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中国在住オッサン マガジン

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中国在住のオッサン達のマガジンです。
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記事一覧

オンラインを剥奪された中国の電子煙草売人は何処へ向かったのか。 Vol.2

 今年も残りあと2日。  今回も引き続き中国の電子タバコ売人達が何処に向かって行ったのかについて書いていきたい。 2021年の年末だというのにオッサンマガジンを一生懸命更新して、私は一体何をやっているのだろうか、そんな感もあるがとにかく書いていきたいと思う。  コロナ禍に中国のマーケティング手法は网红(インフルエンサー)を使ったオンラインでの販促に急激にシフトしていったわけだが、これは電子タバコ業界でも同じである。 だが残念なことに抖音などの一部プラットフォームでは「電子

オンラインを剥奪された中国の電子煙草売人は何処へ向かったのか。 Vol.1

中国在住オッサンマガジンを放置して久しい。 中国在住のオッサンを集めてオッサンマガジンやろうぜと言っておきながら言い出しっぺの私も「ああ、そんなものもありましたね」というくらいに放置していた。 うっかりしていたと思う。 今に始まったことではないが、私は本当にうっかりさんだ。 ここら辺で中国在住オッサンの底力を見せる意味でも、今回は有料級の情報を皆さんにお届けしたい。 お届けしたりしなかったりしたい。 今回は有益過ぎて読者がオシッコちびったりちびらなかったりするくらいの情報をお

Twitter上でみかける中国に関わる人達を勝手に分類してみた。

前回の記事の通り、そして誰も書かなくなった「中国オッサンマガジン」。しかし天邪鬼な脳の作りをしているワタシ、誰も書かないならと、むしろ創作意欲が活発になってきたので、その慣性に任せてまた記事を書いてみます。 もちろんいつもの通り大した内容ではない。 さて、タイトルの通りTwitterをやってると、様々な形で中国に関わる方々を目にすると思います。日々中国の悪口Tweetをせっせとしている方々、それと一生懸命に戦う方々、一生懸命に中国の良さを伝えようと夜景やら网红やら何やらをT

中国のオッサン達もうネタ切れの件

こんばんわ。 タイトルの通り、中国のオッサン等、もはや記事にするほどのネタが無いんじゃねという話。その証拠に全然新しい記事書いてないよな。まあ、しょせん中国にいるオッサンなんてそんなもんよ。 大体のオッサンが毎日上下班して屁ぇこいて寝てるだけだからな。 あとはなんかフリーランスでよく分かんねえ事して家で屁ぇこいて寝てるオッサンだ。 日本にいようが中国にいようが日常なんてそんなもんなんだよ。 いや、中国に来たての頃は毎日が非日常だが、それも慣れてくると日常化してくる。感性が摩

中国の白酒は中華系マイナー飲料で割って飲むと美味い説

中国在住のリーマンが最初にぶつかる壁が接待で注ぎ交わされる白酒である。中国語の「干杯」は日本語の「乾杯」とは違って全部飲み干すという意味ですよと言われながらイッキをし続け、気づけばトイレで嘔吐する生まれたての仔馬のようになって歩くこともままならなくなったという経験は誰もが持っていると思う。 中国での一種の通過儀礼のようなもので、これを何回かやると白酒のイッキはなるべく飲まないように気をつけるようになり、辛い思い出と共に白酒独特の匂いと焼けるような喉越しが脳裏に刻みつけられてし

中国でコロナワクチン(不滅化)接種後抗体の有無検査してきたら辛い現実が待っていた話

私は中国上海在住の日本人であるが、今年の4月、5月で中国の不滅化ワクチン(国薬北京生物科技、通称北生)を接種した。接種目的については、下記NOTEにも書いたので、そちらをご参照頂きたい。 で、今回コロナ抗体の有無の確認を行うにあたって、動機について簡単に述べる。私の知り合い、友人を含めて接種後に抗体検査をしたら(風邪を引いて熱が出たので仕方なく発熱外来に行ったら、血液検査でIgm, IgG両方検査されたということ)抗体が陰性であった(要は抗体無)という話を結構な数で聞いてい

ギラついてる寧波阪急百貨店に行ってきた。

基本普段EC案件の仕事をしていて、プライベートでもタオバオやネットスーパーである盒马や叮咚を使っている自分としては、百貨店のようなオフラインの典型みたいなところには行かないことが多い。スーパーですらいかない。 ただ、一つ気になっている百貨店があった。 紆余曲折を経て今年4月寧波に開業した阪急百貨店が売上好調らしい。そもそも、海外初の阪急百貨店で、しかも北京・上海・広州といった「北上広」を飛び越えて、何故地方都市の一つである浙江省の寧波を選んだのか、色々気になっていた。

