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円安・物価高でもアメリカを安く旅する!大作戦

年末年始にアメリカ・カリフォルニア州へ旅行に行ってきました。着いて早々、ホテルの売店で買ったお水は2本で2300円!さっそく、円安&物価高騰の洗礼を浴びました…。

父が買った水が高すぎて記念撮影

2024年1月時点で、1ドル=140円ちょっと。「どうしてこんな高い時期に‥」という声もあったのですが。75歳の父と、夫や息子や妹と一緒に、今のアメリカを旅してみたい。でも行くからには、できる限り安く旅したい!

そんなわがままな欲求を叶えるために、頭をひねって考え、実践し、成功した作戦だけを今回はご紹介します。

安く泊まる方法・外食費を抑える方法・無料で遊べる観光スポット、などなど。やっぱりアメリカは楽しい国でした。ぜひこの記事を読んで、コスパ最高のアメリカ旅行、楽しんできちゃってください!

ホテルではなくAirbnb

まず今回、宿泊先はホテルではなく、ほとんどAirbnbで予約しました。Airbnbの魅力は、現地のホストが提供してくれる空き部屋に泊まるので、観光というより暮らす感覚で泊まれること。もちろん清掃は行き届いているし、インテリアもオーナーの個性があって面白いんです。

さらに今回は計6人で泊まったのですが、ホテルを2部屋予約するより安かったのもポイント。それでもベッドルーム3部屋+大きなダイニングキッチン+半部屋分の大きさのウォークインクローゼットが付いていました。

子供部屋にはおもちゃと二階建てベッド

息子たちは今回の旅でいちばん楽しかったのが「二階建てベッドに寝られたこと」だそう。

そして今回感じたAirbnbの最大のメリットは、自炊できること!

大きなキッチン付きのAirbnb

もちろん現地の食事を楽しむのは大前提ですが、毎食レストランで食べていたら飽きる&外食費用がかなり高くなってしまいます。アメリカだと、例えばビッグマックのポテト&コーラ付きセットは2500円超え!家族4人で、朝昼晩で毎食1万円はかなりキツイ。そんな時、エアビーに泊まって自炊をすれば、食費を浮かせることが可能です。

毎日こんな感じで、簡単にお肉を焼いて、サラダをつくって、乾杯していました。海外で外食をすると、量がわからなくてつい多く頼みすぎてしまったり、結果太ってしまうことも多いものですが、自炊ならそんな心配も不要。

こんな感じの綺麗なダイニングテーブルが完備されていたので、ここで朝と夜は食事をとることができました。

テラスがある物件では、こんな感じで朝食を外で食べたりも。暖かい季節だったら、ここでバーベキューもできそうです。

さらに「暮らすように旅する」がコンセプトのAirbnbの良いところは、洗濯機完備の部屋が多いこと。子供の洋服など毎日洗えるため、持ち物が少なくて済みます。旅行時、子供の洋服はいくらあっても足りないので、めちゃくちゃ助かりました。

備え付けの洗濯機&乾燥機

ただAirbnbは物件によってピンキリなので、必ず口コミを確認してから予約するのがおすすめです。外国人オーナーとのやりとりは、今は翻訳機能を使って、日本語でもできます。

スーパーの安さに驚愕!

Airbnbでの自炊をおすすめする理由として外せないのが、スーパーの価格のリーズナブルさです。外食と比較して、あまりにも価格差が大きくて驚きました。たとえばこの分厚い豚肉は、8枚で1000円ちょっと。ビッグマックのセット2500円超と比べると、かなりの差です。

Airbnbにあった鉄板で焼いたら、普通に柔らかくて美味しい。ビーフも焼いちゃいました。外食すれば2万円は余裕で超えるはず。

ビールもかなり安くて、1本で100円以下。えっ、日本より安いんですけど!日本にはないビールの種類も豊富で、スーパーめぐりは楽しかったです。

スーパーで買ったパン、バター、ベーコン、目玉焼き、サラダ、オレンジ、オレンジジュースの簡単な朝食セットで、自炊だとたぶん300円いかないくらい。カリフォルニアは、オレンジジュースにつぶつぶが入ってて、種類もたくさんでとっても美味しかった…!

