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書くと、癒される。落ちこんだ私が回復するまで。

最近、かなり落ちこむことがありました。

他者からの言葉に傷つき、理不尽さに怒り、悔しくて、後悔する気持ちがめずらしく一気に湧いて、ずっとそのことばかり考えて眠れなくなるくらい、悶々とした日々をすごしていました。
今思い返しても、辛かったなぁ・・今年の3月は。

そんな自分の気持ちを晴らすべく、いつもと違う場所に出かけてみたり。おいしいものを食べながら、友達に状況を話してみたり。ランニングしたり。そして、はじめて自分にお花を買って生けてみたり。

したんですけど、たしかに一瞬は気持ちが晴れるのですが、またふと我に返ったときに、ずーーーんと落ちこんでしまって。

どうしようかなぁと思っていたころ、長男からふと、思いがけないサプライズのような嬉しい言葉をもらえました。

それは日常のなかで、ほんのささいなひと言でした。でも私にとっては、かけがえのない宝物のような瞬間でもありました。
その情景、息子の言葉、そして偶然起こった奇跡のできごと(少し大げさかもですが)を記録せずにはいられず、noteに書いてみることにしました。
それがこちらです。

落ちこんでいる時に、文章を書く手を動かすのは、正直いえばかなり億劫でもありました。気持ちがふさいでいる時に、ランニングウェアを着て走りに出かけるような。

でもね、書いていくとなんだか、じんわりじんわりと私の心の中の傷が癒えていくような、そんな気がしたのです。

それは書く瞬間から、はじまりました。

息子とのできごとを思い出しながら、できるだけそのときの情景や、私のリアルな気持ちが伝わるように、言葉をえらんで書いていきます。
書く前はやっぱり億劫で、だらだらとSNSを見たりしてなかなか手がすすまないものの(笑)いざ言葉をぽつぽつと書いていくと、いつのまにか「書くこと」そのものに没頭することができていました。

これは流行りの「マインドフルネス」といえる現象なのかなと思うのですが、ただそこにあるものだけに集中し、他のことはまったく考えられない状態になりました。ちょうど、ランニングをしているときに近い感覚です。

しかも私、文章を書くのがとっても遅いんです。

「こっちの言葉のほうが、私の気持ちっぽいかも?」
「この写真をどこに差し込んだら、うまく状況が伝わるかな」

などいろいろ試行錯誤していると、平気で2〜3時間はすぎていきます。

その間ね、落ちこんだ気持ちなんて、いっさい蚊帳の外!笑

書きはじめると「息子との様子をどう伝えるか」しか考えられません。頭の中は、幸せな記憶と、その表現方法だけで埋めつくされるのです。

そうして書きすすめていくと、だんだんと自分のなかに、幸せな記憶が定着していくのを感じます。

「この瞬間、私はほんとに嬉しかったなぁ」
「息子がかわいかったな〜」

幸せなことをちゃんと「幸せだった」と自覚することができるし、自分の嬉しい記憶を脳に刻みこめるんです。

最近、とくに忘れっぽい私。嬉しかったこと、感動したこと、どんなにその場で突き動かされるような感情があったとしても、日常の慌ただしさのなかでは、やがて消えてしまうことも少なくありません。

でもね、不思議と書いたことって、覚えているものなんですよね。

思い出しながら、書いて。
何度も推敲して読みながら、また書いて。

そうするうちに不思議と、嬉しかったことが記憶しやくなるのではないかと思いました。

そうして書きながら、なんだか嬉しくて、幸せな気持ちに包まれた私。書くパソコンの横には、noteにも書いた「きいろいお花」を飾っていました。

「いやなこともたくさんあるけど、私には私なりの、嬉しいこともあるんだから大丈夫だよ」

自分で自分の肩をぽんぽんと叩きながら、励ますようなことができたように感じます。

そのnoteを公開してからも、気にしぃな私は、何度も何度も自分の書いたものを読み返すんですね(笑)

するとそこでも不思議なことに、読み返すたびに、そのときの嬉しかった気持ちがふんわりと、自分をあたためてくれるような気がしました。

この先ずっと何があっても、自分の書いたものを読めば、過去の自分の嬉しかった記憶が励ましてくれる。

過去に書いたものは、自分が元気のないときこそ読み返したい宝物です。やっぱり、書くことは「癒し」だなぁと思うのです。

この書く・読む、という繰り返しで、私は少しずつ元気になりました。もう心配ごともないし、ちゃんと眠れるようになりました。


よく、何かいやなことがあったときに、「悪口を言って発散する」方も多いと思います。かくいう私にもそういう時はありますし、昔はもっとそうでした。

でも悪口で盛り上がっただけの人との関係は、なんだか長続きしないという持論が、私にはあります。それに悪口の内容って、なんだか脳からこびりついて離れないような。むしろ嫌な記憶が、脳にすりこまれていく気さえします。

自分の発した言葉は、自分にダイレクトに返ってくるんです。

だから嬉しかったこと・感動したこと・自分にとってよかったことを「書く」方法は、自分の中にいい記憶を定着させるために、効果的な方法かもしれません。
何より自分も周りも、そのほうがはるかに楽しい!悪口よりも未来が明るくなるのが、「書く」というクリエイティブです。

自分を癒すために、noteを書く。
そんな人を、私は心から応援したいです。


小森谷 友美
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