【読書感想文】学校では教えてくれない大切なこと1 整理整頓
旺文社から出ている小学生向けの学習書シリーズ『学校では教えてくれない大切なこと』の第1弾、『整理整頓』を読みました。
マンガ・イラストは入江久絵さん。
タイトル通り、整理整頓のやり方を基本から教えてくれる本です。
内容はマンガで描かれており、ゲーム、マンガ、野球が好きで、片づけが苦手な整太くんという主人公が、家族やセートン先生に教わりながら、片づけを少しずつ出来るようになるというストーリー。
それだけでなく、片づけ方を身につけていく中で、勉強や趣味に使う時間の作り方、夢の実現法やお金のやりくりまで…ありとあらゆる「学校では教えてくれない大切なこと」を知っていくんです。
エピローグとして描かれる夢のようなサクセスストーリーは、やはり夢だったというオチで終わるのですが、その最後のページをめくった最後の最後(裏表紙をめくったところ)に、こう書かれています。
「すぐに片づけられるようにならなくても、何度でもトライするのじゃ!」
最終的に、この言葉が心に残りますね。
だってもう何十年も生きているのに、まだ片づけられるようにならないんだもん。
そして、またトライし、また挫折して…の繰り返し。
この本では、小学生のうちに身につけておきたい3つの力「決める力、まとめる力、続ける力」が身につくそうですが、それらがうまく身につかない時の「あきらめない力」も、とても大切だと書かれているように感じました。
そう言えばプロローグのマンガでも、整太くんが「さっきのゲーム、ボスの所までやっていい?その④『あきらめない力』なんつって…」と言い、お母さんに「ダメ!!」と怒鳴られているシーンがありました。
お母さん、「学校では教えてくれない大切なこと」の中に「あきらめない力」というのもあって、それが整太くんには既に身についていると、ちゃんと分かってくれていると思います。
私は整太くんに自分が重なりました。
ゲームや野球好きという共通点もさることながら、「あきらめない力」、これだけは私も持っていますもん。
そうでなきゃ、アラフォーにもなって小学生向けの学習書なんか読み始めません。
あきらめられないんですよ、ダメな自分を。
なので、片づけが苦手なお子さんにはもちろんですが、マンガに入り込める大人(あきらめない人ならなおよし!)にとっても、良い本だと思います。
オススメです。
追記:amazonの商品ページを貼れるらしい!
著作権があるので本の画像を貼ることは出来ないと思っていましたが、これなら表紙絵とかもご覧いただけますね。
もちろんリンク先で購入してもOK。(※私には1円も入りませんのでご安心ください!笑)