chikuta

人生に焼かれつつパルプを書き続ける

俺は如何にしてマッド・ジョーンズから生還したか

 椅子に縛りつけられた手足、こめかみに突きつけられた拳銃。  絶体絶命だ。  しかし、そんなことは屁でもない。  なにしろ、とびきりのブロンド女が、俺の前にひざま…

地獄まで1週間

 頭痛。  そして覚醒。  俺は、ふらつきながら立ち上がった。  体の奥底に残る、鈍い怒り。  辺りを見回す。  廃倉庫らしき建物の中にいる。  右手には、大量の…

アンダーグラウンド・デーモン

 苦痛と怒りが俺を苛む。  忌々しい炎が体を駆け巡り、俺を駆り立てる。  ニューヨーク地下にある石造りの遺跡。  俺は、炎の剣に導かれるまま、奥へと向かう。  暗…

鉄拳ニックと鳥人軍団

 俺の体は鋼鉄製。だから、大抵のことは平気だ。  撃たれても切られても、猫に引っかかれたようなもんだ。  今まで散々撃たれたり切られたりした俺が言うんだから間違い…

プレゼント・フロム・エリア51

「これが例のブツだ」 「これが、ねえ…」  俺は、「例のブツ」を胡散臭げに眺めた。 「何だよ、信じられないって言うのかよ」  笹島は、不満そうに言った。 「いやあ…

忘死郎冥府下り

 冥府の空の色は、薄墨に血をぶちまけた色だった。  赤子の声が響く風の中、俺は亡者を袈裟懸けに斬り伏せた。 「鎮守裏の池に気を付けろとあれほど…」  痩せこけた…