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邪道な人事希望の通し方

前回こんな文章を書きました。

正攻法で行くと、評価・申告で希望は伝えられるけど、大抵の場合そうそう希望通りにはならないよ、組織の都合が優先されるよ、というお話でした。

でも、世の中には表があれば裏がありますなにいってんだこいつ)。
正攻法が通じないなら裏技もあるんだよというのがこの文章の趣旨です。

予め断りますが、

以下に述べる方法は公務員時代に私が観測した一部の事象であり、卑劣・卑怯な要素を多分に含みますので、人によってはものすごく不快な気分になると思います。その点ご了承ください。











(1)虚偽の病気申告

メンタル系の病気ですね。
大抵の場合、休職する際に心療内科等に係ると思いますが、休職を目的とせず、全く元気な職員が休職をチラつかせるために心療内科を受診している職員がいました。
方法としては、

  1. 心療内科・精神科をとにかく受診する

  2. 診断書は出なくてもいいのでとにかく通院した実績を作る

  3. 人事担当へ「自分はメンタル不調で現在通院中であり、このままの状態だと休職になってしまうので人事希望を通してほしい」と文書(殴り書きでも公用文書の手引きに沿ってでも何でもいい)を持っていく

といった具合ですね。
人によっては診断書まで揃える人間もいました。病院的にそれどうなのか、プライド無いんか。
でも実際人事としてはそれやられると、多少なりとも配慮しないといけないことになるので、面倒ですよね。

(2)ほかの自治体・民間企業の内定を取る

これも(1)と似たような話です。
行く気が無いのに他自治体や民間企業の内定を取り、「自分の人事希望が通らないなら辞める」と脅かす方法です。
自分の職場どころか相手方にも迷惑です。
でも、辞められると困るので引き止めるのではないですかね~。今はどこも人手不足で、新人を教えるコストも高いですからね。

(3)「お偉いさん」に話をつけてもらう

所謂縁故人事。
議員・OB職員・利害関係企業 等々。
その手の方向からの話は自治体は弱いですよね。そういうしがらみを取っ払った自治体の方が少ないでしょう。

(4)「でっち上げ」のストーリーを作りこむ

パワハラ・セクハラ 等々
そんなことは発生していないのに適当な事件が発生した体で人事に話している輩はいました。






以上、プライドを捨てれば人事希望を通せる実例でした。



マジでね、こういうことやめてほしいです、
割を食うのはまじめに働いている人なんですよ


本当に体調が悪くて配慮してほしい人もいるでしょうし、パワハラセクハラに苦しんでいる人だっています。そういった人たちが「そういうやつ」と思われたくないので、肩身の狭い思いをしながら働かなくなくちゃいけない職場は間違ってますね。

例えばね、すごく一生懸命働いて、その最中メンタルやられる人がいるんです、どうしても。
その人に休んでほしいと思っても、どうしようもない人間が仮病で休職チラつかせるってことは、そのつらい思いしている人の逃げ道を奪うのと同義のことをしているんですよ。
「今休むとあんな奴らと一緒になる、それだけは嫌だ」と言いながら潰れてった人を見てる身としては、周りに迷惑かける奴らは本当にどっか行ってほしい。控えめな言葉を使えばさっさと転職すればいい。こんだけ世の中選択肢があるんだから。

どんな自治体でも、希望の人事にならなくても、置かれた状況で頑張っている職員の方がはるかに多いと私は思っています。
だから無理に近道を通ろうとするのを許さない風潮にするのが、難しいけど大事なのかなと思いました。
以上、汚い文章ですがどこかに吐き出したかったので、すみません。

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