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帰省中あれこれ

事情で実家に滞在中です。
モラハラ夫から解放され今は父と暮らしている次妹が、諸事情で手術、入院の必要があり、その立ち会いや不在中のもろもろの雑事のために、私が出向いております。

幸い妹の手術は無事終わり、どうやら大事はないとのこと。
偏屈な父と一週間もひとつ屋根で暮らすのはどうかと思っていましたが、妹がシェアハウス的な生活習慣を確立させていたおかげで、いまのところほぼ関わらず、お使い程度の雑談で済んでます。

田舎の年寄りの勘恐るべし

実はこのNoteアカウントを作ったのは、実母が亡くなったときの諸々も記録をとるつもりだったのが動機だったのですが、すっかり義実家滅亡(言い方)の記録からの日常の日記になってます。
というのも、夫以外全員滅びてしまったおかげで、義実家関係者とのお付き合いは、叔母のご家族だけ。ゆるーく思い出したときにラインで交流するくらいで、たまーにおみやげのお裾分けに行くくらい、普段は行き来もありません。
義実家については終わったものという認識なので、しがらみもなく自由に書けるのです。

が、
実家に関しては父はまだ存命だし、妹たちも地元にそれぞれのつながりがあるし、
本来母の死でそれなりに区切りがつきそうな母方の親戚の関係が、なんつーか、もう察してほしい。
逆に、親戚関係に関しては、本家筋の父の兄がもう亡くなっていることで、ほどよい距離感で付き合えてるので、面倒はないのです。

母の兄弟の一人が、実家からそれほど遠くない所に住んでいるのですが、
この叔父が、田舎の社交的なお年寄りの典型みたいなひとで、いらないことをいろいろ父に吹き込み、
母の葬儀の時などは、世話にもなったんだけど、寺関係やら葬儀のやり方やらも面倒なことをいろいろしょいこまされ、
しかもその葬儀がきっかけで、叔父の奥さん(叔母)から決定的ななにかを言われたそうで、
「今は全く付き合いがない」という話でした。

なので、私が帰ったことも連絡などもちろんしていないのですが、
その叔父がなんと、
妹が手術の前乗りで入院したその翌朝に、家にやってきた。

油断してた点は否めない。
実家は雪国なので、玄関の外側に風除室があって、夜間はその風除室の扉の鍵も閉めておくのだけど、
朝早く新聞を取りに行ったついでに、そこの鍵、開けてしまったんだよな。私。
閉めておけば、インターフォンも鳴らせない構造なので、やり過ごせたのに。

しかし叔父も叔父で、
「散歩のついでに近くまで来たから顔を出したって」
あんた、まだ朝の七時前だよ。
年寄り一人だけならまだしも、通常なら妹もいる家なのに、そんな時間からひとんちにいきなり飛び込まないでしょ。

間の悪いことに、そのとき私は玄関近くの脱衣室で洗濯をしていた。
滞在中に使っている部屋で、花粉アレルギーの反応が出てしまい、掃除をしても収まらないので冬用のカーペットと目星をつけ、これは多分私が来る前に外に干してくれていたんだろうなとありがたく思いつつ洗ってたんですよ。

久々の訪問者で、父は饒舌になってるし、
妹が入院していて私が来ていることも話してしまい、
「ほら、あいさつしろ」って、
朝の七時前だよ、顔も洗ってないし部屋着だよ!

「こんな格好で(苦笑)」とちらっと顔だけ出して、あとは帰るまで引っ込んでましたが、
いやもう、お見舞いだとか持ってきたらどうしよう。
てか絶対、叔母(叔父の妻)にも伝わったよな、まいったなぁ。

葬儀後、一番トラブったらしいのは実はこの叔母だったらしい。
こざっぱりした性格だと思ってたのが、次妹の離婚やらでやっぱりいろいろ溜まってたものがあったんだろうなぁとも思うけど。
ひとってわからない。

まぁその後、
私も朝はなるべく自分が出かけるまで風除室の鍵もあけないようにしているし、
日中も来たという話は聞いていないので、大丈夫そうですが。

思わず、立ち会いの前に母の墓(永代供養なので永代供養塔にいる)に、
「今は父だけで一杯一杯だから、(母方の親戚)はなんとかしてよ」と愚痴ってきた。

偏屈な父は、私なら気軽にお使いを頼めるので、
果物がほしい、あれ買ってきて、明日は鰻が食べたいなど言いだし、
これからテイクアウトの予約です。
まぁ私も、妹の手術後は割と自由にのんびりしてるので、これくらいはいいんですけどね。
親孝行の上澄みだけって感じで、心苦しくはあるけど。

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