見出し画像

エッセイ:私の弱点、目の話

とても身近な話。
目の問題」で悩む人は多い。
私もその内の1人でいつも悩まされている。

物心ついた頃から眼医者さんとは縁が切れない。

宝塚市内に住んでいた時の事。
阪急電車の線路脇の道を歩いて中学校に通っていた。近道だったのでいつもその道だった。

電車の脇道は轟音と共にいろんなものが飛ぶ。

電車が過ぎ去った時に飛んできた鉄粉が目に刺さり炎症が起きて、大変な目にあったのは二度や三度では無かった。
何故か妹もその道を通っていたのに、私だけが何回も被害にあった。

私の目は妹より大きい。
おまけに少し横から見ると出ている。
まつ毛が長ければまだ良いが、まつ毛は短いのだ。
短いので埃や小さな虫も目に入る。。。
歩いているとひゅっと虫が入ることもしばしばだ。今だにそうである。


鉄粉が入ると情けなかった。あの痛みはきつい。
妹はまつ毛が長いのでそれで差がついたのかとも思えるが。


また私の両目は春になる前から花粉症に悩み、目薬も欠かせないが、いろんな方法を試して洗眼を工夫してする様になってから、かなり軽減してきて、少しは明るい未来が見えてきたように思う。


しかしトラブルは多いが視力だけは良かった。
良過ぎた感もあるが。コンタクトレンズを買う必要も無い。
それだけは助かっている。



あとひとつ、目に関しては怖い激痛の経験をしている。
20年前、細菌に侵され、右目の瞳の部分が急に痛みだし、激痛に変わったことがある。

病名は忘れたが放置すると見えなくなると言われた。瞳の部分が陥没して無くなるようなことが起きているようだった。
・・・幸いにもきつい抗生物質の点眼薬で事なきを得た。

しかし、その後次第に、黒目の所に脂肪が張り付く病気にもなった。

仕事先に行く途中にあった”新規オープン”の眼科に行ってみたら、編みタイツを履いた若い女医さんだった。
そして(網タイツとは関係ないが)、無理矢理に処置された。

『簡単な手術で取れますよー』と。


その夜、痛くて痛くて針で突かれている様な痛み。夜中になると目から出血してきた。
翌朝その女医の眼科に行くと、こういわれた。

『あら、ごめんなさい。痛かったわね!』と


私はこれはマズイと思い、違う眼科に受診した。


・・・街中の眼科。大きな声の眼医者さんだった。
待合室まで丸聞こえの声だった。。。
私の耳は正常なのに(年寄りの人が多いのでいつも大声になったのか⁈)

そして安易な手術を受けた事を叱責される始末であった。
『簡易的な手術でやる病状ではない!』と。


バカな患者が叱られているみたいに大きな声だった。 私が悪かったのか?…

それから2ヶ月後、例のその網タイツの女医さんは亡くなったというウワサを聞いた。
癌に侵されていたらしい。
・・・私は身震いしてしまった。
こんな事もあるのかと今でも忘れられない顚末だった。



最近の話


特に40歳以上から老化が進み、白内障へとなっていくことが見受けられるようだ。

色々トラブルが起きても親から貰ったこの身体。

視力が良過ぎたそのせいか、2年前に白内障の手術を受けた。両目の手術で3日間入院。

手術のきっかけとなったのは、角膜が細菌にやられたからだった。またもやである。
何かが刺さったままの感じでとても違和感があり痛みが伴う。段々とひどい痛みでもっと早く受診したら良かったのにと後悔した。

細菌に弱い…初期では点眼薬で治るが。
本当に目に関しての免疫が無い。弱い。


「違和感が24時間過ぎて酷くなったり、まばたきで痛みや充血があったら良い眼科へ行くべし」と人には伝えている。
それが始まりの信号だったからだ。


その炎症が治ってから、2週間後に「白内障」の症状が出現した。
例えていうと、目玉焼きを作る時に黄味の所も焼けたら白くなる。その様に黒目のところが白く濁ってきて、あっという間に見えにくくなった。

正に遠くを見ても白く見える。

遠い所から赤、緑の信号も見えなくなり、自転車になるのも危険だった。

受診すると即手術とのこと。


そう、小さな眼科では怖い。
経験からわかっているので、大きな病院にした。
大きな病院なら大丈夫だろう!と。



しかし、日本○○○病院での手術を受けるも、夜中に出血した。左目から。
そんなの聞いてない。。。



手術は知らない内に終わるよ。
痛いとか何も感じなかったよ。
とよく周りの人から聞いていたのにだ。

手術中からめちゃくちゃ痛かった。
勿論、麻酔はしているが。
それでも途中から左目が本当に痛かった。

経験からいうと片方ずつするべきだなとつくづく思った。何故かというと、これは脳へのストレスは半端ないと感じるからだ。
怖いという不安はかなりストレスだ。

後で聞くと毛細血管が傷ついたからだろうと、別の眼科で言われた。


他は至って元気だが、眼科だけは中々思う様にいかない。
良いと思う所には縁が無かったけれど、やっと巡り逢えた眼科がある。やっとだ。
電車で2駅先。近いのも嬉しい。


どうやらこれで何とかなりそうな気がしている。
辛い経験は少ない方が良いのだ。

今のところ私の両目は健やかで、このまま自然に過ごしたい。


敢えてきょうは、辛い経験を書いてみた。
noteの皆さんもPCやスマホの目の使い過ぎに気を付けて頂きたいと思う。
目は大切にしよう!

この記事が参加している募集