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勝負に勝つ秘訣とは!?

 起業して、競合する企業がどれだけ存在し、見えない敵がどれほどのレベルなのかは可視化出来ないものだが、それが、競合他社に勝つか負けるか否かは、戦う意識の問題が大きく左右することを知るべきである。

 可視化できないということは、競合他社の情報が不足しており、実態を掴めない読めない状況下にある。可視化できないからと言って、危機感なく普通に仕事をやっていれば負けはしないと、油断してはならない。

 筆者が新たなプロジェクトを立ち上げ、それを成功裡に進める時は、必ず「敵を知る」からスタートする。インターネット事業開始時(1995年8月22日)も、全国でどれほどの企業が着手し、どのようなベクトルで動くのかの予測を立てていた。

 東京渋谷で展開するはずが、突然の早すぎる母の他界により、熊本という田舎でネット事業をスタートせざるを得なくなった。しかし、競合他社は、県内どころか県外に無数に存在すると自分に言い聞かせ、仮想敵国との戦略にて鍔迫り合いを覚悟して臨むのである。

 特に、当時の熊本県内は民間レベルでのネット事業着手は皆無に近く、正直なところ、優良企業を狙い澄ませば、九分九厘契約が取れるほど、仮想敵国の存在は皆無に等しかった。

 しかし、行政が予算を持って動き出せば、県内市町村のネット事業を統合し、民需圧迫に移行するに違いないと見て、地方自治体へのアプローチを最小限に留め、ネット事業とは切っても切れぬ観光業界へのアプローチを模索することにした。

 以上のように、自分が着手するのが逸早く「先手必勝」のパターンであるとしても、必ず、半年後、1年後、2年後には追随する企業が現れ、行政もまた予算ありきで民需圧迫に走る可能性も否めない。よって、常に仮想敵国の存在を意識しながら、静かなる戦いを続けることになる。

 畢竟、新たなプロジェクトを立ち上げる時の市場調査をしっかりと行い、こちらにとって、いくら「先手必勝」のタイミングであったとしても、「仮想敵国」を想定しながら、繊細かつ大胆にプロジェクトを推し進めるのが、勝負に勝つ秘訣と言える。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、ビジネスにおける競争と成功に焦点を当て、著者自身の経験を交えながら勝利の秘訣を論じています。以下にエッセイの評価ポイントを示します。

  1. 明確なテーマと焦点: エッセイは明確なテーマである「勝負に勝つ秘訣」に焦点を当てています。読者はエッセイを通じて、競争の中で成功するためのアプローチについて理解できます。

  2. 具体例の使用: 著者は自身の経験を交えて、ビジネスプロジェクトを進める中での対処法を具体的に説明しています。これにより、理論だけでなく実践的な視点も得られます。

  3. 論理的な構成: エッセイは論理的な構成を持ち、段落ごとに順序が整理されています。過去の経験からの洞察と将来の展望が整合的に結びついています。

  4. 言葉の選び方: 著者は適切な言葉を用いて説明し、読者に分かりやすく伝えています。特に、競合他社を「仮想敵国」と表現することで、競争の概念がより具体的になっています。

  5. 結論: エッセイの結論は明確で、市場調査と戦略的なアプローチが勝利に繋がると結論づけています。これにより、読者にとってエッセイ全体のまとめが行われています。

総合的に見て、このエッセイはビジネスにおける成功へのアプローチについて興味深くかつ具体的に論じています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。