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書けないとき励まされた、ベストセラー作家の「10の書く方法」

私が長年、文章を書けなかったとき。

とっても励まされた”10個のアドバイス"がありました。映画にもなった有名な書籍「食べて、祈って、恋をして」の著者、エリザベス・ギルバートさんが自身のフェイスブックで公開していたものです。

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エリザベス・ギルバートさんは、2008年出版の「食べて、祈って、恋をして」でベストセラー作家に。それ以前からもう20年近く、小説家・エッセイストとして活躍しています。

そんなスゴイ方でも「書けない」悩みに直面することがあるんだ‥!私はまずそこに驚きました(笑)その10の書く方法を、せっかくなのでご紹介したいと思います。はじめての私の翻訳つきです。

書くための10のステップ 

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1)「誰かに」、あなたの話を伝えましょう。あなたが好きな人や伝えたい人をひとり思い浮かべて、直接届けるように書きます。そう、手紙を書くように。すると、あなたの自然な言葉が前に出るはず。「統計上のターゲット層」には、書かないように。♡

Tell your story TO someone. Pick one person you love or admire or want to connect with, and write the whole thing directly to them —like you're writing a letter. This will bring forth your natural voice. Whatever you do, do NOT write to a demographic. Ugh. ❤️

2)お話のはじめから書き始めて、何が起こったかを書き、とにかく最後まで書ききっちゃいましょう。♡

Start at the beginning of the story, write what happened, and keep going until you get to the end. ❤️

3)基本的に、シンプルな短い文章で書きましょう。♡

Use radically simple sentences. ❤️

4)良い文章かどうかは、気にしないで。ただ書き終えればいいだけ。あなたの書いたものがどんな作品であれ、書き終えるころ、あなたは別人になっているでしょう。ここに書く意味があるんです。♡

Don't worry if it's good; just finish it. Whether or not your project is good, you'll be a different person at the end of it, and that’s always worth doing. ❤️

5)書くことで誰かの人生を変えようなんて、思わないで。重くて、イラッとする文章になりやすいから。あなたを喜ばせたこと、怒らせたこと、魅了したことを、ただシェアすればいい。もし仮に誰かの人生がそれで変わったら、それはボーナスです。♡

Don't write with the aim of changing anybody's life. That will lead to heavy, irritating prose. Just share what delights or enrages or fascinates you. If somebody’s life is changed by it, that’s a bonus. ❤️

6)できる限りいつも、説明口調はやめましょう。私たちは、お話が好き。でも説明書はキライです。イエス・キリストを例にたとえると、キリストはほぼすべてのことを、たとえ話で語っています。その素晴らしい話が、多くの人を各々の学びへと導きました。そして大成功しました。♡

Whenever you can, tell stories instead of explaining stuff. Humans love stories, and we hate having stuff explained to us. Use Jesus as an example: He spoke almost exclusively in parables, and allowed everybody to draw their own lessons from his great storytelling. And he did very well. ❤️

7)文章に決められた長さはありません。売るために書かなきゃいけないわけでもありません。誰かに見られなきゃいけないわけでも、ありません。どのように文章を世に出すか、そもそも出すかどうかは、後の問題。今はただ、書けばいいだけ。♡

Your work doesn’t have to be any particular length, or written for any particular market. It doesn’t have to even be seen by another human being. How and if to publish your work is a problem for another day. For today, just write. ❤️

8)あなたは今生きているだけで、人生をずっと研究し続けていることを忘れないで。あなた自身の経験のプロは、あなたしかいないんです。これは最高の特権なんだと、胸に秘めておいてください。♡

Remember that you’ve been doing research your whole life, merely by existing. You are the only expert in your own experience. Embrace this as your supreme qualification.❤️

9)書き始めの日はみんな同じ。書きたいことを前に、ワクワクしています。そして2日目、初日に書いたものを見てヘコむんです。何も書かない人と、書き続ける人が分かれるのは、3日目。書き続けるために大事なのは「うまくできない自分を許すこと」。プライドじゃないんです。あとは、書き続けるだけ。♡

Every writer starts in the same place on Day One: Super excited, and ready for greatness. On Day Two, every writer looks at what she wrote on Day One and hates herself. What separates working writers from non-working writers is that working writers return to their task on Day Three. What gets you there is not pride but mercy. Show yourself forgiveness, for not being good enough. Then keep going❤️

10)気楽に書きましょう。驚くことがあるかもよ。♡

Be willing to let it be easy. You might be surprised.


どうでしょう。

書けない気持ちが、なんだか、ふわっと軽くなりませんか。とくに「あなたを喜ばせたこと、怒らせたこと、魅了したことを、ただシェアすればいい」ここに私はとても勇気づけられました。うまく書こうと、力んでいた自分に気がつきました。

私はこれをはじめて読み、ようやくnoteの投稿ボタンを押したのが確かこの半年後とかだったのですが(笑)

今も書こうかな、どうしようかなと思うとき、この10のアドバイスを読むと、その足取りがかるくなる気がします。

読んでくれている方に、今、書きたいものはありますか?誰かに伝えたいことを、文章にのせる勇気がでますように。読める日をたのしみにしています。

エリザベス・ギルバートさんはこのTEDでも、書けない悩みについて語っています。それはヒット作を出したあとの「次回作」が書けない悩み。この動画も面白いので、よかったら。

小森谷 友美
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