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社会をつくる力を育てる授業づくり75 国風文化を調べるプロジェクト

歴史の学習の第3小単元は、平安時代の国風文化に関する学習です。

貴族の屋敷の様子や藤原道長に代表される貴族の生活の様子、紫式部や清少納言が我が国独自のかな文字を使って優れた文学作品をつくり出したこと、貴族の生活の様子を描いた大和絵などが作られたことを理解することを目指します。

貴族の屋敷の様子は、教科書でも見開きで書かれた想像図により、様々なことを発見できる楽しい学習ができます。

当時の一般的や、貴族の食事の内容について調べることで、今につながる食材の共通点などを調べることができます。

屋敷の様子の絵の中には、蹴鞠をしている貴族たちの様子が描かれていることがあります。

蹴鞠をみると、サッカーを習っている子どもたちが食いついてくるのではないかと考えています。

また、貴族の1日の生活なども調べてみると、今の生活との違いが見えてくるのではないでしょうか。

電気があり、夜も生活ができる現代と違い、太陽が出てる時間帯にしか活動ができないので、生活リズムも違っています。

貴族以外の文化に目を向けてみると、かな文字が生まれたことで、源氏物語や枕草子といった今も伝わる文学作品が生まれた時代でもあります。

こうした文学作品を作った人物や生活背景に触れることで、関心を持つのではないかと考えています。

また、年中行事にも注目したいところです。

正月の準備や、七夕の笹飾り、お月見の風習など、貴族の暮らしに合わせて行われていた年中行事が、今の時代にも残っているものがたくさんあります。

こうした文化の様子や特長を調べて、現在の生活との関わりを明らかにすることで、今の自分たちの生活が、この時代に文化を築いた人たちの上に成り立っているというのを感じられるのではないでしょうか。

このように文化について調べるプロジェクトを通して、文化に親しみをもち、受け継いでいこうという子どもたちが育ってくれればと考えています。

ご参考になれば幸いです。

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