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魔女エッセイ

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#エッセイ

2023/11/07

2023/11/07

部屋をあっちからこっちへを歩く時、黒猫がついて歩いて足首を狙って両の手で猫パンチを繰り出してくる。

近頃「暑く」はなくなったせいか、こちらがダラダラとだらけているとふらっと寄ってきて横に座る。後ろ足だったり、背中や腰をあたしの足や腕にちょっとばかしおつけながら、かと言って何かしろと言う要求もなくそのまま身だしなみを整えたり、ぐっすりと寝入ってしまう。

夏にはない光景だ。

腰のため、普段は椅子

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正解を求めないこと

何かをやるにおいて、過去の経験や、人の経験は参考にできても全く同じ状況というものは生まれないので、「これが正解」というものは見つけられないんだと思う。

もちろんある程度のセオリーはあって、その手順を踏んでみることも大事だけれども、これをやれば正解、うまくいく。と思ってしまうとそれ以外の状況になった時に、それが「不正解」というもの以外になり得なくなってしまう。

不正解や失敗というものも自分の中の

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自己紹介文を考えると言うこと

最近あたらしい場所での登録などをしたりメニューなどを登録する際に、自己紹介やメニュー紹介の文を書くタイミングが増えています。

ただ、去年生活環境が随分と変わったことと、まだここから先も変わっていくであろう算段の中、自分の仕事のスタイルについてもまだ再考が必要なので、ガチッと決まった物を知らない人にお伝えできないでいるので、どう書いていったらいいかと言うことであれこれ自分を客観的にみながら試行錯誤

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かりんとう (2016年エッセイ)

過度のストレスでご飯が食べれなくなったことがあった。

と、言っても1日半ほどだ。

具合が悪くなりつつも、頭のどこかでこりゃついでに痩せられるかも、なんてちょっと期待してしまうのは、心の余裕があるからではなく大阪人だからではないのだろうか、と思う。

これは時々セッションでも言うことだけれど、辛いことああった時などには、俯瞰してみる事で客観的にその出来事を捉え冷静さを取り戻せる、と言う一面がある

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house

house

あたしにとっての家とはなんなのだろう。

あまり常に居場所のない人生を送っている。

ものはたくさんあっても、拠り所のない場所。

幼い頃から家の事情で引越しを繰り返していたせいもあるのかも知れない。

自分のものが置いてあって、眠る場所。

という感覚かも知れない。

改めて考えてみると、それは家族がいようとも一人で暮らしていようとも同じ気がしている。

歳をとってきたせいなのか、居場所のなさな

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