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【前編】飲食店、宿泊業、農業生産者向け「コロナに負けるな!」地域の経営者 今すべきこと。 脱ドンブリ経営のすすめ~お金の話(資金調達)~

こんにちは。地球キッチンの竹内です。

新型コロナ特措法に基づく「緊急事態宣言」の影響で、地域の経営者が深刻なダメージを受けています。
「資金繰り、どうしよう...」、「お店の家賃...」、「従業員の給与...」、「業者への支払い…」、「自分の生活費...」などお金の心配に悩み、苦労されています。そんな地域の経営者、個人事業主向けに【お金】について動画でわかりやすく解説しました。少しでもお金の悩みが解消されて、一歩づつでも前に進めることを願っています。

図2

【前編】コロナに負けるな!地域の経営者(4/21)

・脱ドンブリ経営?!自店の収支構造を把握する。
・売上減 赤字の原因は?
・自店の必要な運転資金は?

目を背けずに、勇気を持ってお金と向き合いましょう!


※動画【前編】解説

お店や事業を始めるとお金の出入りがあります。売上より支出の方が少ない場合は、手元にお金が残ります(黒字の状態)。
しかしながらコロナ影響で、時間短縮、休業、外出自粛などにより多くお店は、売上が激減し、支出が上回り、手元のお金が減っていく、、(赤字の状態)。
売上より支出が少ない場合:売上>支出=黒字
売上より支出が多い場合:売上<支出=赤字

脱☆ドンブリ経営のすすめ

まずは、自店の収支構造を把握する。(お金のブロックパズル)

ドンブリ経営とは、収入(売上)と支出しか把握していない経営です。それでは、お金が「足りる」、「足りない」と一喜一憂してしまう、行き当たりばったりの経営です。コロナの影響が長期化する中、いくら手元資金が必要か?銀行の借入はいくらまで?などの経営判断ができません。
ざっくり、自店の収支構造を把握しましょう!
・売上(収入)
・変動費:売上に比例して増えたり、減ったりする費用(原材料費など)
・粗利:売上から変動費を引いたもの(図では省略)
・固定費:売上に関係なく、一定に掛かる費用(人件費、家賃など)
・利益(または赤字):収入から変動費と固定費を引いたもの

図11


「赤字」の原因は、固定費です!

売上激減で収入が減って、粗利よりも固定費の割合が増えた状態を「赤字」と言います。「赤字」だと手元の資金が流出します。お金が無くなっていきます。お金が無くなると、貯金を切り崩すか、どこからかお金を借りる必要があります。

図12

図13


いくらまでお金が必要か?(手元資金の確保)

上の図で、もし売上が0円になった場合でも、「固定費」(60)はかかります。固定費には役員報酬、従業員さんの給与(生活費)、家賃など経営者にとって大切な経費が含まれています。
「いくらまでお金(手元資金)が必要か?」は、一概には言えませんが、少なくとも【毎月の固定費分】の何か月分とか、判断基準を持ちましょう。
コロナの影響が短期的なら、3ヶ月分は確保する。もし長期化するようなら1年分を確保する。など楽観的、悲観的な2つのケースを想定しましょう。

最低毎月の“固定費“の3ヶ月分

できたら、1年分以上


「手元資金の確保」の手段は“3つ”

図15

3つを組み合わせて手元資金を確保する。

①融資
「融資」のメリットは、まとまったお金を確保できる。デメリットは、将来的に返済しないといけないお金

②助成金、補助金、給付金
「助成金、補助金、給付金」のメリットは、返さなくていいお金。デメリットは、申請が面倒。一部先払いするお金があるものがあり、一時的に手元資金が無くなる可能性あり。

③経営改善
「経営改善」は、固定費の削減など事業の見直しを行います。

詳しくは、【後編】コロナに負けるな!地域の経営者(動画)で解説いたします。

追伸:
融資や補助金など、新型コロナウイルス感染症の影響による事業支援については、必ず1次情報として経済産業省、 厚生労働省 や 首相官邸 、都道府県、市区町村のウェブサイトなど公的機関で発表されている最新情報をご確認ください。日々更新されています。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


【後編】コロナに負けるな!地域の経営者(動画)をお楽しみに。

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