「読まれる文章を書く」今すぐできる!戦略的な記事づくりの秘伝のワザ
「頑張って書いたのに、読まれない」
それは"文章力がないから"だと思っていませんか?
noteを書きはじめた頃の私もそうでした。
私は14年間、広告をつくったり、コピーライターとして仕事で記事を書いたりしてます。だからこそ趣味で書いたnoteの閲読数が少ない時は、なんだか恥ずかしい気持ちになりました。
しかし仕事で書いた「読まれた記事」と「読まれなかった記事」を、読者が記事のどの部分を読んだかわかるツールを使って比較すると、そこには"明確な差"があることがわかりました。
文章力も大事ですが、もっと大事なのは”文章構成”。
これしだいで、読まれる記事とそうでない記事がハッキリ分けられることに気づいたのです。
前回書いた「読まれる記事タイトルの秘伝のワザ」に予想を上回る多くの方からの反響がありました。それが嬉しかったので、今回は「読まれる文章の秘伝のワザ」を書いてみたいと思います。
これも内緒にしたいし、有料にしたいところですが、出血大サービス!全部無料で読めちゃいます。笑
書くのを楽しみたい方、文章やメルマガを書くお仕事をする方、ぜひ秘伝のワザを持っていってください。
●冒頭は「ゴールデンエリア」
テレビの「ゴールデンタイム」は、みんながテレビを見る時間帯のこと。
記事にはみんなに一番読まれる「ゴールデンエリア」があります。
それが冒頭です。
タイトルに惹かれて記事をクリックしてくれた読者のうち、残念ながら多くの方がここで脱落します。
そのためこの冒頭でさらに、読者に「面白そう、読み続けたい!」と思ってもらうことが必要です。では実際に、どうすればいいの?具体的な3つの方法をお伝えします。
1)文章の"山場"を冒頭で見せる
最近、ヒット曲のサビは、曲の一番はじめにあることが多いようです。ネット上でたくさんの曲を試し聴きできるようになり、最初で惹きつけないと、聴き続けてもらえないのだとか。
記事にもそれと同じことが言えます。
読者は手っ取り早く、面白い記事に出会いたいと思っています。そのため文章の一番面白いところ、つまり"山場"を先に見せます。例えばこんな感じです。
登山だって山頂が見えなかったら、登る気が失せてしまいます。文章もゴールを先に見せることで、読者は伏線を回収するかのように、興味を持って読み進めてくれます。
2)挨拶はいらない
ライブの冒頭は、アーティストが数曲、自身の最高のパフォーマンスを演奏してはじまる場合が多いですよね。「こんにちは。来てくれてありがとう」とはじまったら、確かに丁寧ではあるのですが、観客のテンションは下がってしまいます。
記事の場合、「こんにちは」とか「お久しぶりです」とかで書き出す方が多いようです。でも記事も、パフォーマンスという意味ではライブと同じ。
通りいっぺんの挨拶より、自分の最高の山場をまず見せたほうが、ワクワクした気持ちを最後まで保ったまま読んでもらえることが多いようです。
3)冒頭に画像をいれる
冒頭を読んでもらうために、画像を入れるのも効果的です。画像のある記事と、ない記事とでは、離脱率にかなり差がでます。
以前話を聞いた新聞社の方も「1面の写真を大きくしたら売上に差が出た」と言っていました。
どうでしょうか?画像が先にある方が面白そうな感じ、先を読んでみたくなる感じがしませんか。
●どんどん読み飛ばしてください!
記事を書いても、結局読まれるのは全体のわずか「20%」なのだそうです。確かにそうですよね、忙しい人はパッとスクロールして自分にとって重要な情報があるかそうでないか、瞬時に判断します。
そのため全体をきちんと読んでもらうより、重要なところだけを拾い読みして「大体を理解してもらう」ことに私は注視しています。
ではどうすれば?重要な3つの"秘伝のワザ"があります。
1)重要なところを「太字」に
この記事を見ていただいてもわかるのですが、私の書く記事のほとんどは、重要な部分を太字にしています。誰にとっても文章を読むのは大変。パッと読んで「拾い読み」できるための工夫です。
実際、太字にした部分ほど注視されている傾向にあり、そのぶん読者の記憶にも残るようです。
2)画像に文字を入れてしまう
特に重要な部分は、画像の中に文字を入れてしまう方法もあります。例えば私の中華レシピでは、これを見ながらつくる人が調理中でも目を追いやすいよう、その工程の大事な部分的だけ写真の中に文字を入れています。
3)スマホで見て改行をチェック
私は記事をパソコンで書いていますが、出来上がった文章は、必ずスマホでチェックしています。読者のほとんどがスマホで読むことが多いからです。
PCではきれいだったのに、スマホで見ると変な位置に改行があったり、文章が続きすぎて「文字文字しくなり」読みづらいときがあります。
そのためスマホで読んでも快適なように、一段落が5〜6行くらいにおさまるよう調整しています。
●一文一文は「リレーの選手」
そして最後に、記事は冒頭からはじまり、最後まで流れるようにスムーズに読んでもらうことがいちばんの理想です。そのために、私はいつも一つ一つの文を「リレーの選手」だと思うようにしています。
一文、一文と下にバトンを渡すように読み進めて行く中で、矛盾するところはないか?
モタモタして見える部分はないか?
もしモタつく部分があったら、思い切って削ってしまうのもありです。文章が長いより、短くて言いたいことが伝わる方が、読者にとっては親切です。
文章を書く秘伝のコツ、いかがでしたか?もし参考になった方がいらっしゃったら、下の「スキ」ボタンを押していただけたら嬉しいです。
次回は私の「画像づくりの秘伝のコツ」をご紹介します。冒頭画像や、記事の途中に差し込む画像など、画像が大切なのはこの記事でも触れたとおり。でも難しいワザは使いません。ぜひお楽しみに!
小森谷 友美
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