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中国臨床

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Cardiocycle: 中国初国産バルーン塞栓マイクロカテーテル

Cardiocycle: 中国初国産バルーン塞栓マイクロカテーテル

2023年7月20日中国のCardioCycle(環心医療)が腫瘍インタベーション治療設備OccluFar®バルーン塞栓マイクロカテーテルにNMPAの三類医療機器として承認された。
GLOBOCANの最新データによると、2020年のグローバル新規発症肝癌症例数が約90.6万人であり、中国の新規肝癌症例数が約41.0万といわれている。肝癌のインタベーション治療として、主に肝動注化学療法(HAIC)、

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紐福斯が7億元シリーズC+資金調達

紐福斯が7億元シリーズC+資金調達

2023年8月9日に中国の眼科疾患に注力している遺伝子治療のリーダー的存在であるNeurophth(紐福斯)が7億元(約140億円)のシリーズC+の資金調達を獲得したと発表。今回の資金調達は中核製品の臨床試験の推進、同社研究開発能力の向上、製品ラインナップの拡大に使用される。

2023年に同社の中核製品はNR082(rAAV2-ND4)が中国初のIII相臨床試験患者登録まで進んだ遺伝子治療薬であ

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InferVision(推想医療)のAIソリューション、NMPAが三類医療機器として承認

InferVision(推想医療)のAIソリューション、NMPAが三類医療機器として承認

中国Infer Vision(推想医療)の冠状動脈造影画像血管狭窄補助評価ソフトウェアが正式に中国の国家薬品監督管理局( NMPAと略)に三類医療機器として承認された。
同社は冠状動脈AIソフトウェアが承認されることで、胸、脳、心の三大診療領域において同時にNMPAに承認された三類医療機器のAI医療機器ハイテック企業である。
引用元:https://www.vbdata.cn/151892363

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啓元生物が億元シリーズA資金調達、皮膚疾患と自己免疫疾患を徹底解説

啓元生物が億元シリーズA資金調達、皮膚疾患と自己免疫疾患を徹底解説

2022年8月31日に中国杭州啓元生物(杭州)有限会社(以下、“啓元生物”と略)が1億元シリーズAの資金調達を受けたと発表した。时節投資が出資をリードし、泰鲲基金、臨平国投、杭州金投産業基金が出資をフォローした。今回調達資金はQY201、QY101などの複数の製品ラインの臨床開発及び同社の開発ラインの拡大に使用する。
2020年末に啓元生物は維眸生物と貝達生物医薬産業基金からの共同出資によって創立

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君拓生物、活性菌製剤腫瘍ラインの臨床試験が米国承認

君拓生物、活性菌製剤腫瘍ラインの臨床試験が米国承認

深圳君拓生物科技有限会社(以下、“君拓生物”と略)が米国時間8月12日に同社の非小細胞肺がんに対するPD-1阻害剤との併用療法 KEX02 活性菌製剤の米国INDが正式に承認された。君拓生物は深圳未知君生物科技有限公司会社(以下、“未知君”と略)と北京科拓恒通生物技術株式有限会社の合同出資で設立した子会社である。
KEX02は健康児童腸内由来のLBP活性菌薬物であり、科拓生物の乳酸菌バンクに依存し

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中国初の自主開発60MHz高速IVUS製品上市

中国初の自主開発60MHz高速IVUS製品上市

2022年8月20日に第四回国際心血管病学会議(CTCC 2022)において、北芯が中国初の自主研究開発の60MHz高速IVUS製品として初めて新世代IVUSシステムを発表した。
葛均波院士チームが手術ライブにて北芯IVUSシリーズ製品TRUEVISION血管内超音波画像カテーテルとVivoHeart血管内超音波診断機器を用いてCTO開通に成功した。
フロスト&サリバン社発表データの発表データに

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邦耀生物、β-地中海貧血遺伝子療法が中国国内IND承認

邦耀生物、β-地中海貧血遺伝子療法が中国国内IND承認

2022年8月16日に遺伝子治療の上海邦耀生物科技有限会社(以下、“邦耀生物”と略)は、同社の輸血依存性βサラセミアに対する遺伝子治療製品“BRL-101自己造血幹細胞注射液”の臨床試験申請(IND)が正式に当局CDEに承認された。
邦耀生物のBRL-101が主にβ地中海貧血を適応症として、同社の自社開発の造血幹細胞プラットフォーム(ModiHSC®)がベースとなった遺伝子治療製品である。β-地中

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中国国産初のProbranch®TIPS静脈ステントグラフトが東南大学附属中大病院で全国初臨床試験に成功

