることにした。
①働く女性への理解がある(企業文化)
②即戦力としてすぐ働ける(職種・業界)
③在宅勤務が可能(勤務条件)
もともとERPシステムを扱うITコンサルだったので、ERPシステムのコンサルタントもしくはカスタマーサクセスに絞り転職活動を行った。
そもそもの転職理由が妊娠ということもあり、転職理由や志望理由は比較的作りやすかった。

4.実際の選考状況

妊娠中だったが、書類は想像していたよりかは通過率が高かった。
しかし、面接で産休のタイミングを伝えると、そのタイミングを理由に二次面接に進めないことがほとんどだった。
時間がないこともあり、面接は1社/1日のペースで行った。
かなり焦っていたと思う。

5.転職活動結果

最終的に、前職で扱っていたシステムの案件が多い企業からコンサルタントとして内定をいただくことができた。しかも、4か月の育休までいただけるという条件で。
転職、ましてや育休取得も難しいと思っていた私にとって、これ以上の条件はなかった。
やはりコンサルタントという比較的流動的な業界だったことがよかったのかもしれない。

6.最後に

今回の妊娠中の転職で感じたこと。
・即戦力が大事。(未経験などというのは論外)
・復帰後の働く条件はできるだけ具体的に描くべし。(在宅の可否や保育園のタイミングなど、結構聞かれる)
・やはり、できれば出産後の転職が一番良い。

産休前の転職は選択肢がかなり狭まると感じた。今後もっと自分のキャリアの幅を広げたいという方にはあまりお勧めできない。
しかし、妊婦でも転職ができないわけではない。
現状や今までの自分が培ってきたもの、これから自分が進みたい道を考えた結果として、転職が最適解になるならば全力で挑んでみてもいいと思う。

自信を喪失しそうなときもあったが、最終的にはこの転職で大きな自信と今後の安定したキャリアを得ることができた。
働く女性が少しでも安心して出産、子育てができる世の中になることを心から祈っている。(自分も含め笑)




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