珍スポの達人(ちんたつ)

珍スポット、B級スポットをはじめ、廃線や廃墟、工場など、あまり知られていない面白い場所…

珍スポの達人(ちんたつ)

珍スポット、B級スポットをはじめ、廃線や廃墟、工場など、あまり知られていない面白い場所を旅します。YouTubeで動画もチェックしてみてください! https://www.youtube.com/channel/UCwAy4ToyyILWlrG8b-ilB5g

最近の記事

  • 固定された記事

ちんたつの自己紹介

はじめまして! 「ちんたつ」こと「珍スポの達人」です。 これまでに行った外国は約20カ国。 日本国内は2009年までに47都道府県すべてを訪れました。 気づけばその街の有名な観光スポットでは飽き足らず、 雑誌「ワンダーJAPAN」を片手にマニアックなところを見に行くように。 そして日本にはまだまだ面白い場所がたくさんあることを再発見しました。 時は流れて2022年。今ふたたび「ワンダーJAPON」を手に 日本の珍スポット、B級スポット、廃線廃墟、工場、珍建築などを 回りた

    • 世界一の釈迦涅槃像……だけじゃない!南蔵院のすごさ【福岡】

      皆さんこんにちは! 今回は博多駅から電車で30分弱のところにある南蔵院を紹介します。 南蔵院は篠栗四国霊場(※1)の総本山であり、高野山真言宗の別格本山。 その歴史は古く、篠栗四国八十八箇所の一番礼所でもある南蔵院は、 空海(弘法大師)が訪れたとも伝わります。 ※1. 福岡県糟屋郡篠栗町にある、空海(弘法大師)を拝する88か所の霊場の総称 想像を超える大きさの釈迦涅槃像なんといっても南蔵院の一番の見どころは釈迦涅槃像! 全長41m、高さ11m、重さ約300tあり、 ブロン

      • たとえセンスがなくても、「面白い」を生み出す秘訣

        こんにちは。珍スポの達人です。 YouTubeの投稿を続ける中で、最近ちょっとずつ チャンネル登録していただけるようになってきました。 1年くらい無風だったので、ほんとにうれしい限りです。 なんでチャンネル登録するか、人それぞれ理由はあると思いますが、 自分が誰かのチャンネルを登録するときのことを考えてみると、 「面白かったから」 これに尽きるなと。 (それプラス、今後も面白い動画が投稿されるであろう期待感) つまり、僕のチャンネルも面白ければ登録をしてもらえるだろうと。

        • 魔界・京都を歩く(サイの河原は実在した)

          京都には 東の鳥辺野(とりべの) 西の化野(あだしの) 北の蓮台野(れんだいの) という3大葬送地があります。 前回は鳥辺野周辺の珍スポットである 六道珍皇寺と六波羅蜜寺を紹介しましたが、 今回は化野念仏寺を取り上げます。 「あだし」とは「はかない」「むなしい」という意味。 この地でも古来より人を朽ちるに任せる風葬が行われてきました。 およそ1200年前、弘法大使(空海)が野ざらしに なっていた遺骸を埋葬して供養のために千体の石仏を埋め、 お寺を建立したのが化野念仏寺のは

        • 固定された記事

          魔界・京都を歩く(冥界へと通ずる“六道の辻”)【京都・東山】

          「京都は魔界ですよ」 学生時代に京都に住んでいた友人にそう言われ、 久しぶりに足を運んでみることにしました。 これまで何度か京都を訪れてはいるが、清水寺や三十三間堂、 伏見稲荷神社など修学旅行で訪れるような 有名な観光スポットしか行ったことがなかった。 あとはくるり主催の「京都音楽博覧会」に行ったり。 しかし、調べてみると京都の裏の一面が見えてきました。 京都には3大葬送地があります。 西の化野(あだしの)、北の蓮台野(れんだいの)、 そして東の鳥辺野(とりべの)の3つで

