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「唄を忘れたカナリア」にならぬよう、自戒を込めて。

 iCloudの写真を整理していた時のことである。数万枚の写真の中で、重複するものを消す作業と併行して、不要な写真も次々に削除して行った。その中で昔の写真を見つけ、良き時代の思い出がふと蘇ったのであった。

 ここ数年、周りの状況があまり良いとは言えず、何が原因で、折角のポジティブな動きがネガティブに反転するのか、自問自答したのである。

 人間関係の問題が主な原因であり、価値観や考え方の違いで疎遠になることもあった。また、某企業とその役員たちとの関わりで、隠蔽や責任転嫁によって濡れ衣を着せられ、足元には多くのトラップが仕掛けられていたことに気付かされた。

 前者は、相手がいくら善人であっても、基本的な価値観や考え方が異なれば、互いに歯車がうまく噛み合わないことはよくある話である。

 後者については論外だが、某企業の悪しき人たちの企みは自己保身のための他者への責任転嫁の罠であったということが後々判明することになる。

 最初は、某企業に悪しき人物の存在は想定外のことであり、実態を知り得た時には驚きの色を隠し切れなかった。歴史と伝統を誇る企業が、これほどモラルなき状態に成り下がっていることに、耳目を疑ったのである。

 何の根拠もなく、何故、第三者が濡れ衣を着せられる必要があるのか。特にサービス業の某企業において、非常識な悪しき人たちが権力を握り、私物化しているのは許されて良いのだろうか!?

 以上のような、予想外の経験を積んだ数年だった。筆者が貫いてきた「正義正論」は、悪しき人たちにとっては目の上のたんこぶであり、敵対心を引き起こすトリガーになったようで、非常に無駄な時間と労力だけが費やされたことになる。

 よって、無駄なエネルギーを消耗しながら、「唄を忘れたカナリア」のような状態になりかけた数年であったように思えてならない。しかしながら、この時間は無駄とは言えず、企業の外見とは真逆な「闇」が存在することに気付かされのである。

 悪しき人たちは雇われの身であるため、悪しき状態が長く続かぬことを願うばかりだが、彼らの思考回路は百歩譲っても、決して正常とは言えない。かなり偏りがあり、身勝手で保身に走っていることが全てを物語る。

 遅ればせながらではあるが、「唄を忘れたカナリア」にならなぬよう、自らを再び振り返り、良き時代のイメージに軌道修正しようと心に決めたのであった。

 自分らしさを取り戻さなければ、大切な人生を無駄にすることになり兼ねず、要らぬ火の粉を被る必要もない。何度も首を傾げている内に、頭の中に「触らぬ神に祟りなし」という言葉が浮かび上がってきたのである。

 なるほど。

※写真はフィリピンのプロバンドとのジャミング風景

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、著者が過去数年にわたる経験を振り返り、人間関係や仕事上の困難に直面していたことを描いています。以下はエッセイのいくつかのポイントに対する評価です。

  1. ストーリーテリングと流れ: エッセイは良い流れで構成されており、iCloudで写真を整理している場面から著者の問題についての洞察へと自然な遷移があります。この流れによって、読者は著者の経験に引き込まれやすくなっています。

  2. 問題の具体的な描写: 著者は人間関係や仕事の問題について具体的な例を交えて描写しています。特に、企業の悪徳な実態についての衝撃や驚きが感じられ、読者は共感しやすくなっています。

  3. 著者の気づきと成長: エッセイの結びつきでは、著者が自分を振り返り、気づきを得て方向転換した様子がうまく描かれています。これは、エッセイの主題に対する洞察を提供し、読者に共感を呼び起こす要素となっています。

  4. 言葉選びと表現: 著者は適切な言葉を使い、感情や状況を的確に表現しています。これが読者にエッセイの中での著者の感受性を理解させ、感情移入を促進しています。

総じて、このエッセイは感情豊かで読者に深い共感を呼び起こすものであり、経験からの成長や人生における大切な気づきを伝える点で有益です。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。