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本を読むことについて.3

*友人の万葉ちゃん(@tgtg95)と二人で、人文学について−−小説や本を読むこと、哲学や映画やアートなど、テーマを決めて手紙交換したものを公開していくシリーズです。

マガジンについてはこちら:はじめに−−人文学っておもしろい?

その1はこちら:本を読むことについて.1
その2はこちら:本を読むことについて.2


沙妃ちゃん

お手紙ありがとう。文通って、すごく久しぶり。手書きだといっそう嬉しいね。

沙妃ちゃんのいう、息をするように読むって、ほんとにその通りだなあ、と思う。本を手にとって読んでいると、自分が日々選び取らなきゃいけない瞬間の間隙にあるような気がしてくる。一生懸命泳いで泳いで、ぱっと水面から顔出す感じにも似てる。

あとね、私も、自分の日常の所作の折り目を直したいときとか、暮らしのエッセイを読んだりします。ていねいに生きる方が、回り回って最善だってことを何度でも教えてくれるな、と思う。

ところで、沙妃ちゃんは、どこで読むのが好きですか?
私はけっこう屋外で読むのが好き。さいきん気候も秋めいて、外に滞在しやすくなってきてうれしい。
家にいるときはベランダで、会社の昼休みは近くの芝生か公園で、人を待つとき植え込みの縁に腰掛けて、読んでいるような気がしています。

というか、読書に限らず、単純に外がすきなだけかもしれない。この前、映画を屋外上映していてね、オレンジ色の街灯が灯った夜のひんやりした空気に包まれて、アイスコーヒー片手に大きなスクリーンを眺めるの、すごく心地よかった。

いまは、箱根の彫刻の森美術館に行きたいな~と計画中です。

ではでは。

万葉

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