食料品を持っていく

そして見てください、このキャンプ並みの食料品…笑
実はこれ、私たちが今回の旅で持って行ったもの。Airbnbに泊まることを前提に、スーツケース半分に食材をつめていきました。しかもここに写ってるのはほんの一部。

今回は少し長めの滞在になるため、絶対に日本食を食べたくなることが予想できていました。そのため、カップ麺、お米、カレー粉、お蕎麦、麺つゆ、醤油などなど思いつく食材を持っていきました。

Airbnbにはこんな感じで調味料も完備されていたので(醤油もあった!)、さすがにこれはちょっと持って行きすぎたと反省しましたが、活躍したのは日清カップ麺の12個セット。カレーうどんや力うどんなどバラエティに富んだ組み合わせで、和食が恋しくなるタイミングですぐに食べられたのが助かりました。しかもAmazonでめちゃ安かった。

意外に活躍したのは、妹が持ってきてくれたブリタの浄水ポット
水道水を入れると浄化されて飲み水になるポットで、家では愛用しているのですが、水も観光地で買うとバカ高いのでかなり重宝しました。

無料で遊べる観光地のクオリティの高さ

さらに今回行ったアメリカのカリフォルニア州では、無料観光スポットが充実していたのも驚きました‥!

カリフォルニア・サイエンス・センター(LA)

まず、うちの息子たち&私もお気に入りだったこちら。大きな博物館に浮いた飛行機が出迎えてくれる「カリフォルニア・サイエンス・センター」です。

ここは宇宙へ行ったスペースシャトル「エンデバー」の本物が以前は展示してあり、火星探査機が見れたり。大人も子供も一日中いても楽しめるサイエンスミュージアム。なんと全館無料なんです。

私が中でも衝撃を受け、感心したのが、この精子と卵子の巨大オブジェ!このオブジェのコーナーに受精ゲームがあったり、性教育を明るくポップな雰囲気で体験できるのが印象的でした。

さらには超巨大人体模型による、人体ショーも。この人体模型の周りにある座席に座って、臓器の仕組みを楽しく学べるんです。

このサイエンスミュージアムの面白さはまた詳しく書きたいと思うのですが、たとえ科学の勉強が嫌いでも、ここを楽しがらない子はいなさそうだなと思いました。

The Broad(LA)

建物だけで約1億4000万ドル!

今回は行けなかったけれど、ここも無料ですごいと思ったのが、現代美術館の「The Broad」。ブロード夫妻という資産家が持っている、現代アートコレクションが見られるそう。

私が行った時はものすごく並んでいて入れなかったのですが、チケット予約(有料)すれば並ばずに入れるそうです。

チャイニーズ・シアターの手形(LA)

マイケルジャクソンの手はちっちゃい

ここめちゃ有名ですが。1927年に建てられた世界的に有名な映画館「チャイニーズ・シアター」の前にある庭にあるスターの手形や足形。無料で見ることができます。息子たちも、マイケル・ジャクソン、ジャッキー・チェン、ドナルド・ダックなどの有名人(?)の手形や足形に合わせて楽しんでいました。

ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(LA)

スティーブン・スピルバーグ様のスター!

