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おうちで交通系VRを体験しよう

ごきげんよう、ちかです。

鉄道新聞社さんの記事「電車の中を歩ける!鉄道車内ストリートビューまとめ」を見て、Googleストリートビューの鉄道車両にバーチャル乗車していたらあっという間に休日が終わってしまいました。1日ってあっという間だなぁ。

新幹線はやぶさのJR北海道さん版であるH5系とJR東日本さん版であるE5系の車両の違いの比較はできるし、JR四国さんの鉄道ホビートレインは3年前に乗りに行ったときの思い出が蘇ってくるし、JR九州さんの或る列車はホテルのような美しさだし、無限大の楽しみかたができますね!

最近はお出かけができないということで、本や動画、ゲームなどでおうち時間を楽しんでいる方も多いかと思うのですが、VRもなかなか楽しいですよ~ということで、おうちで気軽に体験できる交通系VRをまとめました。

VRには静止画と動画の2種類があり、静止画はGoogleストリートビューのように自分で好きな方向に視点を動かすことができるVR、動画は映像の中でぐるぐる動かすことができるVRになります。
どう違うの?という場合は、とりあえず見てみてください!見てもらえれば分かります。

なお、専用ゴーグルやアプリのダウンロードなど不要で簡単に見れるものだけをセレクトしております。
スマホでも見れるとは思いますが、基本的にはPC推奨です。


【静止画】鉄道車内ストリートビュー(JRさん各社)

というわけでまずは前述のJRさん各社の鉄道車内ストリートビューから、わたしのお気に入りの車両たちの一部をご紹介します。


まずはH5系車内。はやぶさって乗り心地がいいですよね。

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続いてE5系車内。H5系との違いを探すのが楽しい。

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鉄道ホビートレイン。車窓からの眺めもローカル感があって素敵。

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或る列車。外国の豪華列車っぽいですよね。いつか乗りに行きたい。

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先ほど熱く語りすぎてしまったので多くは説明しませんが、妄想が非常に捗りましたということだけはお伝えしておきます。

素敵な車両へのVRご乗車体験は、( っ・ω・)っこちらからドゾー


【静止画】南極観測船「宗谷」(船の科学館さん)

純粋な意味での「交通」からは少し逸れてしまいますが、良いコンテンツなので紹介させてください。
新型コロナウイルスの軽症感染者が過ごす施設として敷地を提供するということでも話題になった、東京湾岸部にある船の科学館さん
施設内で展示されている南極観測船「宗谷」の中をお散歩できるVRがとても楽しいです。

施設系のVRは、その施設内の主要エリアのみが厳選してVR化されていて、全体像を掴むことは少し難しいことも多いのですが、こちらの南極観測船「宗谷」はVRの中で船内のお散歩ができるので、実際に訪問しているかのような気持ちで楽しむことができます。
サイト上で南極観測船「宗谷」の基礎知識を学んでから乗船するとより学びが深まるかと思います。

というわけで、乗船した様子の一部を抜粋します。


甲板からの眺め。景色がいいなぁ。

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階段を上り下りして別フロアへ行くこともできるんです。

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通信室。古いアナログ機器ってたまらないですよね。

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エンジンルーム。圧巻。

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Googleストリートビューと比べると少しぐにょぐにょした操作感なので、最初は少し動かしづらかったですが、慣れると楽しくお散歩できるようになります。

船の科学館さんって素敵な施設ですね。
外出できるようになったら行きたいスポットがまたひとつ増えました。

南極観測船「宗谷」のVRお散歩は、( っ・ω・)っこちらからドゾー


【静止画/動画】VR札幌市交通資料館(札幌市交通局さん)

補修工事のために長期休館中の札幌市交通資料館さん。なんとVRで遊びに行けるんです。
サイト自体がバーチャル資料館になっており、静止画の360度カメラで資料室や展示車両エリアを各々のペースでお散歩したあと、360度動画で札幌市電に乗ることができるというフルコースです。ごちそうさまです。ありがとうございます。

鉄道グッズや資料などがある展示室は、気になる展示物を拡大して見れたり、ジオラマを動かしたり(動画で再生)と、とてもリアリティがあります。展示物まで見ることができるVRって珍しいような気がする。
続いては札幌市電、札幌市営地下鉄、札幌市営バスなどの車両を見に行きます。車内におじゃましたり、色々な角度から車両を眺めたりができて楽しいです。
最後はVR市電乗車。動画を再生しながら好きなビューにカメラを回せるようになっているので、実際に乗車しているときのようにキョロキョロすることができるんです。
特にオススメなのはササラ電車の夜の除雪作業です。雪の降る札幌の夜の幻想的な風景お仕事中の乗務員の方の様子いわゆる運転席ビューと萌えポイント盛りだくさんです。


館内は古い鉄道関連の展示がもりだくさん。

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外の車両展示コーナーも楽しいです。

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このレトロなフォントがたまらない。

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雪の札幌って美しい。

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なお、リアル資料館は今年中にはリニューアルオープンするそうです。
もしかすると豪華な資料館になって帰ってくるのかもしれませんが、この素朴でかわいいVR資料館は記録としていつまでも残しておいてほしいなぁ。

VR札幌市交通資料館への訪問は、( っ・ω・)っこちらからドゾー


【動画】クルマに関する「もしも」の疑似体験(JAFさん)

