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おうちで中華 - 漬菜粉(白菜の漬物と春雨の炒めもの)

今日は寒い季節に大活躍する炒めものをご紹介しよう。東北地方の家庭料理・漬菜粉(白菜の漬物と春雨の炒めもの)だ。酸菜炒粉条ともいう。

中国北方の冬に欠かせない食材が、酸菜(白菜の漬物)だ。冬は白菜くらいしか野菜がなかった時代は、大きな甕に巨大な白菜を何個も丸ごと放り込み、家の外の凍てつく空気の下で熟成させ、冬の間中食べていたそうだ。

中国の分厚く甘い白菜で作った酸菜は、まさしく地味な滋味。その塩気と旨味と酸味を豚肉と掛け合わせ、春雨にジュワンと吸わせる料理が漬菜粉だ。そんなの旨いに決まっているではないか。


漬菜粉 渍菜粉
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漬菜粉(白菜の漬物と春雨の炒めもの)

全体が茶色がかった出来上がりはお世辞にも見栄えがいいとは言えないが、料理とは見た目ではない。味なのだ。春雨にからまった酸菜ごとズビビとやると、むっちょりした旨味が口の中で弾けて止まらなくなる。

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「でも、酸菜がないんだけど」という方、ご安心あれ。今は通販で簡単に買える。あらかじめ千切りにしてあるものも多く、とても便利だ。それが面倒なら、日本の白菜の漬物で代用するのもありだ。

酸菜を通販で買う人は、ついでに粉条(太めの春雨)も買うといい。細い春雨でも作れるが、むちっとした粉条を使うと、一段上の美味しさになる。

尚、酸菜を自作する方は、こちらをどうぞ。

皆さんもズビズバー!っと美味しさを味わってみて欲しい。

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