さらにその前には「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」。あの大スターたちの名前がずらっと並ぶストリートがあります。この通りも、もちろん無料。大谷翔平さんの名前もあるとの噂で探したのですが、見つけられなくて残念‥。

サンフランシスコだったらゴールデンゲートブリッジ、大量にアシカがいる港町Pier39、CMとかで見るくねくね坂道ロンバート・ストリートなど、有名な観光地は無料なことが多く、行くだけでその街の雰囲気を味わえます。

生き物に出会える公園めぐり

そして子連れはもちろん、大人にとっても、公園めぐりは楽しいです。何が楽しいって、日本ではなかなか見られない生き物に出会えること!たとえばリス

サンフランシスコや、サンディエゴの港に隣接した公園では、アシカアザラシを見ることができました。

息子たちが喜んだのが、小さなカニヤドカリ

写真に撮ることができなかったのですが、LAではハチドリ、サンディエゴではスカンクにも会うことができました。
公園の遊具も日本と違うものが多かったりするので、子供は普通に公園で遊ぶだけで楽しいんじゃないかなと思います。

公共交通はとにかく安い(or無料!?)

移動時間をなるべく短くしたかったのでUberをメインに使っていましたが、LAやサンフランシスコなど公共交通が便利な場所では、バスや電車もよく使いました。乗り物が大好きな息子たちなので、公共交通はむしろ大喜びでした。

LAの電車はチケットの買い方がよくわからなかったので「どうやって買えばいい?」と、近くにいた若い男性に聞いてみたところ、「アプリを使って買えるよ。でも実際は誰もチケットのチェックに来ないから、無料で乗れるよ」とのことでした。いずれにせよ、電車もバスも2ドル前後くらいで乗れたので、かなりリーズナブルであることには変わりありません。

基本だけど、早めにチケットを買う

そして最後に。旅行で最もお金がかかるのが、航空券とホテル代。そのうち航空券を安く買う方法としては、シンプルですが「早めに航空券を買う」が確実で効果的だと思いました。

私の場合は年末年始の激混みの時に行きましたが、10月くらいにチケットを抑え、大人ひとり14万円くらいで行くことができました。私は「トラベルコ」で予約していますが、航空券の予約サイトの中で一番安いものを提示してくれるので便利です。

アメリカはお金を使うより「働かせる」

ディズニーランド1dayパスは大人1人32,000円

そして身も蓋もない話にはなりますが、今のアメリカを旅するのには、旅行予算に余裕がある方が楽しみやすいのも事実です。そのために1年後の旅行までに自分のお金をアメリカで働かせる、という考え方もありだと思ってます。消費するより、投資したほうがいい国とも言えるかと思います。
そのための知識を得るのに、この2冊は初心者でもわかりやすく、読んでよかったと心から思いました。

まずお金を稼ぐことに成功者であるはずの厚切りジェイソンさんが、すごく節約している話が面白いです。コーヒーは水筒で持ち歩く、子供服は中古で買う、ジムは区営に行くなど。でもそれより何より、難しく感じられがちな投資の話がものすごくシンプルに語られていて参考になりました。

固定費の見直しなどで参考になったのは、YouTubeでもお馴染み両学長の「お金の大学」です。お金の5つの力(稼ぐ力・貯める力・使う力・増やす力・守る力)に分けて語られていて、自分にとって必要なところだけを読むだけで十分に本代の元を取れます。YouTubeより、本だと情報がギュッとまとまっており、必要なところだけ読めるので時短です。

今回は円安&物価高の中で、アメリカをできるだけリーズナブルに旅する方法をご紹介しました。行ってみて、やっぱり今このタイミングでアメリカに行けてよかったなと思います。特に75歳の父とは、なるべく元気な今のうちに行けてよかったと思うんです。
自分の人生にとって最適な旅のタイミングは、経済状況に関係なく訪れるはずなので、ぜひこの記事を参考にしていただければ嬉しいです!

次回は、アメリカで刺激を受けた子供向けの遊び場の話を書きたいと思います。この体験でかなりビビットな衝撃を受け、私は今年、人生の大きな決断をすることになりました。その決断の話もまた近々させてください。

今日もいい日になりますように!
(サンフランシスコPier39からの夕焼け)

コピーライター 小森谷友美
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英語ができなくてもアメリカで働く方法

便利すぎて最高だったUberの話


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