ワタシが鎮にいる理由

9月、終わらない夏を彷彿とさせるネチャァと纏わりつく熱気の中、深セン市の皇岗に到着した。イミグレを抜けると白タク運転手が「有车,有车」と声をかけてくる。鬱陶しいぜと思いつつ、ああ、また大陸に戻ってきたという実感も伴った。 ワタシは指定された場所に向かう。転職先の会社が迎えの車を手配しているからだ。 「東莞か…」 二回目の大陸。深セン市には以前来たことがあったが東莞は初めてだった。ワタシは以前は北京市で数年過ごしていたこともあり、そう心配はしていなかったが果たしてどんなところな

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10,000

『青島ビールっぽいビール』と青島ビールを飲み比べる。

 夏だからビールでも買うかと思ってスマホで見ていたら、偶然『青島ビールっぽいビール』を見つけた。   デザインをかなり寄せてきているので、パッと見で青島ビールかなと錯覚したが、よく見ると青邑ビールだった。 そういえば最近は中国でも偽物の食料品あまり見かけなくなったよなぁと感慨深くなり、青邑ビールを買った。 青邑ビールは500ml×5缶で9.9元だった。 1缶2元以下。 ミネラルウォーターより安い。 せっかくなので、青島ビールと青邑ビールを並べてみた。 向かって左が偽物の

「鎮」に住んでた頃の話をしよう…

鎮皇とみまきち氏が住む鎮に訪れた時の話はこちら。 とにかく田舎題の通り、とにかく田舎であった。国道沿いにある鎮だったのでいくらかましな部分はあったが、基本工場しかないような鎮であった為、ワーカーが住む街であり、人々の質は著しく低かった。無論、そのような方々が住まわれる地域の為、街中はほんとに汚かった。クリンネスのクの字もなかった。ベランダには上の階の住人が投げ捨てる食べかすや使用済みで液体付きのコンドームが私の家のベランダに落ちてる来ることは日常茶飯事であった。 鎮皇が鎮

3年ぶりの帰郷

先日、妻の江西省の実家に3年ぶりに里帰りした。今回1歳になったばかりの娘を連れての帰郷だった為、義父母は大喜びしていた。去年はコロナ初期に義父母は生家のある農村が封鎖され、二カ月以上も農村に閉じ込められており大変な目にあっており、帰ることができなかったが、やっとのことで腰の重い妻の尻を叩いて帰ることが出来た。その際、色々考えることがあったので、今回NOTEにまとめてみることとする。 後で気づいたが、この建物は実は鎮政府ではなく、県政府のものだった。妻の実家がある鎮と県の中心

いわゆる「鎮」に行ってみた

鎮とは何ぞや?鎮。 この文字を見て頭に浮かぶのは何だろうか。人、それとも光景?私からしたら鎮と言えばこのお方しか頭に浮かばない。知らんけど。 そう、鎮の皇帝、鎮皇。 最近JKだとか、人妻だとか、上海駐在っぽくなったり忙しいが(笑)私にしたら鎮と言われて浮かぶのは間違いなく彼である。鎮に行けたら行くと過去に彼に言ってしまっている手前、行かないわけにはいかない。関西人の行けたら行くわーは「行かへん(行かない)」という意味だが、私はあえてタブー(?)を犯し、鎮へ行くことを決め

日本Amazonで怪レい日本語本が生まれていることに気付く。

 中国に住んでいると日本の書籍はもっぱら電子書籍に頼るしかなくなってしまうため、私は大体Amazonの電子書籍で本を読んでいるのだが、今朝Kindle向けの本を物色していたら、下の本を見つけた。 怪レい「ラーメン」の綴り。 しかも料理本なのに、有名店『一蘭』のラーメン画像を表紙に大きく掲載してしまっている。 私でもサクッと作れそうな安易な表紙のデザインに引かれ、早速読んでみた。 初っ端からラーメンを「Rのアーメン」と誤植してしまうという痛恨のミス。 一文目からグイグイ来や

性都東莞時代を振り返る

SARSの真っただ中の香港へ渡航私が広東省東莞市に住んでいたのはもうかれこれ16〜18年前にもなる。 当時大学を卒業したばかりで、香港の企業に就職した私はSARS真っただ中の香港へ飛んだ。渡航前に嫌というほどニュースでSARSの恐ろしさが報道されていたのだが、私は当時若かったこともあり、特に深刻に捉えていなかった。まあ、今考えりゃほんとバカだった。もちろん、親は心の中では泣いてたであろう。ごめんなさい。 香港に渡航したその日の晩、社長と董事長に香港式海鮮レストランに連れて