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おうちで中華 - 鹹鶏蘿蔔湯(鶏の塩漬け干しと大根の煮込みスープ)

上海の春節に欠かすことのできない鹹鶏(鶏の塩漬け干し)。旧暦の12月が仕込み時だから、年が明けたら僕も準備にかかるつもりだ。

咸鶏のレシピは昨年既に公開しており、最もシンプルな食べ方(蒸すだけ)も紹介しているが、作るのに躊躇している人もいるのではないだろうか。「かなり時間がかかる割に、使い道があまりなさそうだよなあ」とか。

そんなあなたに贈りたいのが、今日の料理・鹹鶏蘿蔔湯(鶏の塩漬け干しと大根の煮込みスープ)だ。なんせ鹹鶏と大根を煮込むだけで、極上のスープができあがるのである。


鹹鶏蘿蔔湯 咸鸡萝卜汤
xiánjī luóbo tāng

鹹鶏蘿蔔湯(鶏の塩漬け干しと大根の煮込みスープ)

そう、鹹鶏はスープのダシとしても使えるのだ!鹹鶏から塩気も旨味も出るので、味付けは全く不要。何もしなくても完璧なスープになる。それが染みた大根の美味しいこと!煮込む時間さえかければ、成功は約束されている。

咸鶏の香りは唯一無二のもので、この熟成香をかぐと上海生活を思い出す。スープに旨味を出し切ったかと思いきや、噛めば噛むほど旨味が出てきて、発酵が生む保存食の凄みを舌で感じることができる。

心にも身体にも染みる味、是非お試しあれ。

レシピは単体購入もできますが、マガジン「秋から冬の中華料理20選」だとレシピ1本50円未満になり、大変お得です。

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