新平社より、最近の活動についてのご報告です。/木下公香 知念大地 新作保育園公演「いのちの誕生」(裸体版)について (2023年10月29日 於 えんとつ町のプペル保育園とよおかザ・ガーデン) この公演は保育園の先生からのお電話より始まりました。 その時点で先生も現在の知念の踊りはご存知でしたが、今回は子ども達を楽しませてくれるものを、、との希望をお持ちでした。 後日、知念と一緒に直接、園にお話しに行ったところ、施設長を含めて三人の先生が同席されました。
【※本日の公演について※】新平社より 2023.10.27公演時アナウンス 情報化社会の中であらゆるものごとが複雑化した昨今、知念大地は「人間本来の姿を今一度見つめあいたい」との意志のもと、裸体によるあるがままの踊りを選択してきました。 昨日、警察署から連絡が入り、支配人、オーナー、アーティストによる話し合いがもたれました。 公然わいせつ罪と表現の自由は常に拮抗し、多くは最高裁まで争われる事案となります。 豊岡劇場の運営への影響、裁判となった場合の費用などを含め、最終判断は知
知念大地から見た、地を這う前衛・田中泯 わたしの踊りはそれぞれをそれぞれにするが 彼の踊りは他者を束ねる。 わたしの踊りは空間をほどくが 彼の踊りは空間を支配・制圧する。 わたしの踊りは存在の全てをその瞬間において肯定するが 彼の踊りは選別する。 わたしの踊りは存在たちを誇り高くさせるが 彼の踊りは踏みにじる。 場で踊るのではなく、場を踊ると言った彼の踊りに路上の風は感じられない。 彼の踊りに、世界との本当の交わりを見ない。 わたしはわたしを脱ぎ世界を紹介するが 彼は
あなたの火が僕に灯り 僕の火があなたに灯る ふたりの火は生活の全てに溢れ、 ひかりの種を彼方にまいた 私たちが消えたあと またひかりを誰かが火へと変え生を走り ひかりの種をまたまいた それは私たちへとうけつがれた 未来とは明日だった 未来とは昨日だった その消滅地点に彼方のひかりと火が 鮮烈な静けさとなり 憂いを滅ぼし歩くのだった ここからここに来るために 私たちは未来を抱いた ここからここに来るために 痛み、間違い、愛し、和解し 何度でも和
「遊びの王さま」作:ちねんだいち ある学校に遊びの王さまがいた 王さまは遊ぶのが得意だった でもだれも遊びの王さまがどこから来ているのかを知らなかった。 ある夕方、学校が終わると、子どもたちはこっそりと王さまの後をつけた。 王さまがこの世界のものではないと大人たちがウワサをしていたから。 王さまは街を抜けて、小道をひとり歩いていった 山に入る入り口で 王さまはふりかえり 僕らにニタ~っと笑ってみせた 沈みゆく太陽にてらされ、きらきらひかる樹々や空、王さまのまわ
「城崎meets大道芸終演ー危惧と祈りー」2021.3.24 乱筆失礼、気持ちが冷めないうちに。 はじめに、共催頂いた豊岡市、ご協力頂いた城崎温泉観光協会、温泉寺の皆様に感謝いたします。 そして、コーディネーターの松岡大貴さん、渡辺瑞帆さん 地域おこし協力隊として活躍されているお二人の、時間をかけた城崎との交流がなければ決して実現しなかった企画でした。 ありがとうございました。 そして今回、フェスティバルの進行諸々を引き受けてくださった制作・奥村優子さん。様々な大道芸