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仕事について少しまじめな話

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管理者として持つべき技術など 仕事について少しまじめな話を書いています
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#管理者の持つべき技術

管理者の持つべき技術                                    挽回するチャンスはまだある!    

初期ガンダムシリーズの主要登場人物である「シャア・アズナブル」は   宇宙世紀0059年11月17日、  ジオン共和国創始者のジオン・ズム・ダイクンの  子として生を受けました。  優秀な軍人としての凄味を持ちながら、  ときおり人間臭さを垣間見せるシャアは、  主役であるアムロ・レイをしのぐほどの人気を誇るキャラクターです。             彼が語る言葉には、  管理者として持つべき技術につながるモノが多いです。   例えば  「認めたくないものだな。 自分自身

会議は踊る?

一般的に、会議には目的があります。  これらの事を考慮して会議を開かないと、  会議を開いても時間が過ぎるだけで、何の役にも立ちません。  会議は大きく三つに分けられ、  1.連絡・報告会議(情報を共有するための会議)  2.対策・対応・方針会議(物事を決めるための会議)  3.案を出すための会議(ブレーンストーミング)  となり、それぞれ次のように細分化した内容が伴います。  1.連絡・報告会議(情報を共有するための会議)  1.1.緊急最重要(会社存亡の危機)の場合

管理者の持つべき技術                                    メンタルを鍛える方法

スポーツなどでメンタルトレーニングと言うのは重要視され、  それぞれのスポーツでトレーニング方法などが本になっています。  ここでは、ビジネススキルの一環として、  メンタルを鍛える方法を記事にしたいと思います。  スポーツとビジネスでは メンタルのトレーニング方法も目的もかなり異なります。 まず第一に、ビジネスにおける強いメンタルが必要な理由は 交渉において利益が出るように進め、 最終目標は利益を確定させることです。 スポーツにおけるメンタルトレーニングは 自分の最高

管理者の持つべき技術                                    上司教育の技術(3)

上司を教育するという技術について、  前回は、ホウレンソウを利用する例をあげました。  上司を教育するという事は、 ある意味、ダブルワークを行う事と同意義です。 なぜかと言うと、上司の行動をコントロールするには、 上司の仕事を自分もなぞり、実際に仕事として行い、 そこから、上司の求めるモノの先読みをして、 上司の手柄になるように、報告や相談を行う必要があるからです。 もし、それが嫌な場合は、上司教育は諦め、 上司の上の上司や役員、社長などを巻き込んで、 その上司の無能さを

管理者の持つべき技術                                    上司教育の技術(2)

上司を教育する技術の第一歩として、  ホウレンソウの報告を利用する例をあげました。  ここでは相談について、記事にしてみたいと思います。  例えば、ダメ上司にしてほしいことや、指摘したいことがあった場合、 相談という形で、自覚してもらい、そして動いてもらうのが 良い方法と思います。 典型的なダメ上司は聞く力を持っていない場合が多いので、 言い負かすような物言いは、感情的になるだけなので、 そうではなく、あくまで暖かい気持ちで、 相手が受け入れられるような、言葉使いと、表情

管理者の持つべき技術                                    上司教育の技術(1)

管理者の心得で最後に記事にした  管理者は、上司も教育するべし。  について記事にしたいと思います。  管理者の心得でも書きました通り、  上司の言うことがコロコロ変わったり、  部下に丸投げして責任をとらなかったり、  上司にやる気が無かったりした場合、  上司を教育することが必要です。  部下を教育する手法ではだめですが、  上司のモチベーションをあげたり、  上司の言動をいさめたりする方法はたくさんあります。 一番簡単なのは、 上記のような言動を上司の個性として認め

管理者の持つべき技術                                        日本人のアイデンティティ

仕事をしているとき、時々、アジアを下に見たり、  欧米を上に見たりする発言を聞きます。  過去の歴史から日本は反省をしていないといわれる理由の一つが、  この日本人のアイデンティティだと思います。  要は、比較をして、上下を決めるという、  どこにでも、ありがちな考え方ですね。  なぜ、評価を他者との比較で考えるのでしょうか? 学校教育では、できる出来ない評価で成績を決め、 企業では、目標の達成で成績を決めます。 生き方や、考え方も、自分で建てた目標、 あるべき姿にどこま

