見出し画像

「あなたらしいキャリア」をサポートするキャリアコンサルタント

「今日、キャリアコンサルタント実技試験に玉砕してきました。」
という書きかけの記事を一時保存のボックスに見つけました。

実技受験は今年2022年3月、一文だけ書いて心折れたんだなぁ。。。

結論からいいますと、合格してました!
ありがとうございます。(誰もおめでとう言ってないけど 笑)

この機会にキャリアコンサルタントという職業について書きたいと思います♪

落ちたと思ったのに合格だったのは口頭試問の巻き返しとしか考えられません。
キャリアコンサルタント受験のみなさま、実技試験は何が正解かわからない緊張感がありますが、最後まであきらめず口頭試問まで突っ走ってください。逆転ホームランあるかもです。応援しております。

実技試験で役にたったこと、次回まとめて書きたいと思います。


「キャリアコンサルタント」ってご存じですか?


知る人ぞ知るの国家資格ではないでしょうか。
家族や友人は「なんだそれ」って感じです。

わたしが人にキャリコンの説明をする時には

「あなたらしいキャリア」をサポートする専門家です。

って説明するのですが、そうしたら「は?、スピリチャル系?」なんて言われたりします。たしかに抽象的だな、表現が。

厚労省管轄で、お堅い説明はちゃんとあります。

「「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。」

「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。

厚生労働省HPより

「自分とは関係ない」って思う人が大半かもしれません。笑。

ところがどっこい。
そんなことないんですよ。

実際はとてもためになる興味深いキャリアカウンセリングです。

キャリアコンサルタントのお仕事


真っ先にイメージされるのは仕事と人とのマッチングだけする「コーディネーター」なんですけど、その担当ではないです。

お仕事に関して「自分らしい生き方」を見つけるアドバイス、時にはコーチングする専門家、カウンセラーです。

仕事って今のライフスタイルにも大きく影響してます。

例えば、子供がいる、いない、その子どもは乳幼児、大学生では生活環境が変わってくる。
介護してる、病気してる、独身、年金受給者とか、仕事についての考え方、選択肢も変わってきます。

そういう環境も含めて、あなたらしくお仕事できること、について考えていきます。ライフデザイン なんて言ったりもします。


自分らしく働くために大切なこと


「自分の価値観」
「自分の得意なこと」
「自分の大事にしたいこと」などの「自己理解」を深めることなんです。

そんなのわかってるけど?
って人も、受けていただくと「意識してなかった、そこって私の強みなんですね」って言われたりします。

自分には当たり前にできるから、強みって気づかない例はたくさん。
「自分にはこんな可能性がある」ってのも、1人で考えるより第三者からの視点が役に立ったりもするんです。

そうすると

私は何があってもここは外せない価値観なんだなぁ、
とか

これからこれをやってみたらいいなぁ
とか

どんな方法があってるか、
とかも見えてくる。

オールマイティーな人間てなかなかいませんし
そういう人がいたとしても人間的におもしろくない、笑。

人生のぼりくだりあるもんだし、自分には強みもあり弱いところがあっていいんです。


私がご提供しているカウンセリングの流れ


「自分はどうなっていきたいか」
まずは今の状況、思っていること、不安なこと、お聞かせください。
メンタルヘルス全般、労基法や社会情勢など把握していますのでそういったお悩みもお伺いします。(労基など、記憶から飛んでたら調べます、笑)

あらためて、自分ってどういう人間か」の棚卸します。
個人個人に合わせて興味が持てるワークですすめます。
・仕事に対する価値観のワーク
・ライフチャートワーク
・西洋占星術のネイタルチャート※も参考に話し合います。

そこから今後どんな展開があるか
楽しい方向性を模索していきます

次の行動につながることを考えます

※ 印のところ
私は西洋占星術を入れてるのが特徴かなと思います。

自分の特性を知る一つのツールとしてなかなか使えるんですよ。
西洋占星術と、キャリア理論に基づいたれっきとしたツールの両方を取り入れることで、いろんな側面から自分が見えてくるメリットがあります。


なんで国家資格になったのか


キャリアコンサルタントは2016年から国家資格とされた資格です。
背景は日本の社会情勢の変化からなんですね。

以前は終身雇用があり年功序列があり、退職金も約束されていて。
企業が従業員を守る働き方が当たり前だったのが、

平成をへて令和の今、グローバル化、派遣制度で正社員減、不安定な情勢で企業が倒産、なんてザラの日本になってきました。

企業、勤務先は従業員を守るより、まずは会社を守らなくちゃ、に必死になってます。

不景気になると従業員カット、給料カット。
大企業だと思ってたら中国に会社を売られて環境がめちゃ変わる。

日本のお給料が世界に比べてほんと低い。とか、これからの日本、ほんとに大丈夫かとなりますね。

そんな不安定な情勢の中で、会社側に一生面倒みてください。と全部頼るのは到底無理な時代になったんですね。

だけども寿命はのびる。そして支える子どもの数は年々減っている
(がんばってください、国の政策!!)
今後、年金もどうなっていくかってのも、まぁ・・・見えません。。。

新卒にはだかる入社3ヶ月の壁。
思い描いてた仕事と違うギャップで3ヶ月で離職とかね
昭和生まれからは「まじか」という感じではあるんですが、彼らも真剣です。

そしてメンタル不調の年々増加。
もう語り始めたらキリがないほど大転換機を日本は迎えているのです。

国はそういう時代の変化に対して

自立して自分らしい生き方を設計してください。

って方針をだしたんですね。

でも、そもそもが個性を出して生きる教育を日本はしてきてないわけです。

急に「自分らしく生きて」なんて言われても、やりたいことはあるけど、それって仕事にならんし。今の職場で自分らしく働けてないけど。自分らしくってなんだよ。

そんな相談をできる専門家として国家資格とされたのがキャリアコンサルタントの仕事(の一部)になります。


勝手な主観(笑)


ここからは私の主観ですけど、
キャリアコンサルティングはアメリカらの心理学や理論がたくさん応用されています。

アメリカではカウンセリング文化が普通にあって、歯医者に行くのと同じ感覚。専門的に確立しているんですよね。

いっぽう、日本ではメンタル病んでる人が行くのがカウンセリング(精神科のイメージ?)って認識がまだまだある。

日本的に、そういういうイメージも変えていきたいのかな。と。

だから「キャリアコンサルタント」を国家資格にして、「国が認めている専門職なので、仕事の悩みがあったら気楽に相談にいってください」
って環境を整えていきたいのだろうかと勝手に思ったりしています。(はい、勝手にね)

と、話が長くなりましたが、キャリアコンサルタント、とはそういう
「あなたらしいキャリア」をサポートする専門家です。


というお話でした。(ながっ 笑)

お読みくださりありがとうございました♪♪

参考になった!と思っていただけたらサポートくださると嬉しいです☆無料カウンセリングの活動費に使わせていただきます♡