中国国産初のProbranch®TIPS静脈ステントグラフトが東南大学附属中大病院で全国初臨床試験に成功

7月25日朝8時に中国東南大学附属中大病院のインターベンション診療センターで当病院の院長、中国科学院院士滕皋軍教授らが国産門脈圧亢進症TIPS静脈ステントグラフト製品の埋込手術に成功した。
初臨床症例の患者は35歳女性、肝硬変、脾臓腫大、食道胃静脈屈曲と診断され、門脈主幹と左分枝が細炒め、穿刺ハードルが高い。最初に6mmのバルーンを用いて拡張したのちに、8mm-7cmのステントを留置し、その後8m

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丹擎医薬(Danatlas)が幂方健康から数千万元の独占エンジェル資金調達

丹擎医薬(Danatlas)が幂方健康から数千万元の独占エンジェル資金調達

北京丹擎医薬科技有限会社(以下、“丹擎医薬”と略)が数千万元のエンジェル資金調達を受けたと発表した。
丹擎医薬が中国の革新薬の研究開発企業であり、「グローバル初(FIC)」がん標的治療薬の研究開発に注力する。
丹擎医薬の本部は中国北京に位置し、米国ボストンにもセンターを開設している。国家級帰国科学者に創立され、創業チームが豊富な新薬創出と研究管理実践経験を有しており、これまで多数のグローバル向けの

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先端小児科呼吸疾患の新薬、愛科百発がsシリーズD資金調達

先端小児科呼吸疾患の新薬、愛科百発がsシリーズD資金調達

2022年7月14日に中国上海の爱科百発がシリーズDの資金調達を受けたと発表した。今回は正心谷が出資をリードし、建発新興投資と龍大食品が共同に出資した。爱科百発の創業者CEOの邬征博士によると、同社はこれまで児童と呼吸疾患に注力し、中核製品の爱司韋™が既にIII相臨床試験を終了している。
爱科百発は2014年に設立して以来、斬新の機序新薬の研究開発において複数の中核技術とグローバル特許ライセンスを

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中国の自社開発塩基編集ツールが海外初の特許ライセンスを取得

中国の自社開発塩基編集ツールが海外初の特許ライセンスを取得

現地時間2022年7月12日に中国正序生物科学創業チームが構築した変形型塩基編集システムtBE(transformer Base Editor)の特許ライセンスが正式にアメリカの特許商標局(USPTO)に付与され、中国で初の海外特許ライセンスを獲得した自社開発塩基編集ツールとなった。
正序生物は上海科技大学からtBEのグローバル独占ライセンスを獲得し、塩基編集のベースプラットフォームを有するバイオ

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潤邁德:香港株式取引市場初血管インターベンション手術ロボットの企業がIPO

潤邁德:香港株式取引市場初血管インターベンション手術ロボットの企業がIPO

2022年7月8日冠状動脈インターベンション診療の潤邁德が香港株取引市場に上場した。市場価値が60億香港ドル超となった。
潤邁德が血管インターベンションロボット領域の初のIPOである。同社は手術ロボットのコントロールプラットフォーム、機械ロボットアーム、ナビゲーションソフトウェアを有している。同社のシステムにはcaFFR、caIMR、Flash RDNが手術ロボットのプラットフォームに集約されてい

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天石同達が1.4億元のエンジェル融資を獲得、自身免疫疾患の精確治療を開拓

天石同達が1.4億元のエンジェル融資を獲得、自身免疫疾患の精確治療を開拓

北京天石同達医薬科技有限会社(Precision Autoimmune Therapeutics Inc.,以下、“天石同達”と略)が1.4億元のエンジェル融資を受けたと発表した。
天石同達は中国で初めて精確分類プラットフォームを用いたHDPM自身免疫疾患の研究を取り組む新薬創出企業である。同社が業界の有名免疫学、精確医療、人工知能領域専門家と連携し、遺伝子組み換え技術、単細胞技術、ビックデータ分

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賀普薬業が数千万元PreシリーズB資金調達、 B型C型肝炎新薬の臨床開発を推進

賀普薬業が数千万元PreシリーズB資金調達、 B型C型肝炎新薬の臨床開発を推進

中国上海賀普薬業株式有限会社(以下、“賀普薬業”と略)がPreシリーズB資金調達を受けたと発表した。今回は上海張科領弋基金が独自に出資し、これまで賀普薬業が累計1億元超の資金調達に成功した。
同社は長年にウィルス性肝炎新薬領域の研究開発に注力しており、同社が開発したB 型とC 型ウィルスの阻害新薬hepalatideが現在臨床II相試験段階に突入した。賀普薬業株式と吉利德が現在グローバルにおいて唯

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