管理者の持つべき技術                                   ミスをした部下への対処法

管理者として部下を持つと、  よくあるのがミスをした部下への対処法です。  部下がミスをした場合、あなたはどのように声をかけ、 どのように対処しますでしょうか?  悪い例を挙げます。 叱る、怒る、激励する。 これは最悪な一手です。 叱ってミスがなくなりませんし、部下を委縮させるだけです。  怒るのは管理者の感情で、管理者が感情で動いていては、良くなりません。 激励しても、部下は動揺するだけです。 良い例は次のように聞くことです。 どこまでは上手く行っていたの? ミスる分

管理者の持つべき技術                                        問題解決の技術

ももまろさんの記事で、「問題が分からない問題」と言う 記事を読んで、良いところまでいっているのだけど、 少し足らないと感じたので、補足の記事を書きます。 日本語は動詞と名詞などがあいまいだったり、広義な言語なので、 同じ言葉に多くの意味があったりします。 そのため、「問題」と言う言葉があいまいになりがちです。 自分が上司や先輩から学んできたビジネススキルでは以下のように 「問題」は定義されます。 「あるべき姿」-「現在の姿」=「問題」 あるべき姿は理想、目的、目標など

管理者の持つべき技術(8)

コメント欄で、企業における、戦略、戦術、作戦、兵站の話が出て、  以前から、思っていたことをきちんと記事にしようと思います。    とても大事で、簡単な事なのに、なぜか間違って、   説明されていることが多いモノが「戦略」です。   「戦略」を企業に当てはめると、「企業理念」になると思います。  戦争における「戦略」は、戦争毎に変わっても構いませんが、  「企業理念」は経営者が変わるか、世界の趨勢が変わり、  実態に合わなくなった場合ぐらいしか、変える必要もなく、  また、変

管理者の持つべき技術(7)

前回、管理者の持つべき技術(6)で、 簡単に利益の出るビジネスマナーについて、書きましたが、 多くの管理者がビジネスマナーについて、教育する場合、 一番肝心なことを伝えていないことが、ある様に思います。 何の為に、ビジネスマナーを習得するのか? 利益を出すためなのですよね。  ですので、世間一般のビジネスマナーを身に付ければ良いのではなく、 顧客によっては、マナー違反と思われるふるまいでも、 自社にとって利益が出しうる対応ならば、 世間一般で言うマナーにこだわる必要はあ

タスク管理(1)

うめこさんとコメント欄での会話で、タスク管理の話が出たので、 自分の知っているタスク管理について記事にします。  スケジュール管理とタスク管理の違いは何処にありますでしょうか?  スケジュール管理は、時間軸に対する管理で、 タスク管理は仕事のブロック単位の管理になります。  簡単に仕事のブロックと言いますが、なかなか奥が深く、 仕事をどのようなブロックで分けるのかが、管理者に問われます。  出来るだけ仕事のブロックは「細かい方が良い」とよく言われますが、 実際に仕事で

Task Management (3) or "Small Dreams of a thug .”

This is a summary of the contents up to the second session.  Our organization is the "Five Daughters Society" under the "Fourteen Tigers", a sub-organization of the "Lao Wang League", which has a territory on the outskirts of Hunghom Villa

タスク管理(2)

タスク管理の具体例を教えてほしいとのことでしたので、 ご参考までにご紹介します。   「秘密結社 龍の眼」における売り上げを伸ばすと言うタスクが与えられた。   売上を上げるためのタスク管理を始める前に、 2つのことを確認しておく必要があります。   売り上げをあげること、つまり利益を上げることでよいはずですよね。  売り上げ全体をあげても利益が減っては意味がありません。  方法論は問わないのではなく、商道徳には反しない範囲でのタスクを組む。  そこであなたは考える。