![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145799309/rectangle_large_type_2_71695b2cdd982300bd45f07a4a9436d3.jpeg?width=1200)
おうちで中華 - 西湖牛肉羹(牛ひき肉のとろみスープ)
今日の料理は、西湖牛肉羹(牛ひき肉のとろみスープ)。その名の通り、西湖がある浙江省杭州市の名物料理である。
西湖牛肉羹
xīhú niúròu gēng
![](https://assets.st-note.com/img/1719797624208-pq3C9nLPFR.jpg?width=1200)
牛ひき肉のほか、小さめの賽の目切りにした豆腐や刻んだ椎茸を軽く煮て、卵白と香菜を散らした、香り高く色鮮やかなスープだ。「羹」とは「とろみをつけたスープ」のことなので、しっかりととろみをつける。
煮る時間は5分もないが、椎茸と牛肉から優しい旨みが出る。ミチミチ牛肉、柔らか豆腐、ふわふわ卵と食感も楽しく、食べ応え十分だ。
料理名は、スープの見た目を西湖のさざなみに例えたところから来ているとも言われる。
元々は、北宋が金に華北を奪われて南遷した際、河南の胡辣湯(胡椒の辛味が効いたスープ)が杭州へ伝わったものという説もあるが、この種の話はどこまで本当なのかよくわからない。あっさりした見た目の割に、胡椒が効いていることが多いのは、そういう理由かもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1719797592626-1gglrRytuu.jpg?width=1200)
とろみがついていて、胡椒が効いているので、身体がしっかり温まる。素材に季節性はあまりないので年中作れるが、暑い今の時期、こういう料理を食べてしっかり汗をかくというのも、健康的な涼の取り方ではなかろうか。
ここから先は
783字
/
1画像
この記事のみ
¥
300
よろしければサポートをお願いします!頂いたサポートは食材と酒徒のやる気に姿を変え、新たなレシピとなって皆さまに還元される寸法です。