JAFさんのVR動画では、車両衝突クルマの水没など、クルマに関する緊急事態を臨場感溢れる360度カメラで疑似体験することができ、安全の大切さを実感すると共に、解説動画で万が一の際にどのような行動を取ればいいのかを学ぶことができます。

個人的にお気に入り(というのもおかしいですが)は、夜の高速道路の救援待ちの動画です。
真っ暗な夜の高速道路でひとり佇んでいる自分の横を車がビュンビュン通過するとか、B級ホラー映画よりよっぽど怖い
子どものときに見たらトラウマもの確実。

でも逆にいえば、交通は危険が伴うものであるということを子どもたちに伝えるのに最適なのかもしれない。
クルマ×安全にずっと取り組んでいるJAFさんならではですね。


操作は分かりやすいので、VR動画が初めての方でも安心です。

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自動車事故の際、シートベルトをしていなかったらどうなるのか。

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クルマが水没してしまった場合の対応法。

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高速道路で救援待ちするときは、どこにいればいいんだろう。

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交通の正しい対応やルールって学校で教えてくれるわけではなく、かといって各ご家庭の親御さんに知識があるかというと決してそうでない場合も多く、実はよく知らないコトがたくさんあると思うんですよね。
「水没してしまったときは窓ガラスを割って脱出するんだよ」と言われても、そもそも割り方が分からないとかもあるだろうし。

なので、この機会に、VRをぐるんぐるん回すのを楽しみながら、家族みなさんで交通の安全やルールを学ぶのもいいかもしれないですね。

VRで交通安全とルールをお勉強するのは、( っ・ω・)っこちらからドゾー


【動画】“わずか5分”で迫る津波から乗客を守るVR災害訓練システム(JR西日本さん)

和歌山県の海沿いを走る紀勢本線。南海トラフ地震が起きた場合、5分以内に路線が津波に襲われる可能性があると言われているそうです。
そんな紀勢本線では看板などの設備の設置、避難支援アプリの乗務員の方への配布などの災害時対策をこれまで行ってきましたが、もしものときの訓練として「電車が走っているときに災害が起きる状況」に乗務員の方が慣れることを目的として開発されたのが、地震・津波発生疑似体験VRです。

紹介ページでは、コンテンツ制作の経緯やJR西日本さんの安全への取り組みを学ぶと同時に、そのVRコンテンツの一部分を見ることができます。
なお、Web上でコンテンツは360度動画ですが、JR西日本さん内部ではコントローラーで電車の加減速なども行えて、運転している感覚がリアルに体験できるとのことです。どんなかんじなんだろう。


津波が来る前の車内を様々な角度から。
数秒後、地震によって様子が一転します。
続きはぜひ動画から確認してください。

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交通事業者各社さんで行われている安全への取り組みは公式サイトなどで見ることもできますが、どうしてもピンとこない部分もあったりするので、こうやって業務で使用されているVRを見ることができるのは、勉強になりますね。

そして、安全な運行でわたしたちの生活を支えてくれている交通事業者さんへ、改めて敬意と感謝を表したくなりました。
いつも本当にありがとうございます。

VR災害訓練システム体験は、( っ・ω・)っこちらからドゾー


【動画】アテンド付き機体工場見学(ANAさん)

アテンドの方の案内つきでANAさん機体工場見学ができる360度カメラ動画です。
コックピットの窓、機体下、エンジンなど、機体のさまざまな場所について、整備士さんとガイドさんの説明を受けながら見ることができるんです。手厚い!贅沢!素晴らしい!
リアルでも機体工場見学は行われていますが、人気のため予約が取れなかったり、遠方の方にとってはハードルが高いということで、VRコンテンツ化されたそうです。ありがたや。


アテンドのおふたりの後ろに
業務中の方が映り込んだりするのがリアル。

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機体の下を覗き込むというレア体験。VRならでは。

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「いま説明してるのはこの部分だよ!」と
場所を示してくれるのもVRならでは。

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天井高い!敷地広い!

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工場見学って初めて見るモノが多すぎてキョロキョロしてしまい、説明に追いつけなくなって「あれ、さっきなんておっしゃってたっけ?」「この機械はなにをしてるんだっけ?」となってしまうことも多いのですが、ひととおり360度カメラでキョロキョロしたあと、もう一度説明を再生すると理解が深まるような気がします。

あと、アテンドの方がしゃべっているときにキョロキョロするのって妙に罪悪感がありますね。
動画なんだから別にいいはずなのに罪悪感を覚えるのは、それだけリアルな体験だということなのかもしれないですね。

ANAさんの機体工場のVR見学は、( っ・ω・)っこちらからドゾー


まとめ

ひゃああ!おうちの中から交通を体験できるVRコンテンツってたくさんあるんですね!テンションあがりまくり!

静止画は自分のペースでお散歩や見学をするようなコンテンツ、動画は時間の流れやリアリティを重視したコンテンツが味わえて、同じVRといっても違う用途で使われていることがわかりました。
臨場感が特徴であるVR交通との親和性が高く、今後もっとコンテンツが増えるのではないかと思われるので、引き続き動向をウォッチしていきます。

個人的には、JR西日本さんの乗務員さん向けVRのように業務アプリ分野でVRの技術が生かされることを願います。


というわけで、おうちで交通系VRを体験しよう特集でした。
またお会いしましょう、ごきげんよう!

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