          魔界・京都を歩く(冥界へと通ずる“六道の辻”)【京都・東山】

          京都有数の色街・五条楽園は今【京都・河原町】

          こんにちは。珍スポの達人です。 前回は横浜のちょんの間を紹介しましたが、 今回は西へ移動して京都の五条楽園を歩いてみたいと思います。 五条楽園とは、江戸時代後期から2011年にかけて繁栄した 京都有数の遊郭地帯のこと。 もともとは七条新地と呼ばれていましたが、 1958年の売春防止法施行により五条楽園へと名前を変え、 表面上はお茶屋(舞妓や芸妓が客に芸を披露する店)や 置屋(舞妓・芸妓を派遣する店)として営業しつつ、 実態はちょんの間として活動していました。 最盛期には15

          京都有数の色街・五条楽園は今【京都・河原町】

          日本三大ちょんの間・黄金町の今【神奈川・横浜】

          こんにちは、珍スポの達人です。 今回紹介するのは、神奈川県横浜市にある黄金町のちょんの間です。 ちょんの間とは、元赤線・青線で営業している性的なサービスをする風俗店およびその地区。 赤線は売春防止法の施行(1958年)までの間に半ば公認で売春が行われていたエリアで、一方の青線は非合法のエリアです。 警察署では特殊飲食店として売春行為を許容、黙認する区域を地図に赤い線で囲み、これに対して非合法の区域を地図に青い線で囲んだことからこの呼び名がつきました。 非合法であるがゆえ外

          日本三大ちょんの間・黄金町の今【神奈川・横浜】

          異世界への入り口!? 時が止まったままの国道駅【神奈川・横浜】

          こんにちは!珍スポの達人です。 今回取り上げるのは、神奈川県横浜市鶴見区にある JR鶴見線の国道駅です。 名前の由来はずばり、国道15号(第一京浜)に隣接する駅だから。 「15号なのに?」と思うかもしれませんが、1930年の開業当時は 国道1号線だったそうです。 「日本のコンクリート工学の父」と呼ばれる阿部美樹志が 高架を利用して設計したトンネルのような駅で、アーチ状に造形された 天井や窓が当時としてはモダンだったことを偲ばせます。 ここにはかつて「臨港デパート」という商店

          異世界への入り口!? 時が止まったままの国道駅【神奈川・横浜】

          改札から出られない……けど訪れる人が止まない都会の秘境駅【神奈川・横浜】

          どうも!珍スポの達人です。 今回ご紹介するのは、改札から出られないのに訪れる人が止まない不思議な駅です。 それは、関東の駅百選にも選ばれているJR鶴見線(海芝浦支線)の終着駅・海芝浦駅。 最近「鉄道ファンがガチ投票!駅総選挙」というテレビ番組で鉄オタの市川紗椰さんが1位予想していました(結果は20位で、1位は東京駅でした)。 東芝の前身である「芝浦製作所」が「海」に面していることにちなんで名付けられた「海芝浦駅」は、東芝の工場の敷地内にあるため、改札を通れるのは会社関係者だ

          改札から出られない……けど訪れる人が止まない都会の秘境駅【神奈川・横浜】

          工場マニア垂涎の聖地「奥多摩工業」の“内部”に潜入してみた【東京・奥多摩】

          どうも!ちんたつこと珍スポの達人です。 新宿駅から中央線と青梅線に約2時間ほど乗って到着する奥多摩。 東京都は思えない緑豊かな場所で、日原鍾乳洞があったり、 トレッキングを楽しめることで有名です。 駅から徒歩5分のところにある氷川キャンプ場には ちんたつも学生時代に何度もお世話になりました。 さて、その氷川キャンプ場よりも駅そばに、 工場マニアが愛してやまない聖地があると言うじゃありませんか! 何度も奥多摩に行っていたのに全然気づかなかった……。 ということで、奥多摩工業

          工場マニア垂涎の聖地「奥多摩工業」の“内部”に潜入してみた【東京・奥多摩】

          愛され続けて240年!83歳13代目が切り盛りする江戸時代創業の駄菓子屋さん【東京・雑司ヶ谷】

          どうも! 珍スポの達人です。 今回ご紹介するのは、小さい頃おそらく 誰もがお世話になったであろう駄菓子屋さんです。 小銭を握りしめ、10円のガムと30円のビッグカツと…… なんて友達と買い物した人も多いのではないでしょうか。 東京・雑司ヶ谷の鬼子母神の境内にある「上川口屋」は、 なんと創業1781年(天明元年)! 240年以上も続く、国内最古の駄菓子屋さんです。 店を切り盛りするのは13代目、御年83歳のおばあちゃん。 とても気さくな方で、 「東京大空襲であたり一面が焼け

