おうちで中華 - 老北京京醤肉絲（北京式細切り豚肉の味噌炒め）

中国では大人気の定番料理、京醤肉絲。よく見かけるのは、甜面醤で甘辛く炒めた細切り豚肉を、白葱や香菜と共に豆皮（薄い押し豆腐）で包んで食べるタイプで、僕も４年前にレシピを書いた（分量そのうち補完します！）。

今日紹介するのは、昔、北京で食べた古式タイプ。その名も、老北京京醤肉絲（北京式細切り豚肉の味噌炒め）だ。

老北京京醤肉絲　老北京京酱肉丝
lǎoBěijīng jīngjiàng ròusī

老北京京醤肉絲（北京式細切り豚肉の味噌炒め）

甜面醤の代わりに黄醤（≒味噌）を用い、細切り豚肉と白葱を炒める。黄醤を使うことによって甘さが抑えられ、キリッとした仕上がりになるのが特徴だ。香ばしい味噌味にシャキッとした白葱の風味が効いていて、ひと食べ惚れした記憶がある。

因みに、僕が食べた店では豆皮ではなく北京ダックを包むのと同じ皮が添えられてきたが、今回は皮なしにした。僕は炭水化物にあまり思い入れがないので、肉と白葱があれば十分なのだ。

代わりに必要なのが、ビール！あるいは、白酒！ガンガン進むぜ！

一方、匂いを嗅ぎつけて「おお、これはうまそー」と寄ってきた我が子は、「これはガイファン（蓋飯＝ぶっかけ飯）にしよう」と、おもむろにご飯にのせてかっ込み始めた。

家族みんなで楽しめること、請け合いだ。