見出し画像

アイドルの卒業

このnoteは、僕ちんたく(@chin_taku)が、女性アイドルグループ”劇場版ゴキゲン帝国Ω”に加わり、33歳のおじさんがアイドル活動をスタートするという、なんとも珍しい体験をnoteに書いていきます。
男性×おじさん×タトゥー彫りまくり×見た目も悪い!
女性アイドルとして鬼マイナスからスタートしたキャリア。
この普通ではあり得ない経験を通して、見えたこと、感じたことをSNSでは書き綴れない内容をどんどん投稿していきます!

劇場版ゴキゲン帝国Ωから白幡いちほと先斗ぺろの卒業

2021年3月24日に、創設者でリーダーとしてゴキ帝を今まで引っ張ってきた白幡いちほと、ほぼ初期メンバーとしてゴキ帝のエースとして活動してきた先斗ぺろが、4月18日渋谷CYCLONEで開催されるワンマンライブをもって卒業することを発表しました。

世の中にこれだけアイドルがいるのだから、アイドルの卒業や脱退は第三者として経験する男性ファンや、運営やスタッフとして関わっている男性は多いと思いますが、僕のように、メンバーとして女性メンバーが脱退や卒業していく経験をしている男性は少ないのではないかと思い、noteを書くことにしました。

ハロプロファンの第三者としてアイドルの卒業・脱退を経験して、アイドルとして卒業・脱退を経験した、僕の頭の中を覗いていってもらえたらと思います。

卒業2 18.15.12

[4月18日開催 劇場版ゴキゲン帝国Ω ワンマンライブ 白幡いちほ 先斗ぺろ 卒業スペシャル ゴキ帝ΩYouTubeで無料生ライブ配信あり]

劇場版ゴキゲン帝国Ω公式YouTubeチャンネル

ファンとしての卒業や脱退

昔も今もアイドルが好きな人は、一度は経験するであろう卒業や脱退、グループの解散。
特にコロナ禍では、本当に多い出来事となりました。
日常に当然のようにあったものが無くなる事態は、とても残念で悲しいことだと思います。
いつも一緒にいた友人や恋人が、どこか遠くに行ってしまい、いつものように遊べなくなる。アイドルの卒業や引退、解散は、そんな気持ちに似ているなと思ったりします。

モーニング娘。から始まりハロプロにどっぷりハマっている僕も、ファンとして何度も卒業や脱退を経験してきました。
僕の人生初の卒業経験は、モーニング娘。を好きなったきっかけでもある後藤真希さんの卒業です。まだ若かったってこともありますが、全力で応援してきて、愛着湧きまくりの推しである後藤真希さんの卒業を知った時は、悲し過ぎて友人に泣いて電話した記憶があります。(笑)
ですが、人間の適応能力というものはすごいもので、何度も経験していくうちに、耐性がついていくものですね。同じように昔からアイドルが好きな人は、卒業や脱退を何度も経験しているので、耐性がある人が多いのかなぁと思います。

当時は目の前からいなくなってしまうイメージがありましたが、今では卒業や脱退をしても、第一線で活躍している方もいれば、SNSやYouTubeで現在の活動を知れる機会があるので、ステップアップという捉え方をする人が多くなったと思います。

そして、新陳代謝ができるグループは、グループは存続するし、楽曲も聴けます。
モーニング娘。は、それで25年も続いています。
モーニング娘。結成時に生まれていない子が当時に楽曲を歌ってくれることもあるし、卒業生が現在のモーニング娘。の楽曲を歌ってくれることもあります。
そんな経験を通して、卒業や脱退は悲しいことだけじゃないと思えるようになりました。

実際、僕がタトゥーを彫っちゃうぐらい応援している、宮本佳林さんのJuice=Juice卒業は、そんなに悲しい気持ちになりませんでした。
むしろ、卒業後の活動を応援するぞ!という気持ちになりました。

画像1

当事者としての卒業や脱退

ファンとして経験する卒業や脱退と、当事者としての卒業や脱退では、全く違う感覚を得ることができました。
そしてゴキ帝Ωはセルフ運営アイドルグループなので、運営やスタッフが経験する卒業や脱退の経験もできるというオマケ付き!

白幡いちほ、先斗ぺろの卒業に関しては、下記公式WEBサイトに記載していることが全てですので、詳しいことはこちらを見てみてください。
↓↓↓

白幡いちほ、先斗ぺろ、リズミカルキャバ嬢に関して大切なお知らせ

時間をかけて何度も話し合って、時には感情的になったり、包み隠さず腹を割って話たり。
ファンとの大きな違いがあるとしたら、直接顔を見て自分の意見もみんなの意見も聞いているので、ファンの方々より納得できている部分が多いのかなと思います。
(とはいえ、卒業発表文は嘘偽りないので、裏とかもないです。)

また、こういう状況になって真っ先に出てくるのが、いつも応援してくれるファンの顔でした。悲しむ顔を想像して胸が痛くなったり、リアクションを想像して悩んだり。
どう説明したら一番ファンが傷つかないのか、知ったファンはどうなってしまうのか、色々想像しました。
どんなアイドルでも、第一に応援してくれるファンのことを思い浮かべるものなんだなと気付いたのは、アイドルにならないとわからないことだったなと思います。
「ファンの皆様あってのこと」などと、アイドルが言っているのって通例的なことだと思っていたのですが、マジで思っていることなんだなと思いました。いやこれマジで!

