忙しい人が「心が動いた瞬間に」書く方法
「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、
「心が熱いうちに書け」と私は思います。
今までnoteで140本くらい記事を書いてきました。
「今この瞬間に、書きたい書きたーーい!」と、深夜に完成したこともあれば。
「何か書かなきゃどうしよう」と焦って書いたり。
「いつか書くぞ・・!」と思って熟成したネタを、数ヶ月後にやっと公開したこともあります。
そうしてこの3年くらい、検証した結果。
「今すぐ伝えたい!」と思って書く文章は、
不思議とすごく読まれることがわかりました。
最近だと、先週に書いたこのエッセイがそう。
この息子とのやりとりが実際に起こったのが、今から8日前。
息子と会話が終わった瞬間から、この話を誰かに伝えたくてうずうずしました。そうして文章にして公開したのが、その2日後。わりとスピーディです。
心が動いたとき、ハッとしたとき、グッときたとき。
その鮮度がまだまだ新しいうちに書ききっちゃったほうが、文章に躍動感が出る気がします。
自分の「書きたい!伝えたい」というモチベーションが高まっているから筆が進むし、表現する上でも記憶が新しいほうが有利です。
情景、自分の気持ち、相手の様子、会話の口調など、より鮮明に文章に再現できます。スポーツの実況中継、もしくは絵画のデッサンの感覚とも近いかもしれません。
反対に「書かなきゃ」と思って書いたものは、なんだか読者にも見透かされる傾向が(笑)自分で書いていても、なんだか面白くないんですよね。
忙しい人が「心が熱いうちに書く」には?
でも、私たち、毎日忙しいですよね。仕事に家事、育児や介護や勉強。
「書きたいことがあっても、すぐ書けないよ!」
そう思う方も多いと思います。文章って書くの面倒くさいしね。
そんな方におすすめなのが、まず起こったことや自分の感情を、箇条書きでメモすること。
さきほど冒頭で紹介した息子とのエッセイを「2日で書いた」と書きました。この会話が終わった瞬間、私はベッドに寝っころがりながら、スマホにこんなふうにメモしていたんです。
よく見ると誤字があったりしますが、メモなのでお構いなし。
このメモだけなら、書きたいと思った瞬間に、10分もあれば書くことができます。寝る前、お風呂の中、トイレでも、どこでもOK。タップするのさえ面倒であれば、音声入力もできます。
そしてこの即座のメモを頼りに、まとまった時間で文章を仕上げます。
仕上げる時に、このメモがあるのとないのとだと、再現のしやすさが全然違います。書きたいことがメモであらかじめ固まっているので、あとはそれをわかりやすくするために、肉付けすればいいだけ。メモから記憶もよみがえります。
冒頭のエッセイだと、メモしたのがだいたい10分。文章にして仕上げたのが2時間。私にしては、まあまあ短いほうの時間で完成しました(笑)
メモすると速く書ける理由
私たちが文章を書くとき、大まかに2つのことを決めています。
1)何を書くか
2)どう伝えるか
1は書く内容。さきほどの私のメモのような、文章の骨子となる部分です。
2は伝えかた。流れ、接続詞、言葉選び、画像を入れるかどうかなど、内容がより伝わるように肉付けする部分です。
私はnoteを書いていて、あるとき気づきました。書く前に「面倒だな」と思うのは、1と2がごちゃごちゃしているせいだと。
最初から「うまい言葉づかいで」とか「読者の気を惹く流れで」とか考えると、ぜんぜん筆が進まないんです(笑)
でもこの2つを切り分けて考えると進みやすくなります。
1の「何を書くか」考えるタイミングは、どんな言葉を使うとか、接続詞とか、いっさい考える必要なし!
まずは箇条書きで書きたいことを思いのままに書いていきます。あとから整理すればいいので、まずは書きたいことを文字にすることだけでOK。
するとすでに筆が動いている(実際はタイピングで指を動かしている)ためか、どんどん脳も動いてきます。1の「何を書くか」を考えながら、自然と2の「どう伝えるか」も考えていたりします。
「うまく書かなきゃ」と思うと進まないけれど、まずは箇条書きで書いてみると、自然とその先の「どう伝えるか」のアイデアが湧いてくるんです。
私はこの1と2を切り分けて考えるようにしたら、noteの文章もどんどん書けるようになってきました。
はじめはうまく書こうと思って1歩も前に進めないような状態でしたが、そこからは脱却できたかなと思っています。
書く気が起こらない方。まずは書きたいことの箇条書き、おすすめです。noteに下書きすると「ちゃんと書かなきゃ」モードになりやすいので、スマホや紙のノートやメモ帳にメモするのがいいと思います。
そんなことを昨日の夜中に思い出したので、今日は忘れないうちにnoteに書いてみました〜。金曜日ですね、よい週末を。
小森谷 友美
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