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ペーパードリップのコツ 珈琲

コーヒーを毎朝ペーパードリップで淹れている。
今日は、そのペーパードリップのコツをまとめてみたい。

いきなりだが、他の記事でも書いたように、ペーパードリップの方法でそんなに味は変わらないと思っている。
コーヒーの味には、一にも二にも焙煎からの鮮度でかわってしまうからだ。

とはいえ、今たどりついているペーパードリップのコツについてまとめてみる。

コツまとめ
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①円錐型ドリッパーを使う
②ペーパーを少し濡らして、ドリッパーのリブにピッタリくっつくようにする
③多めのコーヒー粉を使い、少しはやめに落とす
④お湯は、基本的に中心に細く入れる
⑤お湯を、最初はゆっくり入れ、20秒蒸らして、最後の方は多めにお湯を入れる
⑥淹れ終わった時の粉に、逆円錐状の穴を残す
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①円錐型ドリッパーを使う

円錐型のドリッパーは穴が大きいので、はやくおとす能力がある。しかし、最初の段階でたくさんのお湯を入れてしまうと早く落ちてしまうので、最初は自分でゆっくり入れてあげることが大切だ。
穴の小さいドリッパーだと、ドボドボと入れてもそれなりの濃さにはなるが、最後の抜けが悪いのでアクのような味が残りやすい。


②ペーパーを少し濡らして、ドリッパーのリブにピッタリくっつくようにする

これをうまく調整していない人が多い。
この作業をやるかやらないかで、落ちるスピードが全く変わってくる。

ドリッパーには各社工夫されたリブ(筋)がある。
これは、濡れたペーパーとドリッパーの間に、ちょっとした空気層をつくるためにある。
リブ(筋)がペーパーにひっついていて、それ以外の部分はペーパーとドリッパーが離れている状態をつくってあげるのだ。
そのためには、
 ・ペーパーの折り方をドリッパーにぴったりあうように数ミリ(数°(90°ではなく89°のように))ずらす
 ・ドリッパーにペーパーフィルターを設置し、お湯を注ぎひっつける
 ・底の穴のところに隙間ができすぎるので、底を押し込む
 ・リブの筋が見えるように濡れたペーペーがセットされている状態に整える


③多めのコーヒー粉を使い、少しはやめに落とす

できるだけ贅沢に豆をつかって、甘い良い味を抽出しながら、時間をかけず(アクを抽出せず)に落とせれば美味しく落とすことができる。
試しに、3倍ぐらいの粉を使って最初の数滴のコーヒーをお湯で薄めただけのコーヒーを飲んでみるととても美味しい。



④お湯は、基本的に中心に細く入れる

ドリッパーだとみんなおまじないのように、ぐるぐる回す人が多いが、特に円錐型ドリッパーは中心が最も深くなっているので、基本的には中心に注ぐ感じがいいと思っている。
注ぐスピードは、豆の鮮度やお湯の温度によって変わってくる。
鮮度が新しいと、泡がとても立ちやすいので、温度は低めがよくゆっくりがいい。逆に鮮度が古い場合は、熱めのお湯で泡をうまくつくっていく。
中心にお湯を入れるだけでは泡が全体に広がらない時は、500円玉ぐらいの範囲までだったらすこしぐるぐるしてもいい。


⑤お湯を、最初はゆっくり入れ、20秒蒸らして、最後の方は多めにお湯を入れる

ドリップは、最初に美味しい成分をおとし、後半は濃度調整ぐらいに考えるとちょうどいい。
前半に、蒸らしも含めてじっくり味を抽出して、後半は味が少なくアクが多くでてくるので、はやめにさらっと落とす。



⑥淹れ終わった時の粉に、逆円錐状の穴を残す
これは、やってみないと分かりにくいかもしれないが、泡をうまく残しながらコーヒーを淹れると、泡の中の香りがコーヒーに溶けるので美味しくなる。
逆に、泡を無くしてしまうと、香り(液体に溶けると甘味やコク)を感じにくくなる。

うまく泡とつきあいながら注湯していくと、ドリッパーの粉に逆円錐状の穴が残るのだ。
ドリップの技術は、この逆円錐状の穴が残る感じを、いろいろな豆で出せるように経験をつんでいくことといってもいいだろう。
一番逆円錐型に残るパターンが、贅沢な量の豆を、低めのお湯で落とす場合だ。
ドリップ後のドリッパーには、中心に穴が開き窪み、逆円錐状(縦の棒状?)の穴が残る。
逆に、フラットになる場合は、中心を意識せずに注湯し、多めのお湯を入れた場合などだ。
中心に穴が空いただけで抽出を終えてしまうのはもったいないし、フラットにしてしまうと香りが溶け込みにくい気がする。
ということで、1回目の注湯で穴を開けたものを少しづつ大きくするも、円錐状に残るところまでで注湯を終えるという感覚を身につけてほしい。


あくまで、私の独断と偏見のひとつのやり方ですが、
皆様のコーヒーライフの一助となれば幸いです!





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