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会社を進化させるため、ビジョンを刷新しました

<子どもの「できた!」を育む。>

これは、ハグカム創業時に考えた会社のビジョンです。
いや、むしろ社名よりも先にこのビジョンが生まれました。

「子どもの好奇心を育てたい!」この一心で起業を決めたとき、
このビジョンがスッと頭に浮かびあがってきました。

<子どもの「できた!」を育む。>

幼少期の好奇心育成はとても大切です。
できなかったことが「できた!」
知らなかったことが「わかった!」
という経験をたくさんしてもらうことで、行動力、発想力、人間力などが養われていきます。

ハグカムという社名は、この「育む」を語源にしてもじったものです。
親が子どもを抱きしめるように、子どもへの愛情を表す「Hug」と、
そして、「Come」は直訳すると“来る”ですが、本来は“目的に向かう、到達する”という未来を表す言葉です。
この2つを掛け合わせた言葉がハグカム(HugCome)です。

このビジョンがあったからこそ生まれた社名です。

ありがたいことに、<子どもの「できた!」を育む。>というビジョンは多くの方に共感いただき、事業を推進する大きな力となりました。

そんな、思い入れたっっっ…ぷりのビジョンですが、
この2021年4月から新しいビジョンを掲げることとなりました。

ハグカムの5年半

2015年9月9日創業。
そして、同年11月にGLOBAL CROWNをリリースしました。

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これ、リリース時のウェブサイトの画像です。
子どもが英語を「好き」になる。
と掲げていました。

続いて、これが今のGLOBAL CROWNのウェブサイトです。

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たのしい、つづく、すきになる。
がキャッチコピーです。びっくりするほどブレてません。

いえ、ブレなかったといえば嘘になります。
リリースしてから全然新規登録数が伸びず、計画を見直しても未達が続き、色々な方向性をメンバーみんなで模索してきました。
本当に暗中模索だったと思います。一心不乱?盲目的に…?
幾度となく事業資金に苦しみながら、何度も挫けそうになったり、考えれば考えるほど自分に自信がなくなったり…
「道村さんがやりたい事業や方向性はこれなんですか?」とメンバーに温かくも厳しい言葉をかけてもらって、ハッとしたことは何度もありました。

当たり前ですが、ひとりだったら絶対に乗り越えられないことが山ほどです。創業直後から今なお一緒に働いてくれているメンバー、その後にジョインしてくれたメンバーも含めて、信頼して頼れる方ばかりです。そのひとりひとりがいたからこそ今のハグカムがあります。

そして、粘り強く子どもたちに向き合ってきたからこそ、確固たる自信を持てる強みができました。

子どもが楽しく続けられる「夢中メソッド」

3月の資金調達のプレスリリースで紹介させていただいたのが「夢中メソッド」です。

夢中メソッド_5つ

GLOBAL CROWNの強みとして、これまでこだわり続けたことを改めて言語化したものですが、この「夢中メソッド」は圧倒的な継続力をもたらしていて、実績の継続率や月次退会率を伝えた方はみなさん驚かれます。

「教育サブスクでこの退会率は聞いたことがない、驚異的」

GLOBAL CROWNのリリース当初から「子どもが画面の前で集中できるんですか?」という質問を何度もいただきました。当然の質問だと思います。
でも、ハグカムは信じ続けてきました。

「子どもだからこそ、続く。オンラインだからこそ、続く。」と。

子どもの「できた!」という瞬間を育み続けた

ハグカムでは、どんなに事業が苦しいときでも継続率にこだわり続けてきました。継続期間別のアンケートを見たり、退会理由の全部チェックしたり、継続率に効くであろう大幅な改善を半年かけてやりきったり。
子どもたちの学びにおいて、楽しく続く(=夢中になる)ということは何よりも重要だとメンバーみんなが信じていたからこそ、やり切れたプロダクト改善の数々でした。

つまり、子どもたちの一瞬の「できた!」だけでなく、それらを引き出し、育み続けてきたからこそ、「夢中メソッド(=継続率)」が生まれ、これからの事業成長にも欠かせないものになりました。