          愛され続けて240年!83歳13代目が切り盛りする江戸時代創業の駄菓子屋さん【東京・雑司ヶ谷】

          東洋一の栄華を誇った“日本一アクセスしやすい”廃墟【神奈川・横浜】

          廃墟と言われて、どんなところを想像するでしょうか? 軍艦島のように船でなければ上陸できなかったり、人気のない山道を突き進んでいったり…… 今回ご紹介するのは市民の憩いの場である公園内にそびえ立つ “日本一アクセスしやすい”廃墟です。 それがこちら↓ めっちゃバスケットボールしてる!! 続いて、反対側と正面から見てみましょう↓ 美しい佇まいですね…! ここは横浜市中区にある「横濱競馬場(根岸競馬場)一等馬見所跡」です。 明治維新より前の1866年(慶応2年)に日本初となる常

          東洋一の栄華を誇った“日本一アクセスしやすい”廃墟【神奈川・横浜】

          【東京・池袋】This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part3

          どうも! 「珍スポの達人」、略して「ちんたつ」です。 “日本のガウディ”こと梵寿綱の建築を紹介するシリーズ。 今回は、東京・池袋にある「斐禮祈(ひらき):賢者の石」「ヴェッセル:輝く器」「PETTI ETANG」の3つを取り上げます。 まずは1979年築の「斐禮祈:賢者の石」から。 家族連れなどで賑わう南池袋公園のそばにその建物はあります。 壁に埋め込まれた賢者の石(?)がシンボリックですね。 1、2Fは平喜屋さんという酒屋の倉庫&事務所、上階は集合住宅となっています。

          【東京・池袋】This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part3

          This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part2【東京・和泉】

          どうも! 「珍スポの達人」、略して「ちんたつ」です。 “日本のガウディ”こと梵寿綱の建築をご紹介するシリーズ。 今回は、京王線代田橋駅から徒歩7分ほどのところにある「ラポルタ・和泉」と、そこから150m離れた「マインド和亜」を取り上げます。 まずは1990年築の「ラポルタ・和泉」から。 代田橋駅を降り、甲州街道を渡って通りを1本入るとすぐに印象的な建物が目に飛び込んできます。 金色に輝く髪をなびかせ、艶かしく身をくねらせる女性の彫刻が目印です。これは「樹下美人図」

          This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part2【東京・和泉】

          This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part1 【東京・早稲田】

          どうも! 「珍スポの達人」、略して「ちんたつ」です。 “未完の傑作”サグラダ・ファミリアを手がけたスペインの建築家アントニ・ガウディは有名だと思いますが、“日本のガウディ”の異名を持つ建築家がいることをご存知でしょうか? その人の名は梵寿綱(ぼん じゅこう)といいます。 1934年生まれ。1956年に早稲田大学理工学部建築学科を卒業。シカゴで絵画、彫刻、工芸などを学んで帰国後、1974年から梵寿綱を名乗ります。名前の由来はヒンドゥー教の奥義書「ウパニシャッド」の「梵我一如

          This is “日本のガウディ” その名は梵寿綱(ぼん じゅこう)Part1 【東京・早稲田】

          日本で一番台湾に近い!五千頭の龍が昇る「聖天宮」 【埼玉・坂戸】

          どうも! 「珍スポの達人」、略して「ちんたつ」です。 今回は、埼玉県坂戸市にある聖天宮をご紹介します。 坂戸ってどこ…? と思った方もいるかもしれませんが、 坂戸は埼玉県のちょうど真ん中あたり。小江戸として有名な川越市に隣接していて、若葉駅は川越駅から電車で15分ほどのところにあります。 今回ご紹介する聖天宮があるのは、駅から5分ほどバスに乗り、「戸宮交差点前」というバス停で降りて約6分のところ。周囲にはのどかな畑が広がっていて、そんな中で突然巨大な道教のお宮が現れます。

          日本で一番台湾に近い!五千頭の龍が昇る「聖天宮」 【埼玉・坂戸】