見出し画像

【子育て】オランダから学ぶ自己肯定感の高め方2

前回オランダのことについてお話ししたので引き続きオランダ関連のお話を。

前回の記事はコチラ↓



そもそもオランダがどんな国かご存知でしょうか。

オランダは人口1,776万人
一人当たり名目GDPは世界12位(日本は38位)
世界幸福度ランキングでは6位(日本は51位)


と、世界の中でも一目置かれている国です。


子育てにおいてもイエナプランという教育方針に基づいており、日本でもそのメソッドを取り入れた教育を行っている園や学校も増えてきました。


オランダの生活・子育ての特徴として日本とは大きく異なる点があり、今回はその中で大きく3つについてお話します。



最後には子育てのヒントになる気づきがあると思うので最後までお読みいただけると嬉しいです。


1.オランダ人の子育ての目的とは?


「あなたの子育ての目的は何ですか?」


と聞かれたらどう答えますか?



きっと人によって様々な答えがあるでしょう。


しかし、オランダではほとんどの親が同じ答えをするそうです。


それは


「子の自立」



です


オランダではこの価値観が一般的で「これ以外何があるの?」という感じだそうです。


親が子どもを成長「させる」というよりも、子どもが自ら成長しようとする力をサポートするという考えです。


さて、日本では子どもが自立できるための学びが保障されているでしょうか?



過度に制限を与えて大人が干渉しすぎたり、子どもの意志を尊重せずに習い事をさせたりすることはないでしょうか?


「子の自立」というシンプルながら大切な価値観を私達も見直す必要がありますね。


2.働きすぎない大人達


日本では長時間労働が蔓延化し、大人達はその代償を払い続けています。



オランダでは、いい意味で働きすぎない大人が多いです。


定時になったら帰宅し17時過ぎには自宅で家族でBBQをやっている。



店は夕方にはほとんど閉まっており、休日は営業していないことが多い。


日本人から見ると少しだらしなく見えることもあるそうですが、オランダではこれが普通です。



家族の時間を大切にする価値観が共有されており、労働の優先順位は日本ほど高くありません。


しかし前述したように、オランダの一人当たり名目GDPは世界12位なのです(!)



経済的な成功や便利さを求めて、過重労働を続ける日本人は見習うところが多くありそうですね。

3.運河に柵がない


オランダには大小様々な運河が張り巡らされており、住宅街にも道の脇には小さな川が造られています。それらの運河・川には大抵柵が付いていません。
運河に柵をつければ安全は担保されそうなのにあえてやらない。


そこには、景観を大切にする国民性とともに、危険や問題に対するオランダ人の考え方が見てとれます。


子ども達には、運河に落ちると危ないことを教えており、もし落ちた時のために着衣水泳をする時間が学校であるそうです。



問題から距離を置くのではなく、それに対する対応力を身につける。
危険が身に迫った時の対応を学ぶことで、その気づきを他にも応用できる。


危険や問題についても私達の子育てに応用できそうです。


まとめ

いかがだったでしょうか?
国が変われば価値観は大きく異なります。
もちろん日本にも世界に誇れる魅力がたくさんありますが、時には他国の良さも取り入れて見るのもいいかもしれません。


個人的な気づきとしては、オランダ人は目先の利益にとらわれず、長い目で物事を見ているなと思いました。


子育てにおいても早期の知識詰め込み教育などはあまり行われず、子どもの興味に沿ったプログラムが組まれています。


オランダに住んでいた友人によると、オランダの子ども(10代も含む)は日本よりも少しヤンチャに見えることもあるようです。


しかし、それだけ幼少期にのびのびと自己を発揮できることで、大人になった時に自己肯定感が高い状態で維持できるのだと思います。


さぁ、私達は今から何ができるでしょうか。
私はまずは労働時間の見直しから取り組んでいきます。






それでは、

さよなら あんころもち
またきなこ!!


こそだてパパのわ『ちくわ』坪田

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?