人生の節目を示す土星♄*𓈒
人生を振り返った時、
あの時が私の人生の節目だった、
転換期だったと思える時は、
土星が繋がりを持っていることが
多いそうです。
こんばんは𓍯
11月4日に逆行していた土星♄が順行に戻りました。
よく耳にする水星逆行はコミュニケーションの行き違いや交通遅延、情報伝達ミスなど起こりやすいとされます。
そして、土星は進んでいた物事の停滞や、課題が浮き彫りになるとされています。
土星は毎年必ず数ヶ月逆行し、社会天体なので、個人に体感として影響が出はないかもしれません。
ですが、出生図の天体やアングルを通過していたり、アスペクトを形成している時は、非常に強く影響が出ます。
土星が現実化させる作用がある惑星のため、目に見える出来事として生じることが多いそう。
実際、私は出生図の太陽の上を土星が行ったり来たりしているので、その影響を強く強く感じています。
あっという間に過ぎ去った幸運の星とされる木星よりも、その影響力は凄まじいです。
(私の思い込みも入っているかもですが…)
土星♄とは
伝統的な占星術では、グレートマレフィック(大凶星)と呼ばれ、不幸や試練の星として恐れられてきた土星♄ですが、今は捉え方が変わってきています。
地球から最も遠く離れて冷たく輝く土星は古代の人々にとっては、恐ろしく感じられたでしょう。実際に凶星として恐れられるだけの出来事もあったのでしょう。
占星術は、国の繁栄や闘いの行方を占っていたので、今のように個人を読むものとは用途が違っていました。
そして、1781年に天王星が発見され、海王星、冥王星が次々に発見されると土星の意味合いも変わってきます。
占星術の用途も天体の数も、土星がグレートマレフィックと呼ばれていた時代とは違います。
現代占星術や心理占星術では、その暗くてマイナスなイメージはだいぶ和らぎ、秩序や責任を象徴する人生を創造していくには欠かせない重要な天体として捉えられるようになりました。
しかし、象徴の意味や捉え方が時代の移り変わりとともに変化しようとも、土星の「厳しさ」はずっとあり続けています。
土星は、ギリシア神話ではクロノス(Chronus）は「時間」
時間を神格化したもの。
時間は全ての人々に平等に進み、全てのものに限界があることを教えてくれています。
一方で、
物事の結果が出るには時間がかかること
を象徴しています。
土星ー山羊座を支配
ギリシャ神話の時間を司る神、クロノス。土星は制限、束縛を表す惑星で、自ら秩序あるもの、システムの中に留めたいという欲求を表す。伝統的には不運の星（インド占星術では悪いカルマを表す、とまでいう）と呼ばれてきたが、心理学的には影の自分、シャドウと関連づけられる、土星はまた結晶化する、つまり現実的に形を与える星でもある。
土星♄が繋がりを持つ時
土星の公転周期が29.5年
出生図の土星の位置にぐるっと土星が一周まわって戻ってくるのに29.5年という長い年月がかかります。
「サターンリターン」という言葉を聞いたことはありませんか？
なんだか恐ろしい言葉ですが、出生図の土星に土星が戻ってくる時のことで、だれもが29歳頃に経験するものです。
年齢的にもちょうど節目になる時で、誰もがいろいろと考えさせられる時期だと思います。
トランジット土星♄と出生図土星♄が繋がる節目
◾️ハーフリターン(半周)15歳頃
◾️サターンリターン(1周)29歳頃
◾️ハーフリターン(1周半)44歳頃
◾️サターンリターン(2周)60歳頃
上記の年齢の方は土星が繋がりを持っている時です。
トランジットの土星が出生図の土星の上を通過したり(サターンリターン)、真向かいに来る時(ハーフリターン)は、人生の中でも難しい時期であることがわかります。
この時期は、発達心理学からみても、思春期、青年期の真っ只中、中年の危機、老年期の初めの年齢で誰にとっても難しい時間なのです。
この時期、私たちは、様々な「出来事」として土星を体験します。
就職、失業、結婚、離婚、病気、喪失体験など…
土星は、様々な出来事を通して、私達に問いかけているのです。
土星が問いかけてくるのは、
自分の人生に責任がとれるのか
ということ
世間体や周りが望む責任や義務ではありません。
死ぬ時に、
誰かのせいにしないで自分の人生を生きたと、自分の人生に責任が取れるでしょうか？
親のせいにしたり、子どものせいにしたり、
誰かのせいにしないで
世間や社会のせいにしないで
自分の人生は自分で選んだと責任が持てるでしょうか？
日本人、特に女性は、
周りのため、子どものため、世間体のため
自分さえ犠牲になればよいと我慢してしまいがちです。
でも、それは、
本当の自分の気持ちを偽ることと
自分さえ耐えれば…という自己犠牲を
すり替えているだけではないでしょうか？
出生図に土星が繋がりを持つ時、
目の前の出来事を、ただ単に、
良い悪いで判断しないで、
その奥に隠れた自分の心に
注意深く目を向けて見てください。
人生を振り返った時、
あの時が私の人生の節目だった、
転換期だったと思える時は、
土星が繋がりを持っていることが
多いそうです。
かくいう私も、今、トランジットの土星が出生図の太陽の真上を行ったり来たりしています。
トランジット土星♄と出生図太陽☉が繋がる節目
◾️魚座0度〜10度
誕生日：2/19〜3/1(2/29)
◾️乙女座0〜10度
誕生日：8/23〜9/2
上記範囲の誕生日の方は、出生図太陽の真上を行って戻って、または真向かいを行ったり来たりしています。
何か、心の変化を促す出来事はあったでしょうか？真只中でしょうか？
土星は順行に戻り、最後の通過をします。
また、戻ってくるのは29.5年後です。
土星が何を伝えてくれているのか、注意深く、耳を傾けてみてください𓂃𓈒𓏸𓐍
起こってくる出来事は、
問いの引き金になるものであって
トランジットの目的ではなく副産物である。
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