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酒徒の履歴書⑫ - 食在広州!飲茶と広東料理に浸る日々!

2007年。念願の中国駐在生活が広州で始まります。「食在広州」の言葉で世界に名を馳せる広東料理の総本山で、広東料理と飲茶にどっぷり浸ります。引っ越してすぐに確保したのは、思い立ったらすぐ飲茶できる環境でした。

怒涛篇1(三十代前半)

2007年秋。2年で終わるはずだった中国生活がまだまだ続くことになり、望外の幸運に恵まれた僕は、希望に燃えていた。この機に僕と連れは結婚し、新天地の広州で新婚生活を始めた。とはいっても、僕らの生活はこれまでと大差なく、基軸はやはり食だった。

広州での住まいは、すんなり決まった。下見した部屋と同じ建物に入っていた茶楼で飲茶をしてみたら点心が素晴らしく美味しくて、「ここに住めば毎日でもこの店で飲茶できるぞ!」と盛り上がったのだ。近所に大規模な菜市場(ローカル食料市場)があることも判明し、僕らの心は固まった。

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