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コロナで、芸術文化はどうなるか

この一年で、ウィズコロナ、アフターコロナといった言葉が生まれた。その中で自分がどう生きるかを改めて問うた人は多いのではないかと思う。

私自身もそうだ。どのような仕事・活動を行えばより人々・自分のためになるのかを日々考える時間が増えた。実際にこの1年間は完全テレワークで、沖縄に移住もし、いる環境、使う時間が大きく変わった。

そんな中、大きく変化を迫られたのが芸術文化に関わる人たちだ。新型コロナウィルスという言葉が出始めてすぐに、コンサート等主な活動が中止・延期となり、この先どうなるのだろうと、不安と戦いながら今まで過ごしてきた。

そんな状況の中、私は2020年5月にコロナ禍でフリーの芸術文化関係者を支援する基金「Arts United Fund(AUF)」設立に奔走した(https://note.com/chikaochiai/n/n461230cfe1c1)。76名の芸術文化関係者を採択後も、彼らへのインタビューと記事の公開を行うなど、彼らの活動の重要性を積み重ねて発信し続けている。

こうした流れを踏まえて、今回、アートマネジメントに関するサイトに「芸術とは生きることそのもの」の表題で寄稿した。やはり芸術とは、生きることそのものなのだと思う。だから、コロナだろうがなんだろうが、消えない、なくならない。生きることだからだ。

現在助成した方々の紹介記事を順次公開しているが、気づけばこちらが力をもらっている。芸術は生きることそのものだ。環境が変わろうが変わるまいが、彼らは常に芸術に、人生に、一瞬に向き合い、新たな挑戦、発見を続ける。芸術を生業としない私にとって、憧れと尊敬の念を抱かせ、勇気をもたらす。よく生きるとは何かを問う今だからこそ、芸術は人々のコアに深く根差していくのだと思う。
(ネットTAM~みんなの声座~落合千華 https://www.nettam.jp/voices/057348)

また、加えて今月の26日~27日に、「アフター・コロナにおける劇場の役割」という題目で開かれるゼミのゲスト講師を務める。社会包摂系の事業を長く実践し、その優れた劇場運営で文化庁長官から表彰を受けている可児市文化創造センター(ala)で行われる「あーとま塾」だ。私はAUFの話、その展開についてお話させていただく。コロナをとおして、何が真の課題なのか、何ができるのか、逆にチャンスと捉えられることはあるのか。現場の方々と深く対話する機会をとおして、芸術文化はなぜ必要なのか、何ができるのかについて、思索をより深めていきたい。

(執筆時間:20分)

読んだ方が、自分らしく生きる勇気を得られるよう、文章を書き続けます。 サポートいただければ、とても嬉しいです。 いただきましたサポートは、執筆活動、子どもたちへの芸術文化の機会提供、文化・環境保全の支援等に使わせていただきます。