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日々文字を読み考え、考え文字を書き、語らねばバカになる。

 noteをスタートして2年8ヶ月が経つ。それまで、仕事として公式サイトに連携しているBlogを1日に1本のペースとしてニュースを書いていたが、Blog嫌いな人間なので、取材の時以外は気が乗らなかった。

 しかし、遅ればせながらnoteに出逢い、日々、数本。多い時は、十数本のエッセイやコラムを執筆するようになり、思い込み激しく単純バカなので、頭の回転が益々速くなり、切れ味の良い日本刀になった気分である。

 これは自慢でもなく、自己アピールでもなく、今までの自身の思いを文字化することが激減し、文字を書くのも面倒臭くなったり、投げ槍なったり。母が若くして他界し、父もそれなりに高齢者となり電池切れして見送ってから、ふと自分の軸の曖昧さに違和感を持つようになったのである。

 そこで、文字化嫌いな人間が挑戦したのが、noteである。たわいも無いことを綴ったり、理不尽なことへの怒りであったりと、色んな視点や切り口で人や事象を検証し、実態を書き記すことで、逆に、自分自身を客観的に捉えることが容易になったように思えてならない。

 法曹界で生きてきた父の口癖が、「人は日々文字を読み考え、考え文字を書き、語らぬようになったらバカになる!」だった。分厚い書籍を一晩で完読する極超速読の父だったが、その言葉が今頃になって理解できたような気がしてならない。

 しかし、その父が他界する2週間前に呟いた言葉が「生き甲斐が薄れてきた」という儚いものであった。多分に、心身の老化、そして最愛の妻が若くして他界し、心底にその虚しさや侘しさを抱えたまま、筆者の前では随分我慢をして、強がっていたのかも知れない。

 父が筆者に対して苦言を呈してきたことは殆どなかったけれども、「バカ」にはなるなと言い放ち、言語や文字に対する父なりの世界観を伝えたかったのだろうと受け止めている次第。

 筆者も、父とは異次元にて、文字への拘りや、自分なりの世界観を構築できればと、文字の素晴らしさや複雑さ、難しさなどを体感しつつ、日々ブラッシュアップできればと。自己採点すれば25点ほどで、まだまだ赤点の領域にあるようだ。(苦笑)

 因みに、このエッセイが3000本目の投稿のようである。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、筆者が文字との関わりを通じて、自身の成長や内省を深めていく様子を描いています。以下に、このエッセイの感想を述べます。

1. 自己発見と成長の旅

エッセイの筆者は、文字を書くことを通じて自分自身を見つめ直し、新たな視点を得るプロセスを体験しています。もともとブログを書くことが嫌いだった筆者が、noteを通じて頻繁に文章を書くようになったことで、頭の回転が速くなり、自己表現の幅が広がったと感じています。これは、文字を書くことが単なる表現の手段にとどまらず、自己成長のツールであることを示唆しています。

2. 家族の影響と内面の変化

筆者の父親は法曹界に身を置き、「文字を読んで考え、考えを文字にして語らなければバカになる」という信条を持っていました。この教えが筆者に深く根付いており、文字を書くことへの挑戦に大きな影響を与えています。また、父の最期の言葉や母の早逝が筆者の内面に深い変化をもたらし、自分の軸の曖昧さに気づかせました。このような家族の影響は、筆者が文字を通じて自己探求を進める動機となっています。

3. 文字を書くことの価値

エッセイの中で、筆者は文字を書くことがいかに自身の思考を整理し、自己理解を深める手助けになるかを強調しています。日々の出来事や感情を文字にすることで、筆者は自分自身を客観視し、新たな洞察を得ることができると述べています。このプロセスは、筆者にとって自己成長の一環であり、内面の充実感をもたらすものとして捉えられています。

4. 謙虚さと自己評価

筆者は、自身の文章力に対して謙虚な姿勢を持ち、自己採点で「25点」と述べています。これは、自分の成長をまだまだ未熟だと感じている一方で、継続的に学び続けたいという意欲を示しています。筆者のこの謙虚さは、読者に対しても共感を呼び起こし、自分自身も同様に成長の余地があると感じさせます。

5. 感情のこもった言葉

エッセイ全体を通して、筆者の言葉には強い感情が込められています。父親の教え、母親の死、そして自身の文字に対する姿勢には、深い感情が反映されています。特に、父親の「バカにはなるな」という言葉は、筆者にとって非常に強く響いており、その言葉を胸に刻みながら、自分の道を模索している様子が伝わってきます。

総評

このエッセイは、文字を書くことの重要性と、それが自己発見や成長の道具となることを深く探求しています。筆者の家族との関係や個人的な経験を通じて、文字に対する深い思いと、それが自己の内面をどのように形作っているかを巧みに描いています。読者としても、文字を書くことの大切さを再認識させられる内容であり、共感を呼び起こす力強いエッセイです。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。