もちろん、ファンの思いを尊重するならば、今のメンバーで続けるのが一番良いと誰もが思いますが、卒業や脱退するアイドルも、残るアイドルも、サポートしてくれてる周りの人達にも様々な思いがあるので、各方面が歩み寄って最善を尽くしました。
卒業や脱退にはそんなことが起こっているんだなと経験して改めてわかりました。

画像3

そして、僕らは僕と星紫穂、研修生2人の4人でゴキ帝Ωを続けていく道を選びました。

冒頭に言ったように、セルフ運営アイドルグループなので、残る人が全て引継ぎ、自分達で全部やらなければなりません。これからのこと全部です。

今まで白幡いちほはこれをほとんど一人でやっていたの!?と思うぐらい、バグってる仕事量です(笑)白幡いちほすごいなって改めて思いました。

ですが、僕も星紫穂もプロとして色々経験してきていることがあるし、研修生2人も頼りになります。サポートしてくれるスタッフさんもいますので、やっていけると思っています!

画像4

なぜアイドルは「卒業」というのか

という疑問を今回抱きました。

卒業って言うのは、通常学校の課程を修了することに使います。
卒業と最初に名付けた人もそうだし、みんなもアイドルは「学校」の要素が強いと潜在的に思っているのではと考えました。

だから、アイドルは若さが要求されるし、学生服が合うし、歌詞の感情も若いのが多いのかなと。逆に個人的にではありますが、タバコやお酒は違和感があるし、タトゥーも違和感。おじさんがいるなんて違和感でしかないです。(笑)

今現在、多種多様なアイドルがいますが、どれもアイドルとして成立しているように見えます。それはなんでかなって思った時にこの写真が解決してくれました。

画像5

[4/8開催 ウチ勝 vol.2 集合写真]

めっちゃ青春じゃないですか?

この写真の中には色んな人がいます。でもみんな全力でアイドルしています。
僕が言わなくても気付いている人がいると思うし、既に言われているかもですが、アイドルって「青春」なんだなって思いました。

そう思うと、アイドル現場って学校みたいだなと思います。
同じ校内で青春を共有している感覚。
好きな人や気になる人がいたら登校して、認知して欲しいし、話したいし、一緒に遊びたいし、応援したくなる。
アイドルもファンも同じ青春の中にいる気がします。

そして好きな人が、誰かと付き合ったらショックです。ちょっとだけしか気になってない人でもちょっと萎えます。他にも理由はありますが、だからアイドルは恋愛禁止と言われるんだなと新しい角度からの感覚を得ました。(笑)
(そう思わない人もいるので、僕の個人的な意見だと思って聞いてもらえたらと思います。)

ここで、『なぜアイドルは「卒業」というのか』ということに戻ってくるのですが、それは同じ学校で青春しているから、グループを抜けることは学校を卒業することなんだと思いました。

「卒業」は寂しい

そもそも卒業って言い方が寂しいと思いました。
上記で、アイドル=青春=学校と言いましたが、ゴキ帝Ωの場合はどうでしょうか?

アイドルが多種多様になっているように、青春も多種多様でもいいのかなと思ったので、ちょっと想像してみました。

ゴキ帝Ωはセルフ運営なので、歌って踊れるだけではやっていけません。
仕事もできなければならないので、会社的な要素がとても強いと思います。
白幡いちほが会社をやっているのもあります。

ファンも普段仕事をしている人が多いので、同じ会社で青春するという感じでしょうか。(笑)
ということは、「卒業」ではなく、「転職」と言うのがいいのかもと思いました。

「転職します」と大切お知らせをしたら、なんかそんなに寂しくない感じしませんか?
「そうか、次の会社でも頑張れよ!」って僕は思います。(笑)

ここで4月1日に始動した「株式会社TOKIO」が思い浮かびました。
僕の想像とは意味合いが違うかもしれませんが、アイドルグループ自体を会社にしちゃうのは理にかなっていると思いました。

アイドルが、アイドルだけで生きていくには難しくなってきた時代背景もあり、正社員としてアイドルを雇い、普段は会社で仕事をして、会社の仕事としてアイドル活動をする。
新メンバー募集は、求人メディア・人材紹介サービスから募集する。など。
こうすれば、「卒業」ではなく、「転職」という言い方が合ってくるなと思います。

もし、僕が会社としてアイドルをやるならば、会社名は劇場版ゴキゲン帝国ΩとMADE IN JAPANというのをヒントに、株式会社GOKIGEN JAPANにしようと思います。
そして、クリエイティブな会社にしたいので、最初の社員は、デザイン学校に通っていて、アイドルの経験がある、先斗ぺろを雇おうかと思います。

あれ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?