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さて、ビジョンの話に戻ります。
これから、ハグカムの強みである「夢中メソッド」を軸に素晴らしいオンライン教育を提供していくためにさらなるチャレンジをしていきます。

そのためには、今働いているメンバー、これから働くメンバーにとって、素晴らしい会社・組織を創っていく必要があります。

ハグカムがひとつのチームとなって、さらに多くの子どもたちに学びを届けるとき、
Vision=会社のあるべき姿を目指して、
Mission=同じ使命・目的を持ち、
Value=日々行動し続ける。
ということが大切になると考え、Vision・Mission・Valueを策定しました。

1.ハグカムの新しいビジョン(会社のあるべき姿)

<子どもの「できた!」を育む。>を掲げててから5年半。
前半で振り返ったようにハグカムは進化しました。
よって、次のステージに向けて、Visionも進化させる判断をしました。

子どもの「夢中の力」を信じる

子どもには夢中になれる力がある。
その中で没頭し、人生を自ら切りひらく力が生まれる。
私たちは、子どもの「夢中の力」を信じ、育み続けます。

ビジョンは「会社のあるべき姿」を提示するものですが、子どもや社会に向けたスタンスのような表現となりました。
実際、ビジョンについて議論をしていた際、「子どもの夢中の力を信じるのは親の役割で、会社はそれを引き出すのでは?」という意見もありました。ですが、色々なことが原因で子どもの「夢中の力」を信じ切れていない世の中だからこそ、ハグカムは親と同じ目線で子どもの「夢中の力」を信じたいと思ってこのビジョンとなりました。

私たちは、子どもの「夢中の力」を信じることができる会社を通じて、子どもの「夢中の力」を信じる社会を創っていきます。そのためには、私たち自身がまず、子どもの「夢中の力」を信じます。 

くどくど言うとこんな感じです。

2.ハグカムのミッション(会社の使命・目的)

続いて、ミッションです。

子どもに生まれた一瞬の興味を、
引き出す。育む。育み続ける。

元のビジョンであった<子どもの「できた!」を育む。>の要素をミッションに入れさせていただきました。
「おもしろそう!」「やってみたい!」この一瞬の興味は学びのチャンスです。好奇心を持った子どもは、学ぶことを楽しみ、どんどん成長していきます。ハグカムは、学びのきっかけとなる「興味」を引き出し、育み、そして育み続けるオンラインスクールを目指していきます。

3.ハグカムのバリュー(日々の行動指針)

バリューは3つです。

人の力を信じ続ける

人は強みや個性があります。
それらを理解しようと努め、多様性を受け入れましょう。
それぞれが支え合い、褒め称えることで最大限の力を発揮できます。

これは、メンバーに限ったことではありません。
生徒、講師、パートナー会社など、
相手を信頼し、力を引き出しましょう。

そして、自分の力も信じ続けてください。
未来を考え続ける

素晴らしい未来を創造しましょう。
欲張りでもいいと思います。

そして、その素晴らしい未来に到達する方法を考えましょう。
一日で生まれるものではありません。
粘り強く、でもワクワクする未来を考えてください。

考え続けるからこそ少しずつ現実になっていきます。
変化を重ね続ける

まずは一歩、変化をしてみましょう。
その変化の過程を楽しみ、成長を実感しましょう。

今が一番良い、でもまだまだ…!
変化の歴史の上に、さらに変化を重ね続けることが大事です。

一歩ずつの変化の連続が、やがて大きな価値になります。

くどいようですが、すべてに「続ける」を入れました。
教育や学びは続けることが最も困難で、だからこそ続けられることには価値があります。ハグカムの執念にも似たこだわりなのです。

Special thanks!

これからの会社の成長にとって、ビジョンだけでなくミッションとバリューも必要だ!と思って考え始めましたが、まさかビジョンを変えることになるとは思ってもみませんでした。
でも、驚くほど腑に落ちています。

一緒に議論をしてくれた経営陣、株主のICJ服部さん、梅田さん、会社の大きな過渡期を共に過ごしてくれたメンバー、ありがとうございます。

ここからがまた新たなスタート。気合い入れていきます。

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