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農山漁村には農山漁村のSDGsを。

こんにちは。地球のしごと大學です。

前回の記事を多くの方に読んでいただいており、また「スキ」も沢山つけていただきまして本当にありがたい限りです。

限りある時間を記事を読むことに割いていただき本当に嬉しく思います。

さて、今回なのですが、前回の記事には書ききれなかった「農山漁村SDGs」について書いていきたいと思います。

前回の記事をまだ読んでいない、という方はぜひ前回の記事を読んでいただいてから、本稿を読み進めていただきたいです。

2015年9月に国際連合のサミットで「SDGs」というアジェンダが定められまして、2022年、今現在を生きる大人から子供まで人類の「共通テキスト」になってきているように感じます。

余談ですが、筆者が生まれ育った自治体も2022年に入ってから「SDGs未来都市」に選定されましてこれから色々と動き出していくところだと聞いています。

ここで改めて言うまでもありませんが、SDGsには17のゴールと169のターゲットがありまして「これを達成するために私たちは何をするべきなのか?」といった問いかけを起点に、産官学で議論が交わされ、連携し合いながら実行へ、というのが現在進行形で行われているという認識です。

ところが、最近になっても「禿山になってしまった」というような悲惨なニュースを見かけるはことはありまして、人間社会の難しさを痛感しているところでもあります。



かく言う私たちに関して言いますと、地球のしごと大學が生まれた当初(2014年)から「地球全体が持続可能であって欲しい」という願いは変わらず、だからこそ、SDGsという世界共通のアジェンダが誕生したことは願ったり叶ったりでありました。

感染症が蔓延する以前の2019年には、良縁がありましてSDGsをテーマにしたイベントを実施させていただくこともありました。

主催という立場ではありましたが、登壇者のお二人から大変示唆に富むお話をお聞きすることができ、とても勉強になったことを今でも覚えています。

(イベント内で構想としてお伝えした「地球のしごと大學BIZ」については未だ実現に至っておらず申し訳ございません)

この時から数えるともう3年ほどになりますでしょうか。

その間(実際にはもっと以前からですが)「農山漁村のしごと」にフィーチャーしている私たちは「SDGs」に対してどのように貢献することができるのか?について試行錯誤を重ねてきました。

代表の高浜は、家族共々岩手県で最も小さい自治体である「普代村」に拠点を移し、実際に過疎農山漁村に入り込んでそのための実行と検証を重ねています。

こうした積み重ねの中から生まれたのが「農山漁村SDGs」という考えでした。

「農山漁村SDGs」というのは「農山漁村には農山漁村のSDGsを」という考え方でして、農山漁村を持続可能にすることで、無数の地域の連続体である地球を持続可能な形にしていきたいという地球のしごと大學の根底思想そのものです。

そして、農山漁村がグローバルSDGsに貢献できるものが「農山漁村SDGs」である、といった関係性を構築したいと私たちは考えたのです。

ここまで読んでお気づきの方もいるかもしれませんが「農山漁村SDGs」はまだすべてに対して具体的に各論を示せるものではありません。

ただ、これまで培ってきた経験と知見を結集させ「こういう風にテーマは整理ができ(ゴール)、こういうものがキーワードになってくる(ターゲット)」というような「枠組み」までは整えることができています。

こちらがその枠組みになります。

 農山漁村SDGs18の枠組み by 地球のしごと大學

従来のSDGsのテーマは17個となっていますが、私たちが考える「農山漁村SDGs」は暫定的に一つ多い18個のテーマとなっています。

これを土台に、各分野ごとにサステナブル性(地球環境や地域社会への貢献、再生産という持続するサイクルの創出)を考慮した思想、手段、方法など、農山漁村における共通了解を得ながら取りまとめていきたいと考えています。

そして、地球のしごと教養学部22-23をはじめとするあらゆる講座をこの「農山漁村SDGs」に紐づいたものとして再整理いたしました。

現在募集中の「地球のしごと教養学部22-23」の講座はいずれもこの枠組みに沿ってテーマ選定、設計をしています。

現在運営中の「専門学部」ももちろんこの枠組みに紐づきます。

ですから、この枠組みについては、地球のしごと大學が現在考えている最新のこととして、これから入会していただく方にはもちろん、これまでの修了生の皆さんにも是非知ってもらいたい内容になります。

今後、私たち地球のしごと大學は農山漁村SDGsの構築のために力を注いでいきます。

共感いただける受講生の皆さんや修了生の皆さんにもコミュニティ活動を通して、是非お力を貸していただけたら大変有り難いです。

ということで、前回記事「地球のしごと教養学部22-23のリリースに至るまでに、どのようなことが協議されてきたのか?」に書ききれなかった部分を書いてみました。

本稿が受講をご検討いただいている方をはじめ、読んでいただいた方にとって何かしらの考えるきっかけとなったら幸いです。

次回記事では、今回装いを新たにした「新サイト」に入会いただくとどんなことができるのか?などについて書いてみたいと思っています。

楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。

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<新着情報>

● 地球のしごと教養学部22-23 2022年度受講生コースへの「事前登録」が入ってきております!ありがとうございます!

●「無料体験講座」への参加申し込み、増えてきています!

● 6/9(水)20:00〜12:00に「地球のしごと教養学部22-23 受講相談会」を開催させていただきました!ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

<ご案内>

下記の日時でオンラインの「地球のしごと教養学部22-23 受講相談会」「地球のしごと教養学部22-23 説明会」を実施いたします。

説明会に参加をご希望される方は期日までに参加ボタンをポチッとしていただければと思っています。

6月10日(金)20:00〜21:00(相談会)
6月13日(月)20:00〜21:00(説明会)
6月15日(水)20:00〜21:00(説明会)
6月22日(水)20:00〜21:00(説明会)

また、地球のしごと教養学部22-23 2022年度の受講をご検討いただくための「無料体験講座」をご用意しています。

こちらも併せてご覧ください。

こちらもお読みいただければ嬉しいです。

皆様のご参加、ご意見、ご感想もお待ちしております!

(文責:田中新吾

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