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【絵日記#こんコロ-DAY21】 私はさか上がりと跳び箱ができないそして今は誇りを持っている

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体育の授業は苦痛だった。運動神経がそれはそれは悪い私は、何をやってもダメだった。ドッジボール、マット運動、徒競走。良い思い出が全くない。

さか上がりがどうしてもできなくて、母と放課後の学校の運動場で泣きながら特訓したのだけれど結局一回もできたことがない。

明日は跳び箱をやります。それは地獄への招待状。一晩中憂鬱な気分にさせた。家で布団を敷き詰めて、母にマット運動を教えてもらったっけ。後ろ回りができなくて。熱が入りすぎた母は、頸肩腕を痛めてしまった。

縄跳びの二重跳びなんてとんでもない。走るのも遅かった。あの頃は恥ずかしくて悲しくてなんでもできる子がうらやましかった。

でも今はそんな自分で良かったと思う。誇りにさえ思う。履歴書にそんな欄さえあれば私は太字で書くだろう。「私はさか上がりと跳び箱ができません」私の大切なアイデンティの一部だ。

できて1番にならなくても良い。できなくてもできないまま受け入れられる自分と社会であって欲しい。


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