Anthropologie / Old Havana 食器沼
アンソロポロジーかわいいよねー、って言われて、うんいいよねー、と返しながら(名前はなぜか知ってるのに入ったことないなあの店)と思っていたのだが、数年前から愛用している器がアンソロポロジーのものだったのを発見して、私アホだなと思うより先にちょっと嬉しくなってしまった。
洗うたびに裏の刻印を見るからそりゃ名前を知ってるわけだし、店に入ったことがないのになぜ持っているのかといえば、John Lewis(イギリスのデパート)で一目ぼれして買ったからだ。どうでもいい偶然の一致もピタリとはまると気持ちがいい。
私が持っているのは、オールドハバナシリーズのアイリスブルーという色で、やたらと口の広いマグカップ。他と合わせるのが難しい色だと思うのに、なぜか私はこの青に弱くて、食器に限らず人生で何度もこの色に手を出してしまう。おっと話が逸れかけてる。
これでお茶を飲んだことは一度もないが、スープ、白米、ヨーグルトとだいたい何でも一人分を入れるのにちょうどいいし、あとたぶんミニトマトを盛りつけた回数が一番多いと思う。
興奮したそのままの勢いでオンラインショップを覗き、色違いを買ってしまった。食器沼に一度でもハマった人は知ってると思うけど、こういうのは勢いがとても大事だから。数日後に届いた荷物をマグカップ3つのつもりで開けてみると、最後の最後にマグカップ2つと小プレート、大プレートに変更していたのを思い出した。もう最近こんなことばかりで自分の記憶もあてにならない。
我が家の普段使いのプレートとボウルは落としても割れないDenbyのAzureなので、このミントの方がアイリスブルーよりしっくりくるだろうと思ってプレートも買うことにしたのだった。なんでもいいから皿に盛ってテーブルの真ん中に置きたい。冬は散財の季節。
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