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ソマティック心理学とは?

こんにちは。

子ども専門・トラウマ専門の臨床心理士が運営する、一般社団法人 この花舎では、心や育ちが心配なお子さんに関わる大人たちが「私も、この子も大丈夫」と思えるように、大人の安心を増やしたい、そんな思いで活動しています。

子どもの心のカウンセリング、子育て支援の現場にいると感じることがあります。
 
🔶「カウンセリングは、話を聴いて共感するだけでいいの?」
🔶「何でも、発達障害、グレーゾーン、H S C(P)、起立性調節障害・・・にしてしまう風潮に、カウンセラーも巻き込まれている。それでいいの?」
 
ということです。
 
子どもの表現する言葉は、お話だけではなく遊びそのものが表現です。そして、子育ては、生活そのものです。

そのため、子ども関連のカウンセリングは一般的なカウンセリングとは違って、共感だけではなく指針が欲しい、理論や概念、考え、理想だけでは現実と離れてしまう、具体的に子どもの笑顔や子育ての余力につなげたい、そう思う方が多くいらっしゃいます。

そこで、私は話を聴いて共感するだけではない【ソマティック心理学】を取り入れています。そして、発達障害などのレッテル貼りで終わらせず、【からだの声をきく】という方法でカウンセリングやセラピー、支援者講座を開いていて、皆さんに新しいカウンセリングや心理学の分野を伝えたい、そう思っています。
 


ソマティック心理学とは?


さて。先ほど、「新しい心理学の分野」と言いましたが、実は「古い」とも言えます。

というのも、ソマティック心理学というのは、「心とからだはつながっている」という考え方で、私たち日本人の繊細な(四季や自然を、理屈ではなく感じやすい性質)にとても合った分野だと私は考えるからです。

心身一如とか、無為自然、禅の思想、そのような昔からの東洋の教えに近い心理学とも言えます。つまり、ソマティック心理学は、日本から海外に行って、カタカナになって帰ってきた分野、とも言えるのではないでしょうか。
 
ここでは、【どうしてヤンキーが減って引きこもりが増えたの?】というテーマの投げかけをしていきます。そして、その後にソマティック心理学の基本として、知っておきたい自律神経の話をしていきますね。
 
では、あなたに質問です。
【どうしてヤンキーが減って引きこもりが増えたの?】
・・・この章の投げかけに、なんと答えますか?
考えてみてください。




家族の構成が変わってきたから?
経済の状況が変わってきたから?
学校が変わったから?
いろんな考えが浮かんだかもしれません。

次の記事に続きます。


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