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東京オリンピックDAY5 日本軽量級の頂点

開会式の翌日を初日とするのは変な話なので、ちゃんと調べたところ今日が5日目だった。

私も全ての時間テレビに張りついているわけではないので、見た種目を適当に述べていく。

スケートボード

渋谷に宮下公園という公園があり、スケートボードをやるとなればそこでしかできない印象を持っているのだが、今日は全国・全世界のスケートボード選手に夢と希望を与える1日となったと思う。宮下公園という公園は今はぶち壊されて大規模なショッピングセンターができたのだが、それでもスケボーとボルダリングの場所は残っていて、結局追い出されたのはホームレスだけかと思ったものだ。

堀米という選手が金メダルでアメリカではけっこう稼げるようだ。若いうちから大金を持つとろくなことにならないと思うのは古い発想だろうか。いずれにしても金メダルにケチをつけてはいけない。また、名前は忘れたが日本の他の2選手も頑張っていたと思う。いや見てないけど。ただ、選手がイヤホンをしていたのは果たしてどのぐらい意味があるのだろう。

卓球

混合ダブルスで伊藤美誠と水谷隼という、「気がついたら勝っている」コンビが出ていた。伊藤も水谷も技術的には高いモノを持っているのだと思うので、大崩れしない。相手のミスを誘い、自分はミスをしないタイプだと私はとらえているが、私に言わせてみればあまり見ていておもしろくないタイプである。

卓球で1番好きな選手は、かつて中国のダブルスの名手だった陳杞である。卓球ファンはこの名前を見ただけでどんなプレースタイルかわかるのだが、早い話がどんな態勢でも強打を打つ。

道具の進化・球が速くなりすぎない規制もあり、陳杞のような選手はもう見られないと思う。

陳杞推しが激しくなってしまったが、結局伊藤・水谷ペアの試合は10ポイントぐらい見て飽きて終わり。伊藤の前髪の上げ具合もそこまで上げて額を見せつけてどうするのだろう。

柔道

昨日も書いたように、阿部詩の女子52kgは、日本が長らく金メダルを獲得できなかった。おそらく唯一ではないだろうか。2004年の横澤が1番近かったと思うが(準決勝で最後の1秒で大逆転したことはあったものの)、中村美里で勝てずに誰なら勝てるのだろうと思っていた。2日目までの時点では、金3銀1は、アテネと並ぶ過去最高の出来ではないか。アテネの銀1が女子52kg級だったので、その52kg級で勝てたのは、非常に意義がある。その意義というのは、五輪史上初の兄妹同日金メダルという記録よりも値打ちがある。ちなみにそのときに男子66kgで圧倒的な強さで優勝したのが外柴先生だったので、人生どうなるかわからないものである。

幸い、日本の女子選手はヨーロッパ選手と相性が良い。逆に劣悪なのは北朝鮮である。特に軽量級の北朝鮮選手には非常に苦しめられた。フランスの女子選手で秒殺を繰り返した選手がいたが、それでも阿部詩が勝てたのは、彼女の実力と共に相性が良かったのだろう。

女子バレーボール

中田久美は何に思い悩んでいるのか、ここ1年の老化が激しい。選手の活躍以上に心配だ。今日はケニア戦で、ケニア=マサイ族=よく跳ぶのかと思ったが、身体能力を上手くバレーにアジャストできていない感じがする。まだまだ競技のレベルに上昇の余地がある。日本の実業団リーグかイタリアででもトレーニングすれば、そこそこの金銭とノウハウを学べるはずなので、ぜひ行ってもらいたい。願わくば強力なスパイクを打っていた5番の選手が姫路あたりの実業団に来たらおもしろい。そもそもマサイ族はごく一部のはずで、ケニア=マサイ族という短絡的な思考は良くない。

先日の大坂なおみといい、肌の色が黒いと髪の毛のカラフルさや髪型の複雑さでアピールしたがるのはいったい何なのだろう。

古賀紗理那が車いすで退場したらしいが、捻挫か足首の骨折だろう。せっかくの地元開催の五輪で賭ける思いが強かったはず。残念だ。

明日の見どころ

大野将平が負けるのかどうか。ブックメーカーの賭けなら私はスルー。負けるイメージが湧かないが、勝つとすれば安昌林だろう。彼は桐蔭学園で丸山城志郎と一緒に練習した仲である。また、57kg級では金知秀という在日選手が韓国代表として出てくる。国の違いはあれど、日本で練習した成果を見せてほしい。

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